湖畔のゲーム会(メンバー紹介とプレイレポート)         
    ゲーム会のゲームリストはこちら

主なメンバーの紹介(別ページにて紹介しています)

 管理人とその仲間達が時間のあるときに集まって遊ぶという程度のものです。
 それほど詳しいレポートではありませんが、なんとなくゲームの雰囲気が伝わって、これから遊ぼうと考えている人の参考になればうれしいなと思っています。(最近のゲームレポートは、他所でのゲームを含めて「ゲーム日記」と、別のブログ《和邇乃児之庭》にて簡易バージョンで公開することが多くなっています。ブログの方はブログメインページから、Diaryを選択し、カテゴリーの「ゲーム一般」をクリックすると、ゲーム関連の記事を見ることができます。)

ゲームレポート



2007年8月25日  2007.12.31 up
 新たな参加者プロトンさんを得てまたちょっと女性率が上がりつつある湖畔のゲーム会であります。
 りんさん、ギダちゃん、私が3人三様で過ごしているところにプロトンさん登場、
 誰が家の主人かわからなくて戸惑っているのが可笑しい。
 「いやもう、みなさんが自宅級にくつろいでいらっしゃるもんだから・・・」って。

 まず、つかみは「テンプテーション」。(上写真左)
 りんさん・でこねぇ夫妻、プロトンさん、ギダちゃん、私の5人。
 5個のさいころを振る、ボードの各列一番左にある目が出れば、それを置く、続けて残りを振ってさらに置いてもかまいません。得点になるのは列の一番右にダイスを置いた瞬間だけ。列の右側にある数字が獲得できる点数です。簡単な課題は低く、先が長い課題は高い点数が設定されてます。
 中途半端に置くのは他のプレイヤーを利するだけですし、置けば置くほど自分の持ちダイスは減っていくので危険なんですが、でもあまりにチキンなプレイでは、鬼振りを見せるプレイヤーに先を越されて何も出来ずに終わるかもしれません。黒い列はマイナスポイントですので、置けるなら置かなければならないというルールにより、ひどい目にあうこともしばしば。
 およそそんな感じのゲームです。

 結果はあまり無理はせずに漁夫の利作戦が的中のりんさんが勝利。無理してくれる人の下家が有利なゲームでございます。

 続いて、もしかしたらアメリカ・ナイヤガラの世界大会までいけるかもしれないウィザード・カードゲーム。主催の潟Wーピーの単位大会認定ゲームとして開催。ここからFUJIが参加で6人。
 ブログの方でも結果は掲載していますが、ここは私が勝って近畿大会本戦出場を確定。その後の顛末は別ページでまとめる予定です。

 そのあと、でこねぇを除く5人で定番6ニムトをお試し2ゲームだけ。貫禄をみせて私の勝ち。

 続いて写真上の右、ヘックメックを6人で。熾烈なタイルの奪い合いを制したのは、1戦目ギダちゃん、2戦目プロトンさん。
 この日5つ目は、でこねぇの対ドイゲー初心者推薦ゲーム、マウアーを同じ6人で。
 確かにこのゲームって、いろんな要素(手順上の戦略、かけひき、読み、記憶)が軽めに入っていて対人ゲームの面白さを最初に実感するのに良いゲームかもしれませんね。今や新たに入手するのは難しいのが欠点でしょうか。
 ゲーム的にはなんといっても「空握り」の勝負が熱いです。勝負の方はギダちゃんとFUJIがそつなく確実に手駒を減らして同時あがりでトップでした。

 ここで、そのギダちゃんとFUJIは帰宅。残った4人で続きです。

 4人ならこれってことで、またまた定番の「ラミーキューブ」。実はそれほど得意なゲームではないのですが、この時は引きに恵まれて勝利。そのあと、夕食の用意に家主二人がたったところで、私とプロトンさんで「クオルト」「ガイスター」と私が好きな二人ゲームを連続プレイ。

 なんと二つとも私が負けてしまいました。初めてとは思えないゲームセンス。おそるべしプロトンさん。これで、次回から正式メンバーですのでよろしく。(笑)

 夕食後、再び4人でウボンゴ。これも初心者が入った時にここでは必ず出てくるゲームです。ここでもプロトンさんはまったくハンディは必要としない好プレイ。トップは5個でりんさんに奪われたものの、他の3人は4個獲得でその他の宝石数差の勝負。プロトンさんが2位、でこねぇ3位、私最下位でした。

 ここでプロトンさんもご帰宅。残った3人で遊んだのが「テーベの東」。写真下左右。
 うーん、このゲームねぇ。この年もっとも評価の分かれたボードゲームだったんじゃないかなぁ。(評価のわかれたカードゲームの方はヤギ戦争かな)

 結果の方はりんさんトップ、でこねぇ、私の順。
 負けた時は、次はこうして勝ってやるぞ〜、って意欲が湧いたりするものですが、この時の私の印象は、「結局引きゲーなのね。」って感じでリプレイ意欲はわかず。
 「引きゲー」の一言でゲームを批判するのは適切でないのは承知しているので、この納得いかなさ具合をどう表現したらよいものかとおもっていたら、「実録:食卓遊戯密着大本営発表廿四時」にてSAWADAさんがその気持ちを代弁してくれておりました。

 ただし、これが面白いという意見も判らなくはありません。ようするに運という「見えざるもの」に対する悟り具合の違いかなと。
 私はまだ悟りきれてないのですよ、たぶん。 

 というところで、この日はおひらき。実はこれが2007年の湖畔のゲーム会最終になってしまいました。来年はもう少し回数増やしてやりたいですね。

2007年4月30日  2007.10.27 up
 みな蔵、もっちゃんが家族を連れての参加。毎度ながら、りんさんでこねぇさん「ゲームハウス」にて。
 写真も無いので(ケイタイのカメラで撮ったのは撮ったのだけど、写りがイマイチで不採用)、やったゲームと簡単なレポと感想のみ。

 1.タルバ(りんさん、でこねぇさん、わにのこの3人)
 いいゲームですねぇ。置き場所を間違うと後あと苦しくなります。自分の利を優先するか、誰かの邪魔をするかのバランスも難しい。今回は神殿を建てる位置を間違ったようです。自分で集落をうまく分割できなくなって、ダメダメな結果。りんさんの勝ち。

 2.バンジー(わにのこ、FUJI、みな蔵、もっちゃん夫妻の5人)
 すごく軽く遊べるカードゲーム。もっちゃんの旦那さんはおそらくこういうゲームは初めて、したがってある程度接待プレイが必要なところかもしれませんが、私の引きが良すぎたようです。6回中4回バンジー。そのうち1回は1周目でコール。できすぎで圧勝。だめじゃん。

 3.テレパス会議(7人?)
 やっぱり面白いですよ。これ。
 ゲーマー的プレイをしない方が楽しいかも。

 4.マジカル・アスリート(5人)
 この時は商人とアマゾンが強かったですね。でも、キャラクターの相性が大きいので、いつもこいつらが強いとは限りません。そこが面白い。りんさんトップ。

 5.陰謀(4人)
 40、38、17、14と大きく点数差がつきました。ここもりんさんトップ。私は引きも置きもことごとく裏目。こうなるとつらいです。 

 6.二回目のバンジー(4人)
 こんどはFUJIが4回バンジートップで圧勝。私は一転して最下位。今日は極端な結果でしたね。

2007年2月10日  2007.3.21 up
 例によって、りんさん・でこねぇゲームハウスにて、「わにのこ」と「FUJI」がおじゃましてこじんまりと湖畔のゲーム会。

 今回も簡易レポにて。


 左:「マンチキン日本語版」
 TRPGを笑い飛ばすパロディーゲーム。
 とはいっても、TRPG自体をやらないのでよくは解らないんですが、雰囲気は伝わります。
 まずはレベルの低いキャラクタから初めて、特殊カードの力も借りながらレベルにあったモンスターを倒してレベルを上げていく。強いモンスターに出会ったら逃亡にかける。装備カードでパワーアップも可能だし、装備を売ってレベルを上げることも可能です。そうやって、とにかく先にレベルを10に上げた人の勝ち。
 ただし、他のプレイヤーは酷い邪魔をしかけてきます。勝てるはずのモンスターの力が突然上がったり、新しいモンスターが助っ人に入ったりと、とんでもない事が起こります。
 カードの名前がとにかくユニークです。でも、それもTRPGを知らないと、ユニークってだけで終わるんですけどね。

 中:「SLIPE」
 二人用のアブストラクト。自分の色のコマを、盤面の端か他のコマにぶつかるところまで動かす。途中で止めることはできないルール。交互に手番を行い、マーク付の自分のコマを盤面中央で止める事が出来れば勝ち。
 慎重に守りばかりを考えていると、たぶんエンドレスです。攻めにいかないと面白くありません。
 で、この種のゲームの未熟練者同士ではありがちなんですが、決着はあっけないです。勝ったつもりの手順を着々と実施中、相手の動き方に見逃しがあって逆にやられちゃいました。

 右:「バベルの塔」

 買ったのはいいけど未プレイだったゲームの一つ。ようやく消化できました。

 手番がきたら、世界の七不思議のうちどこかを選び、その場所に残っているどのチップを取りに行くかを宣言します。チップを取るには同色のカードが、チップに書かれた数字分必要ですが、多くの場合自分の手札だけでは足りません。そこで、他プレイヤーの助けを借ります。他プレイヤーはそれぞれまずは伏せてカードを何枚か提示します。全員が出したらカードオープン。手番プレイヤーは、任意のプレイヤーの出した同色カードと不足があればその分を自分の手札から足してチップを獲得します。各プレイヤーは、貢献したカード枚数に応じて、自分のコマをその場所に置きます。全てのチップが取られたとき、このコマの個数が一番多い人に大きな点数が入ります、2位および、3位以下にも点数が入りますが、一位に比べるとかなり少なくなります。
 なお、このコマによる点数は、後から完成するものほど高くなるように設定されています。ゲームエンド時、同色のチップを多く獲得しているほど、大きな点数が入ります。
 できるだけ同色のチップを集めてエンドボーナスをかせぐことを目指す一方。七不思議の完成時の得点も着実に入れていく、という感じ。他プレイヤーへの協力を提示する際、手番プレイヤーに替わってチップを獲得できるカードを出す事もできます。そのかわりに、貢献した枚数分コマを置く権利を手番者に譲渡します。
 チップによる点が有利か、その場の完成点を得るのが有利か、相手より有利に抜け目無く立ち回る事が求められます。クニツィアらしいギリギリのバランスです。

 かなりうまい回りで、トップ獲得。こういうゲームでトップはかなり満足感がありますね。

 大きな数字のチップを狙って、他プレイヤーのあと1枚を期待してたら、誰もその色を出していなかった時のショックは甚大です。


 左:「カイロ」
 ここでアクションゲームを一つ。サイコロの目に従って川を上ったり下ったり、止ったところで、自分のキューブを船に乗せ、指定された指ではじいて数字の書かれた枠内に入れば点数が入ります。

 こういう小技が生きるゲームは超得意種目なので、点数表示盤をはみ出す勢いのダントツ勝利、いただきました。

 右:「サンクトペテルスブルグ」
 はじめてやった時はそれほどでもなかったんですが、何度かプレイするうちにオモシロさが増してくるゲームです。この時はあと一人貴族が増えればトップというところでしたが残念ながら二位。

 この日は、この後  「ことば博士」をやって私は終了。FUJIは残っていくつか遊んだようですが、そちらはリンさんのブログの方を参照くださいませ。

 まだ未プレイ品がいくつか残ってますので、そいつらを消化するためのゲーム会も是非近々やりたいものです。 

2007年1月6日  2007.1.28 up
 前の日付は昨年4月かぁ・・・。

 今回は、湖畔のゲーム会とは言えるかどうか?
 わにのこ一家がりんさん・でこねぇゲームハウスにお邪魔してのゲーム三昧。嫁さんは2Fでコミック漬けのようでしたが・・・。

 遊んだゲームを全て記録していなかったので、写真の残っているのを中心に覚えている奴だけご紹介。


 左:「傾いてる 傾いてるよ オイ!」
 積荷を積んでから、3箇所あるネジの中からサイコロで指定されたものを一周回す。回した分だけそこが高くなるんですね。で、出目が偏るとどんどん傾いてきて・・・。って感じ。
 どの色を回しても良いという目もあるため、その時にバランスをとるように回すか、あえて傾くように回すか、積荷の状況で考えましょう。

 傾きが原因で崩れるより、回す時の揺れとか、不用意な操作で崩れる事の方が多かったのがちょっと残念でした。

 真ん中:「ドクター・シュリュッセルバルト」
 Zoch社の「手探り系」ゲーム。最初中央にいるドクターのコマを、自分が目指す色の薬ビンのある部屋に自力で移動できたらカードをもらえます。4枚集めたら勝ち。
 この「部屋移動」に際して「手探りゲーム」を行います。
 袋の中に入った様々な形の微妙に異なる鍵の中から、手探りで一つ選び出し、それがボードに描かれている隣の部屋に移るための鍵の形と一致していれば移動可能。隣の部屋というのは常に複数あり、それぞれ鍵の形は異なっていますので、他のプレイヤーは違う部屋へ行きたがっているかもしれません。(目的カードは非公開)
 鍵の取り出し・提示は早い者勝ち。でも、あせって違う形のやつを取り出したら、その回はおてつきでお休みです。

 鍵の数は結構たくさんあるので、なかなか目的のものに行き当たりません。それだけに他の人より早く正しい鍵を取り出せた時は嬉しいものです。
 取り出した鍵をそのまま袋の外に出したままにしちゃうことがあります。いくら袋の中を探しても出てきません。あったりまえじゃん。要注意。

 右:「くるりんモグラ」
 地上に出ている部分と地中に潜っている部分にそれぞれ色の違うモグラが組み合わさったコマを、必ず3個クルリンと裏返し、3個目を裏返した時点で、指定されたカードの状態に出来ればそのカードを獲得というゲーム。写真は、一番右のカード、黄色二個、赤一個、黒二個の状態を完成した状態。記憶系の側面が大きいのですが、「モグラコマは全て異なる色の組み合わせからなる」って事を理解すれば、記憶の一部を論理で置き換えられます。

 自分の手番が回ってきた段階で、どのようにやっても完成は出来ない、というケースもままあります。どうせ出来ないなら、「敵塩」にならないように注意して動かしたいところですが、たいがい間違います。

 左:「エルフェンランド」
 有名なゲームです。プレイヤーはエルフとなってファンタジーの世界で旅をします。
 街から街へ、いろいろな乗り物にのって移動をし、4ラウンドの間に出来るだけたくさんの街を訪れた人が勝ちです。移動ルートの確保は、通りたい道に移動手段を決めるチップを置く事で行い。その後それに対応したカードを使う事で実際に旅をします。
 この移動手段というのが、ユニコーンや、トロールワゴン、さらには魔法の雲やら、定番のドラゴンと、まさしくファンタジーの世界。
 ユニコーンは人間にその姿を見られてはいけないため、平原など人の多く住むゾーンは移動不可能など、ゲームシステムに物語りがちゃんとかみ合っているのがアラン・ムーンの素敵なところ。
 一筆書きでうまくルートを確保するという点だけならソロプレイ感の強いゲームになってしまいますが、他人が置いた移動手段も使えるってところで、プレイヤー間のからみのある良いゲームになっています。さすがゲーム大賞受賞作。

 右:「クロンダイク」
 ルールはこのページのずーっと下の方、2005年7月31日の記事にあるので、そちらを参照ください。今回も賭けのところで随分激しいやり取りが発生しておりました。

 他にも、ブロックス・トライゴン、ラストゲームとしての定番「そっとおやすみ」、なんかを遊んでいます。(他にも一つ二つあったような無かったような・・・)

 次は2月になんとか一回はと考えてますが、どうなることやら。

  2006年4月9日  2006.4.22 up
 黄砂で空が曇った日の翌日、またしても「りんさん・でこねぇさん」宅にて。

 わにのこ、身重のみな蔵、ずいぶん久しぶりのマリマリとダンダン夫妻が子連れで参加。

 はじめは、おてばんでいつもお世話になっている千石さん作のゲーム、「百科審議官」から。

 今年のゲームマーケットで出展され、2006新作評価アンケート結果で最高位の評価を得た作品です。
 実は、ゲムマに先立って、みっしー邸にてテストプレイに加わったので、私はこれが2度目のプレイ。ルールは若干修正されていました。

 それぞれにまず、自分の定義を決めて、その後いろんな単語がそれらの定義のどれに該当するかを当てていくゲーム。3人限定。みな蔵、りんさん、わにのこで。

 みな蔵の定義は割りと早い段階で解ったんです。
 「自分で買ったもの」と推定。(実はこの1ヶ月で買ったものだった。)
 そんなん知らんがな。って感じの定義で、ちょい反則気味ですが、うちわの会なのでそれもご愛嬌。

 りんさんの定義(性別により違いがあるもの)は実は最後まで解らなかったのですが、それでも「既に正解となっているものと似たような単語を書く作戦」で、勝負には勝ってしまいました。この作戦がかなり有効なところが、ゲームとしては課題かもしれません。っちゅうか、そんな風に勝ちにいってはいけないということか?。

 なお、私の定義は単純で、「外来語」、でした。

 その後、でこねぇさんリクエストの「ハチエンダ」をプレイ。 おてばんで一度やって、「これは良い。」と即発注。それ以来なので、これも遊ぶのは2度目です。

 私以外(でこねぇ、みな蔵、マリマリ、ダンダン)は初プレイなので今回も対称形のマップで遊びました。

 いろいろな戦略があり得るんですが、前回の経験では家畜タイルばかり延ばすのはあまり賢明ではなく、どちらかというと土地タイルを大きく伸ばすほうが総合点は高くなる傾向を感じていました。

 にもかかわらず、今回の私の戦略は超分散作戦。
 写真はまだ序盤の様子ですが、青は既に5つの市場と接続しています。これが私。

 土地は3タイル以上繋がらないと得点にならないのですが、手前右以外の起点は全て1タイルのみから動物でつなぐ形。
 土地点はタイル数×2なので、これを失うことはかなり損失ではあるのですが、それを上回る市場接続点を稼ごうという目論見。

 さて結果や如何に。

ハチエンダ でこねぇの緑は左上から、マリマリの赤は右上からスタートし、左下にも
飛んで来る。黄色みな蔵と黒ダンダンは左下で序盤から争うが、みな蔵
が押さえ込まれ早くも苦しい雰囲気である。私は初めから4箇所に分散し、
最初はとにかく市場への連結だけを狙う。
私としては、中央の外側二箇所の市場をガードするかどうかが判断の分か
れ目、できれば守りより、内側にまだ残っている市場への接続を優先させた
いところである。当面の敵はでこねぇと想定し、手持ちカードから類推し、
余裕をかます。
家畜カードは1枚、市場への接続にはあと3タイル必要だから、平原タイル
を1枚は持っていても、まだこの手番では接続はできないはず。・・・・と思っ
たら、平原、平原、牛・・・って、平原カードは少ないんじゃなかったっけ。
さっきも平原カード使ってたじゃないですか?

どうもこの平原カードの偏りにやられた感があり、土地タイルを延ばした
でこねぇ優勝。結局8つの市場につなげた私は及ばず2位。
でも、この作戦も面白かった。
1位:
でこねぇ
  93
2位:
わにのこ
  87
3位:マリマリ
  64
4位:ダンダン
  63
5位:みな蔵
  46


 いやいや、やっぱり面白いですねぇ、これ。またやりましょう。次は裏面の非対称ボードで。

 途中から合流した我が家の子供達も参加して、大人達が遊んでいる横でいろいろ楽しげなゲームが遊ばれていました。
 またもりんさんにおまかせ状態。いやはや、いつもすいませんねぇ。

 子供達が遊んでいたのは、「アメちゃん工房」、「ピッチカー」、「ブロックス」、「カタン」など。アメちゃん工房は盛り上がってましたねぇ。「ちゃう、ちゃう、あかん、そっち違うて・・・」、大声張り上げてました、我が家のおぼっちゃん達。
 ジョーコ・デル・モンドでも絶賛されてたし、今度は大人同士で遊んでみましょう。

 大人軍団は久々参加の二人のためにお勧め定番ゲームをご紹介。
 まずは「ダイアモンド」。ハチエンダの5人と同メンバーでやりましたが、ここはマリマリ、ダンダン、夫婦の1,2フィニッシュ。

 続いて「Ubongo!」。でこねぇが抜けて残り4人で。
 これはなかなかいい勝負。最多の宝石数は同点で、2番目、3番目、4番目の比較になってマリマリがトップ。、わにのこ、ダンダン、みな蔵の順位。

 さて、最後に短い時間で出来る奴をということで、「フェットナップ」を。
 手札に3枚数字カード。この数字カードは0〜9の種類がある。
 それとは別に1枚の島カード(これにも数字が書いてあるが、こちらは10から30まで各1枚)を各自受け取り、最初だけみんなに見せて、あとは手札の中に入れ、それ以降はこの数字が他人にとっての地雷になる。 

 場に1枚数字カードを出し、これに手札から1枚カードを出して、前の数字に出した分を足し、その数字をコール。次の人も同様。毎回1枚引くので、数字カードは常に3枚。
 足し算の結果他プレイヤーがコールした数字と同じ数の書かれた島カードを持っていれば、それを見せてアウトを宣言します。そうすると、コールした人がフェットナップカードを受け取ります。これを4枚とってしまったらゲームエンド。フェットナップカードを受け取った枚数が一番少ない人が勝ち。

 最初の数枚だけなら覚えるのも簡単なんですがね、そうはいかんのです。
 数字の合計が30を越えたら次はカウントダウンになり、その時島カードが1枚追加されます。これもその瞬間だけオープンにされ、その後は30を越えたカードを出した人の手の中へ。
 カウントダウンして10を下回った時も同様。
 こうしてアウトになる数字がどんどん増えていく。
 ただし、自分が持っている島カードの数字は安全地帯なので、これをうまく踏みながら危機回避していく。逆に言えば、他人がコールした数字も、安全とは言えないのだ。

 結構話題になったカードゲームだが、今回のプレイでは結構みんな、ちゃんと覚えていて、ほぼカードの引きと、島カードの受け取れる周りになっているかどうかによって決まった感じである。(したがって、人数依存がありそう。)
 序盤、10台の数に偏ったことで、覚えやすかった事もあったが、世間の評価ほどには盛り上がらなかったのは確か。

 1位:ダンダン 1枚、 2位:みな蔵・わにのこ 同点2枚、 4位:マリマリ 4枚

 以上で春の湖畔のゲーム会は終了。次はまた、GWかその前後にでも。

2006年2月25日  2006.3.4 up
 また、久しぶりになってしまった湖畔のゲーム会。りんさん・でこねぇさん宅に、ギダちゃんとわにのこ一家がお邪魔いたしました。

 最初は見るだけのつもりだった「3Dカタン」ですが、せっかく広げたんなら、やってみようか。どうせやるなら未プレイの拡張で、3Dコマが対応している「騎士カタン」を、ということに。

 写真の通り、3Dですよ。立体ですよ。ちっさな羊がおりますですよ。山に数字チップが乗りにくいですよ。赤の道は蛭(ヒル)みたいですよ。
 バーバリアン攻めて来るですよ。騎士はまだ活性化してないですよ。あぁ〜、襲われたぁ。

 というような感じで始まりました。
普通のカタンと最も大きく違うのがこのバーバリアンルール。3つめのサイコロの出目で黒船(これがまた半分はこの目だ!)が出ると、カタン島に向かって敵が攻めてくるんです。で、各プレイヤーは騎士を雇い(もちろんコストを支払ってですよ)、さらにこの騎士を活性化させないと、防衛できません。防衛に失敗すると、都市が一つ町に格下げ。本来、防衛力の最下位プレイヤーのみの罰則(つまり防衛にもっとも消極的だった罰)なんですが、同点なら全員が対象になります。

騎士
 カタン
 (3D)
最初、麦の目が出ずに誰も活性化できないうちに、黒船マークばかり連発し、
全員の都市(このルールでは最初1つが都市から始まります)が格下げ。
ゲームのスピードが一気にダウン。「ほぇ〜」。
その後は、騎士力が上がった私とギダちゃんのおかげで平和は保たれます。
出目の偏り(私の土地が無い5がやたら出る。2:1港が機能するために必要な
6が全くでない)に泣かされる私。6はギダちゃんの鉄の目でもあるので、どうも
皆リズムに乗れない。(交渉すればいいようなもんですが、騎士に鉄が必要な
ため、不足資源はみんな共通な感じがあります。
それでもなんとか都市が増え始め、それに伴い強力になるバーバリアン。対抗
に騎士を強化する各プレイヤー。新しい要素である加工品を使ってめくられる
開発ノートを使い、ついに金の騎士を雇う私。
「静香ちゃん降臨!!」とか言いながら。(ちょうど、荒川さんの金メダル獲得の
直後でした。)

最後は、でこねぇさんが持っていた最長路をギダちゃんが奪って、隠し持っていた
1点カードをあわせて13点。長かったゲームが終了。
1位:
ギダちゃん
   13
2位:
わにのこ
   8
3位:
でこねぇ
   6


 開発ノートはあまり機能しなかった。あまりに黒船マークが出すぎというのも理由だったかもしれないが、そうでなくても、開発ノートの3枚目、4枚目がめくられるほどターンが進んでいると、他の要素で十分点が伸びていると思います。

 そうすると、いったいメトロポリスなんて建つことは有り得るんだろうか・・・と。

 また、騎士の移動とか戦闘もルール上殆ど起こり得無いような気がしますし、どうもルールにはあるけど殆ど機能しないというものが多いような気がしました。

 さて、3人でカタンの最中、りんさんはどうしてたかというと、なんとたけちゃんのお相手をしてくださっていました。

 最初は「シンペイ」、次は「ラミーキューブ」、そして、なんと「ルーンバウンド」(上写真左)。ルーンバウンドは、2時ごろからはじめて、夕食前までずっとやってました。結局、二人ともミッション成功できず、敵にやられちゃったらしいです。

 夕食のあと、ギダちゃんとわにのこ親子(わにのこ、まーくん、たけちゃん)で「魔界のコックさん」(上写真右)です。既に遊んだ事のあるりんさん、でこねぇさんは観戦。観戦でも過剰にびっくりするでこねぇさんでした。

 何にびっくりするかというと、そのギミック。ボード中央に鎮座する魔界の釜から飛び出す魔王がね、いい味出してるんですよ。
 自分と相手のコックさんが同じマスに入ったら戦いが始まるんです。仕掛けたほうからまず1回、次は相手が2回、次は3回、4回と、だんだんボタンを押す回数を増やしていきます。いつ出てくるかわからない仕組みなんですが、突然
 「ポコッ」
 ってね。「こるぁ〜」って感じ。何に怒ってるのかは謎。
 1回押して出てくる事もあれば、10回押しても出てこない事もある。

 なんといってもこのゲーム、戦わなきゃ面白くない。ボタン押してなんぼ。

 戦いまくりましたですよ。殆ど勝ちましたですよ。なぜかやたらと強い私。
 でも終盤。ゴールすれば勝ちっていう状態のコマをそのまま置いて、盛り上げのためのブラフをかましてたら、最後だけはあっさりそれを奪われてギダちゃんゴール。

 「あはは。」でも、まあいいや。楽しかったから。(ギダちゃん1位、他順位忘れた。)

 ギダちゃんが先に帰った後、残りの面々で「12星座ゲーム」。
 実際の星座のボードが12枚。星の位置に自分の数字コマを置いていきます。大きな数字もあれば小さな数字もある。隣の数字を倍にする効果のコマ二つ。逆に隣のコマを取り除く効果のコマが一つ。大きな星のマークのところには裏向けに置けます。他はオープンで。

 各ボード、全てコマで埋まったら決算です。裏向けゴマを表返し、各色の点を合計します。除去、2倍の処理をしますが、除去が隣あっていると相殺して効果がなくなります。点の高い人がボードに書かれたトップの点数をもらい、2位の人も2位点をもらう。他の人は、自分の残ったコマの数だけ点を1位の人からもらう。ここがミソ。

 誰が何を置いて勝負に出てるかを読み、除去と2倍のコマをうまく使います。場合によっては2位狙いが正しいことも。

 ちゃんと考えないで良く分からない動きをする「たけちゃん」にみんな混乱する中、なぜかまーくんが圧勝。

 1位:まーくん 41点。 2位:でこねぇ 32点、 3位:りんさん 31点、 4位:わにのこ 27点、 5位:たけちゃん 26点

 最後は、子供達とやるときの定番になりつつある、「そっとおやすみ」。別名「おねむちゃん」。

 みんなが本当に眠くなったころにやるのもまた恒例です。

 すごい事が起こりました。終盤、5回か6回、連続でたけちゃんが配牌で完成。で、配り役だった負け続けのでこねぇさんがおねむちゃんカードをもらい続け、取りも取ったりなんと10枚。いや、これ、とっちゃダメな奴ですからね、一応説明しときますけど。

 しかも最後は、ジョーカー無しでの配牌そろい。これはわりと珍しいです。
 たけちゃん0枚で圧勝。私、まーくん、りんさんがそれぞれ1枚で同点2着。で、あと一人が写真の状態・・・と。

 いやいや。今日もまた遅くまですいませんでした。またよろしくです。

 この間、ずっと2階で、コミックス三昧だったわにのこ嫁がふらふらで降りてきます。やりすぎやろ、それ。

2005年11月5日  2005.12.18 up
 前回体調不良で参加できなかったギダちゃんが参加してのゲーム会は、「久々にプエルトリコを遊ぼう」がメインテーマ。(ちがうか?)
 前回軽いゲームメインの会だったので、今回はゲーマーズゲームもやりましょうっていう趣旨でございます。

 朝から集合で、いきなりその「プ」からスタート。

 カードではなく、ボードゲームとしては、当ゲーム会では最もプレイ回数の多いゲームかもしれません。(UBONGOが猛追中)
 しかしそれも購入当初の話で、最近はまったくお蔵入り状態でございました。周囲でも、お手軽さからサンファンに流れがちって声もききます。でも、やっぱり本家、面白いですよぉ。

 簡潔なルール説明が難しいゲームです。ゲームのモチーフだけ簡単に言えば「原料栽培地(コーヒー畑とか砂糖きび畑とか)を開拓し、原料を加工する工場を建て、出来た製品を出荷することでポイントを得るゲーム。」ということになります。

 建物を建てるにはお金が必要ですが、これは一旦生産した商品を船積み・出荷せずに、陸上で商人に売り払う事で得られます。他にも、金鉱堀をやったり、特殊な建物の効果でもお金が手に入ります。
 また、原料栽培地でも、工場でも、人が配置されていないと機能しません。

 ゲームシステムの説明をしだすともう収拾がつかなくなりそうなので、詳しい話は省略しますが、上述のようにプランテーション、工場やその他特殊な効果を持つ建物、人、商品、お金、そして勝利ポイント、と、多くの要素がゲーム中に存在し、一見何をどうやっていいか理解するのが随分大変に感じられます。
 でも一度やってみると、それほど混乱する事は無いはずです。原料確保の手段と加工の手段、それらに人を配して、生産して出荷、という実社会の仕組みに準じた一連の流れが、ゲームのシステムとちゃんとかみ合っているのですね。ある程度慣れれば、明らかに自分より他者に有利という選択を除外できるようになるので、思ったほど行動の選択肢も多いわけではない事に気付くはずです。
 生産工場以外の建物の効果について一通り理解する必要がある点で、最初のハードルはちょいと高いかもしれませんが、それも一度体験すれば、いろいろなコンボ(効果の組み合わせによる有利な動き)を試したくなってくるに違いありません。

 余った製品はお流れになってしまう(我々は腐ると表現しています)点、船に詰め込める数の制限、売れる商品の制限など、随所にジレンマの種が仕込まれています。ポイントは出荷だけでなく、建物自体でも得られますので、お金を稼いでどんどん建てるというのも戦略です。さて、あなたは生産・出荷の労働タイプか、売却・建築の商人タイプか、どちらがお好みでしょうか?

プエル
 トリコ
採石場を有効に使い、序盤でコーヒー工場を建てるりんさん。
コーヒーは商店での販売が高値で、さらに市場の効果も使えばお金ざくざく。
通常はどちらかというとお金がなくて困るゲームなんですが・・・。私は大量生産
大量出荷狙い。ただし、倉庫は建てない冒険型。大量に腐る展開に陥らない
ように役割選択を考えます。
私:「うーん、今なら生産しても大丈夫だよなぁ。」 ギダちゃん:「そうですね。」
で新しいラウンド突入でいきなり船長を選ぶギダちゃん。
「え、そうきたか。」自分の益より、私の邪魔を選びよった。
船に置き場がなく、ギダちゃん自身のものも含め大量 に腐る商品たち。
私:「さっき、そうですねって・・・。」
ギダちゃん:「口車の弥七です。」
「ひでぶ」

お金に困らないりんさんが建てた大きな工場の空きマス等の為、序盤市長フェイズ
後の新たな入植で大量の人員が補充。ギダちゃんと私の宿屋効果も重なって、
人のストックの減りが著しい。思ったより早く終わりそう。
あわてて特殊建物を建てにかかる各プレイヤー。
でもりんさんは結局人が入らないまま人員切れで終了してしまい、残念。
最終ターンでこねぇさんのプレイに助けられて私の勝ち。そこで私の邪魔をする
ような選択をしていれば、ギダちゃんと同点どまりでしたね。
1位:
わにのこ
   50
2位:
ギダちゃん
   47
3位:
でこねぇ
   33
4位:
りんさん
   30


 いやぁ、やっぱり面白いでしょ、これは。
 でこねぇさんは久々で勘を取り戻せなかった様子。
 りんさんは実は初プレイだったりする。「意外とお金が回ったので、ストレスがなかった。」というような感想でしたね。でも、それ、レアケースです。

 さて、お次は「サンクトペテルスブルグ」、世間で比較的高評価だった一品なので前からやってみたいと思いながら未プレイだったものです。もちろんギダちゃんも初プレイ。

 手順がはっきりしていて、多要素のゲームにありがちな「何をしてよいのか解らない」という事態にはなりません。とはいえ、何をするのが一番かは解らない。(当たり前。解ったら常に勝てるっちゅうこっちゃ・・・)

 初期資金を使って、その後お金を生み出してくれる職人を雇い、増えた資金で点数のもとになる建物を建てたり、貴族をかこったり、そんなこんなを繰り返して一番たくさん点数を稼いだ人が勝ち。(どえらい大雑把な説明だ。)

 購入対象になるカードは常に最高8枚まで、売れ残ると下段に落ちてコストが1だけ安くなる。
 また同じカードを買うコストも1づつ下がる。このルールがなんとなく微妙。

  建物は直接的に点数を生み出し、高コストのものほど高い点になる。これに対し、貴族には少しだがお金のもとになったり、点数のもとになったり、あるいは両方生み出すものもいるのだが、その効果自体はコストの割りにはあまり高くない。貴族は種類をたくさん集めるほど最後に高い点数が得られる仕組みである。

  
サンクト
ペテルス
ブルグ
スタート直後、全力で職人カードを買うりんさん。
とりあえず1枚は買う、私とでこねぇさん。様子見で動かずのギダちゃん。
殆どこの段階で順位が決まった感あり。
早い段階の職人ほど繰り返しお金を生み出して効果的なわけで、
序盤は職人買いが圧倒的に正しい選択ですよね。
なにしろ、お金がないと何も出来ませんから。

結局、常に豊富な資金に物をいわせたりんさん圧勝。
途中で、この仕組みに気付いた私も職人カードの追加購入などで対応を試みるも、
時既に遅し。でこねぇさんは貴族ポイントで巻き返そうとがんばりますが、肝心の所
で、人物の拡張を引けず、点が伸びません。もっと前に手札として持っておけば
よかったのですが、始まった時には手札に持つ意味なんてあるのかと思いました
からねぇ。
基本は分かったので、もう一度はやっておきたい。
1位:
りんさん
   60
2位:
でこねぇ
   48
2位同:
わにのこ
   48
4位:
ギダちゃん
   41


 序盤で差がついてしまったので、楽な逃げ切りを許してしまいましたが、均衡していれば手番での選択はかなり悩みそうです。
 今回はその感覚を得るまでに至らなかったので、評価は保留しておきましょう。

 ちなみにサンクトペテルスブルグは英語読みするとセントピータースバーグ。フロリダのこの町は四国の高松と姉妹都市です。

 さて、ここでちょっと一息。軽めの奴を入れましょうか。ということで「ラミーキューブ」を。
 場に出た数字タイルを自由に組み替えて上がりを目指す、複雑化したセブンブリッジ。

 詳細は省略。結果は、ギダちゃんが初プレイにもかかわらずアッサリ勝利。
 まあ、フリー雀荘での怪しげなオヤジ相手の麻雀に比べれば、ほんのお遊びって感じでしょうか・・・。

 次は、購入後長らく未プレイのまま放置されていた懸案のゲーム。モルゲンランド(Alagin's Dragons)
 

 様々な形と色の宝物がじゃらじゃらと、コアなボドゲの雰囲気をかもし出しております。が、やってみるとそれほど濃いゲーマーズゲームって感じでもない。予想より軽い印象でした。

 ゲームの基本は、1から9のチップをつかって秘密入札で色々な権利を獲得するというシステム。入札対象は3ゾーンあり、下段は、宝物を獲得するドラゴンの巣穴ゾーン、中段はゲームを有利に進めるためのいくつかのオプションを得るための街ゾーン、上段はゲームの目的であるアーティファクトを獲得する宮殿ゾーンである。
 基本的に一番合計数の大きな入札をした者からその場所の権利を獲得する。下段のドラゴンの巣穴では、毎回めくられるカードの指示に従って置かれた人数分、上位から宝物を取っていく。当然上の方が多く得られるような配分になっている。魔法カードを得る権利も二位まで獲得可能だが、他のゾーンでは最高の入札者だけが権利を獲得する。従って、どこにどの程度のチップを配置するかがとても重要だ。

 容易に想像がつくように、ブラフが横行する。ひとつの場所に2枚チップを置き、全力で取りに来ているように見せて他者をあきらめさせて、実は1と2だったりするわけである。

 最も悩ましいのが、上部のアーティファクト獲得の仕組みである。ここでも最高入札者がその場所にあるアーティファクトを獲得するわけだが、その時に支払うコストは、入札した数字分の宝物である。ある程度大きな数字でないと権利獲得できないが、大きすぎると支払いがつらい。しかも、例えばもし2と4のチップで入札したら、2つと4つ、それぞれ同色の宝物で支払う必要があるのだ。なんでも寄せ集めという訳には行かないのである。
 従って、宝物が少ないと話にならないので、下段での宝物獲得は基本になるのだが、ここに全力を投入すると、他の動きができなくなる。なかなか楽しめるジレンマ設計である。
 小さな数字で相手を1だけ上回って権利を得る事ができると、それだけで勝った気分になる。

モルゲン
 ランド
宮殿の入り口には門番がおりまして、毎回ランダムに門番の強さが決まります。
ここにチップを置いて、自分の数字が門番より小さいと、差額を宝物で支払わ
なければなりません。
鍵のアーティファクトを手に入れてこれを使えば、チップを置かなくてもフリー
パス。最初はこれを獲得にかかるかどうかでプレイヤーの選択が分かれます。
私はそれは要らない方針で。
いつも4ぐらいで勝負に出たのだが、結果的に今回門番は毎回弱ヨワだった
ので、正解。

中段で重要なのが、魔法カード獲得。私とギダちゃん、りんさんは結構これに
大きなチップ配置。でこねぇさんは魔法カードに消極的。
魔法カードの解釈が解り難かったり、間違ってたりで、うまく使いこなせなかった
のがちょっと残念。

またルールブックには、アドバイスとして、「スタートプレイヤーになる権利」は
過小評価されがちである。と書かれている。
スタートプレイヤーは、文字通りの意味の他に、チップが同点だった時に
優先権を得るという特典がある。
これはやってみるとわかるが、確かに予想外に大きい。
ゲーム中、大部分でりんさんがスタートプレイヤーであった。これはりんさんが
毎回競り落としたというより、誰も入札しなかったケースが多かったことによる。
その恩恵にあずかったのが、りんさん自身ではなく下家のでこねぇさん。
スタートプレイヤー以外の人同士が同点ならスタートプレイヤーに近い人が
優先になるのである。
最後の最後で、1枚のアーティファクト差を争う最終ラウンド。これが効きました。
1位:
でこねぇ
  7
2位:
ギダちゃん
  6
2位同:
わにのこ
  6
4位:
りんさん
  5


 実はコンビプレイ・・・?ってそれは冗談です。
 割と好きですね。このゲームは。
 時々思い出したようにごそごそ出してきてやりたいですな。

 ここで最近の定番メニュー「UBONGO」。ギダちゃんここでも健闘。でこねぇさんと同数、二番目に多い宝石の個数勝負で2位でした。私3位、りんさん4位と続きます。

 この日ラストは「砂漠を越えて」。

 パステルカラーのラクダコマで隊商を組み、オアシスにつなげたり、土地を囲ったりして点数を稼ぎます。

 直近で 自分の得点を伸ばすアクションも大事ですが、他プレイヤーに邪魔をされて行き場を無くさないようにも注意しなければなりません。

 自分の隊商かどうかは、ラクダの色でなく、人が乗っているラクダコマの人の方の色で決まります。
 それぞれのプレイヤーが各色のラクダ列を持っているので、盤面は複雑です。
 他プレイヤーの同色ラクダ同士は接することが出来ないというルール(接してしまうと、どちらの隊列かわからなくなるので当然です)のため、中盤以降は予想以上に盤面が狭くなっていきます。

 どの得点パターンを狙うのが一番有利か、また同色ラクダの位置関係から、どこを優先して延ばすのがよいか。他プレイヤーの出方を見ながら決めていく必要があるでしょう。

砂漠を
越えて
まずは、各隊列が確実に最寄のオアシスにタッチできるように、と。
最初の方針はそれだけで開始した私。
あわよくば2箇所タッチもと欲張って内寄りの初期配置だったが、これは結果
的にはどうだったか?囲んだ土地がポイントになるという事に関する限り、
囲碁と同じように、周辺(盤面端面)を使って少ない数で囲んだ方が効率的な
わけです。

ただ、結果的に端部で土地を結構稼いでいたでこねぇさんは伸び悩んだ
一方、一隊列で複数タッチにうまく成功したギダちゃんがトップって結果を
見る限り、やはりオアシスが高得点源として重要ということなのかな。
1位:
ギダちゃん
  75
2位:
りんさん
  69
3位:
わにのこ
  68
4位:
でこねぇ
  58


 久々参加のギダちゃんが入っての湖畔の会。ギダちゃんのセンスというか勝負感の良さを見直した一日でした。

 たぶん今年はこれで打ち上げです。
 いろいろ有難うございました。また来年もよろしくお願いいたします。

2005年10月23日  2005.11.6 up
 約3ヶ月ぶりの湖畔のゲーム会を。再び「りんさん・でこねぇ『ゲームハウス』」にて開催。

 参加者は、りんさん、でこねぇさん、FUJI、私の四人に、ゲストプレイヤーとして「マサ&ふーちゃん」夫婦。直前までギダちゃんも参加予定だったが、風邪を引いてダウン。寒くなってまいりましたので皆様もご用心を。

 さて、私を車で送ってきてくれた「わにのこ嫁」とたけちゃんも上がりこんでしばらく雑談です。
 初めて訪問のふーちゃんとだんなが新居の見学の間、わにのこ嫁はせっせと「りん&でこねぇ蔵書(漫画の方)」に挑んでおります。たけちゃんはネフの積み木で遊び出す。FUJIはちょっと遅れてきて遅い朝食を食べながら競馬のオンライン投票と、みんな好き勝手ですな。ゲーム会といっても、こんな感じだったりします。

 一応10時集合ってことで、とか言いながら、最初のゲームは11時をかなり回ってからでした。
 何故か携帯から繋がらへん、と苦戦中のFUJIを放っておいて、りんさん、でこねぇ、ふーちゃん、マサさん、たけちゃんと私の6人で「ヘックメック」から。

 ふーちゃんとだんなはボードゲーム初心者です。ふーちゃんの方は結婚前から「スコットランドヤード」を持っていて実は全くの初心者というわけではないのですが、マサさんは完全なお初。
 りんさんの手馴れたインストを聞いてもなんとなくピンとはきてない様子。そんな様子を見ているたけちゃんは、なぜかこのおっちゃんにライバル心を燃やしております。「負けへんでぇ、ルールわかってへんねやろぉ?」完全なタメ口。普通なら一応注意したりするのだが、なんとなく会話がかみ合ってるので、面白いからほっておくことに・・・。(おいおい)

ヘックメック 序盤、まだ獲得タイルの無い状態では上を狙うのが私のスタイルです。
タイルを返すリスクも無く、一旦獲得すれば他人に獲られにくいですからね。
りんさんと私は比較的高い点数からスタート、他は23とか25とか
そのあたりから。でこねぇさんはあいかわらずバーストで遅いスタート。
2戦しましたが、両方とも25は結構ぐるぐる回ってたような気がします。
小さなタイルを取り合っているのを横目に3虫のタイルを2枚獲得し、
これをなんとか守っての2連勝。特に2戦目では、一番上の1虫タイル
をマサさんに取られ、枚数では3対2で負けている状態での終了だった
のですが、残り2枚とも3虫だったため、2+2+1のマサさんより点数で
上回ってのギリギリ勝ちでした。やはり大きい数字を取れない展開では
厳しいんじゃないでしょうかね。
詳しい順位は
忘れました。
とにかく、
わにのこ
2連勝


 ゲーム中、1回か2回、全てのサイコロを振り切ってタイル獲得の場面が見られました。このゲームは振り切りでのボーナスは何もありませんが、なにか特典を与えるバリアントがあってもよいかもしれません。
 たとえば、追加でもう一手番できるとか、ひっくり返されたタイルを表返してもよいとか・・・、そんなところが候補でしょうか。一度試してみて面白そうならバリアント集にアップしておきましょう。

 さて、お昼はでこねぇさんのカレーをご馳走になりました。なぜかたけちゃん、わにのこ嫁も。そのせいでご主人のりんさんがカレーうどんになっちゃって、申し訳なかです。

 で、カレーの後はタージマハール・・・というわけではなく、「ミッキー&フレンズ5リンクス」。キャラクター物だからといって馬鹿にしてはいけない・・・ってな評価を見かけたので、私がリクエストいたしました。

 クニツアの犬夜叉が出るご時世、とりあえずミッキーぐらいはおさえとかなあかんやろ、と。

 あっ、また変なこと思いついてしまった。
 ミッキー&フレンズ → 6ニムト → ちびトラの大冒険(AMIGO) → うさぎとハリネズミ → ドラゴンズゴールド ってな順番でゲーム会を・・・。

 判りました?判った方は掲示板でアピールを!早い者勝ち。で、ついでにこの法則でいくと最後にやる事になるゲームだけ思いつかん。それも募集しちゃおう。

 横道それちゃいました。ミッキーのゲームですが、ルールはとっても簡単です。カードには写真のように5つのキャラクターが書かれており、最初手札に3枚だけ持ってスタート。手番がきたら一枚引いて、1枚以上を出す。ただし、既に出たキャラクターは出せない。で、5つ目のキャラクターを出した人がミッキーコイン獲得。出せなかったら、前の手番者(つまり最後にカードを出した人)に自分のコインを1個渡さなければならない。5個獲得で勝利。これだけ。

 これだけなので、そんなに深いわけじゃない。でも、一度に複数枚のカードを出すタイミング、何枚かある2色、3色カードの切り方などがなかなかギャンブリングです。
 各キャラクターの枚数が異なっていて、人気者ほど希少価値ってのもゲームを面白くしています。ふーちゃん、りんさん、でこねぇ、FUJI、私の5人で。
ミッキー&
フレンズ
5リンクス
手札全て出し切って4枚目獲得のりんさん。
それで苦しくなったりんさんからちゃっかりコインを奪取の上家でこねぇ。
うまいことバラけたキャラを引いて順調にコイン獲得の私。
でこねぇ、私は4枚でリーチ。
ここで3枚獲得のふーちゃんがカードを一気に3枚出して4枚目を獲得。
ほらぁ、さっきのりんさんみたいに後がつらいよぉ、・・・と思ったら、1枚が
実はゴールドコイン。ミッキーの顔型コインを裏返すと、1枚だけ幸運の
ゴールドコインがあるんです。これは2枚分です。
やられたぁ〜。
ふーちゃん勝利


 ふーちゃん、マサさんは交互にお子さん(1歳半)の面倒を見る態勢です。従って3つめの「ダイアモンド」はマサさん担当。

 出たカードの数字の分宝石を山分け、あまりはカードの上に置かれます。1枚めくるごとに、宝石の配分をした上で、ここで降りるかどうかの握り入札。せいので手をひらきコマを握っていた人はここで鉱山を引き返します。これまで分配された宝石を正式に獲得し、かつ坑道に残されていたあまりの宝石も獲得します。複数の人が同時に降りた時はあまりの分も山分けです。

 降りずにがんばっていれば、宝石はたまっていきますが、降りない限りあくまで仮の収入です。鉱山を無事に出て初めて成功なわけです。

 無理して進んでいると、いろんな事故が一行を襲います。毒蛇、毒ガス、落盤その他アクシデントのカードは予想外に高い頻度で出ます。が、各種類一枚目は問題ありません。同じアクシデントが2回でたらそこでその回は終わり。その時点で坑内に残っていたプレイヤーは、仮獲得の宝石を全てストックに返します。Oh My God!!

 1回バーストするとその原因となったアクシデントカードは1枚取り除かれますが、同じカードは全部で3枚なので、安泰というわけではありません。全員降りるか、アクシデント発生によるバーストで1トライ終了、5回のトライでトータル獲得宝石数が多い人が勝ちです。

ダイヤモンド 1トライ目から4トライ目まで、やたらと早いタイミング、誰も殆ど
宝石獲得できない状態でバーストという結果。5トライ目、
こんどはそこそこ延びる気配もあるが、道中の宝石も溜まり始め、
ここが降り時かと思ったらあと二人同じ考え。
残ったのはFUJIとマサさんで二人旅。先に降りたのはFUJI。
その直後大きな数字が出てマサさんが宝石大量獲得。
ダントツ勝利。
1位:マサさん 42
2位:FUJI 22
3位:りんさん 16
4位:わにのこ 15
5位:でこねぇ 7

 5回のうちどこかで1回は伸びるんですね、やっぱり。

 4つめは引き続き同じメンバーで定番ゲーム「6ニムト」です。 写真のように、缶入り記念バージョンでプレイ。裏面の牛がゴールドだぁ・・・。でもルールはオーソドックスにて、3回戦です。

 写真はこのゲームで時々発生する、1列しばり状態。しかもその一列がきつい。
 最下段を取っとくのが一番安全かもという気にさせるだけに余計に悩ましい状況ですね。

 結果は、<12,12,0/合計24>と3ゲーム目をゼロで抑えたでこねぇさんトップ。<7,24,3/合計34>と2ゲーム目の大量獲得が悔やまれる私が2位。<16,8,20/合計44>のりんさん、<8,13,24/合計45>のFUJIが僅差の3、4位で、初プレイのマサさんはやはりコツがつかめないまま終わってしまった感じです。<26,10,24/合計60>

 お次はふーちゃんに交代してマウアーを。
 ゲームの始めに、写真のようにな城壁パーツを一揃え受け取ります。持っているパーツは全て隠し、一つだけ選んで手の中に握り、せいのでオープン。毎ターン親が一人いて、その親と同じパーツを握っていた人がそのパーツを場に置けます。既に置かれた城壁の両端いずれかに続けて置くのですが、色付きは二つ続けては置けません。しかも残した時のマイナス点は色付きが特別高く設定されているのです。このあたりがうまい。予想の根拠になるわけです。

 親は、子が誰も同じ物を出していないときに自分が握っていたものを置けます。また子は親と同じなら置けるといいましたが、もしそれが色付きパーツなら、上述の制限にかかるので最高でも二人までしか置けないわけです。

 何も握らないという選択もありです。もし親だけがこの選択をした場合、残ったパーツをどれでも1つ選んで置けます。ただし、それを子1人に当てられた場合(つまり子が一人だけ親と同じで何も握らなかった場合)、その子から一つパーツを受け取ります。握り無しを2人以上が当てた場合は何も無しです。

 こうして、最初に全て出し切った人の勝ち。残った人は残ったパーツがマイナス点です。前述のように色付きは特に高く、白のパーツは大きい物ほど高い設定です。

 
マウアー 最初はりんさんが親。
白の5か4だったと思います。
私を含め3人が正解。
「えーっ、なんでわかるの?」
「最初から色付きはやりすぎって感じだから、白の上の方からぐらい
かなぁ・・・と。」・・・一同「うん、うん」
「あはは、読まれてるぅ。」と喜ぶでこねぇさん。
その後、色付きを含め順調にパーツを減らす、私、ねえさん、
ふーちゃん。
残りが少なくなると何を持ってるか解るので、親でパーツを減らす
のが難しくなる。
リスクを犯して空握りも、2、3人に読まれる。(そのおかげで
セーフなのだが)
最後がたいへんだなぁ、とか言ってると、何気ないふうのまま
ふーちゃんが「あがりぃ〜」。
またやられた。 
1位:ふーちゃん
2位:でこねぇ 2
同着 わにのこ 2
4位:FUJI 16
5位:りんさん 24
 
 このゲームは前にルールの「概要の概要」を聞いた時に、「何が面白いのか良く分からん。」という印象で、食わず嫌いでいままで来ていたのですが、「握り系」入門として、初心者向けに悪くないです。それなりに読みの醍醐味もあり、記憶の要素もあり、空握りのかけひきもあり、で良いバランスだと思います。

 最後は何を持っているか解ると上では書きましたが、全ての人の状況を記憶しているわけではないので、親で失敗をする結果として残りパーツがバレるという感じです。従って、最後の数個を失敗無く順調に減らされていると、「えーっと、残りはなんだったけぇ」と考えても、なかなか出てきませんよ。

 逆に最後の1個を握ってそのターンで上がれないと、あとは厳しくて、それを握るか握らないか、どっちにしろ上がれないという状態がしばらく坦々と続いてしまうのが難でしょうか。

 引き続き、ふーちゃんが入ってパズルゲーム「ウボンゴ」です。
 初めてのふーちゃんとFUJIは3ピースで、私とでこねぇさんは4ピースでのハンデ戦。

ウボンゴ FUJI「これ、できへんのんちゃうん。」
そうそう、その台詞、聞きたかったのよ。
これをこうして、こう。ほら、できるっしょ。
一方、そんな解説不要のふーちゃん、次々に一抜けでUBONGO!!
どえらい勢いで緑の宝石を集めます。4ピースでもよかったか?
でこねぇと私はメインの宝石がかぶってしまって数不足。
これで3種目を制覇のふーちゃん。
大丈夫か、ゲーマー陣。 
1位:ふーちゃん 8
2位:でこねぇ 5
同着 わにのこ 5
4位:FUJI 4

 UBONGO。最近は必ずやってるような気がする。

 今となっては、語るも悔しですが、この日は日本シリーズ第二戦か三戦の日でした。FUJIとマサさん・ふーちゃん夫婦はテレビ観戦のためにそろそろお帰りの時間です。
 で、ちょっとの時間で出来るやつをってことで「ゲシェンク」を、2回戦。

 1回目はりんさんが最初に受け取った20台の数字に、繋がること繋がること。ある程度コインが乗ってから引き受けって事が続いて、失点を9点に抑えてトップ。2回目は私が7点に抑えるものの、1回目が42と大きく、合計点数ではりんさんの圧勝でした。以下結果だけ。

 1位 りんさん:9+18=27
 2位 わにのこ:42+7=49
 3位 でこねぇ:30+29=59
 4位 FUJI :34+36=70
 5位 まささん:32+42=74

 トラ応援団帰宅後、後片付けのでこねぇさんを尻目に、りんさんとわにのこで二人ゲームを二つほど。

 一つ目はバトルライン。お二人は毎日のようにプレイしているらしい。やばいなぁ。で、勝ちが証明できる形になっても直ちに確定ではなく、次に自分の手番になって初めて自分の勝ち列とできるという上級ルールです。
 今回は最初から3列連続狙いと定め、捨て列をうまく活かしながら、戦略カード引きまくり作戦。
 最後まで裏切りカードの行方が知れずドキドキの中、必ずしも思い通りには進みませんでしたが、相手が戦略カードを使って完成したウェッジをFOGで覆して最終的には予定通り3列連続を完成で勝利。やっぱり面白いっすよ、これ。

 二人ゲーム二つ目は「QARTO」。
 これは互いにポカの応酬で、1勝一敗。紙のデザインで手作りでもできそうな簡単なゲームですが、この木の高級感が無くては価値が無いですね。

 本日最後は、でこねぇさんが戻って「ミシシッピ・クイーン」。私は初プレイ。

 船のレースゲームです。
 急加速、急減速、方向転換に限られた燃料を使いながら、いち早くゴールを目指します。

 ただゴールを目指すなら、最初にぐっと加速してどんどん先に進めば良いだけなんですが、途中で必ず2度減速し、船に貴婦人を乗せる必要があります。

 また、相手に邪魔されたりもしますし、障害となる島々の回避も必要です。その上、コースが直線か右曲がりか左回りかは、新しいゾーンに移るたびに次の方向をサイコロで決めていくという形なので、そうそう自分の計画通りに事は進みません。

 毎回、先頭にいる船からターンスタートというルールも、地味にゲームの深みに寄与しています。

 トップが誰かを判定するためのメジャーがついています。始める前は「そんなの無くても一目瞭然じゃあないんかいな。」と思ったのだが、やってみるとコースが曲がっている状態でのヘックスは意外なアイ・トリック。なるほど、メジャーあったほうが判り易いですわ。(なくても判りますけどね。)

ミシシッピ
 クイーン
最初から加速してスタートダッシュのりんさん。
一方私は石炭節約作戦。邪魔しあうお二人の後ろをついていきます。
貴婦人を乗せる時には減速が必須なので、無駄の無いように事を
進めます。もし貴婦人の数に余裕がないようなら無理をする必要も
あるのでしょうが、たぶん大丈夫でしょうと・・・。
中盤で無事二人を積んでからは、毎ターン加速で高速巡航態勢。
ゴールが見えたらほぼ全残しの石炭を一気に使って減速、ゴール。
なんとなく最初にイメージした通りの展開でトップでした。 
1位:わにのこ
2位:りんさん
3位:でこねぇ

 ちゅうことは、貴婦人の数と配置がもっとかつかつだと、よりエキサイティングになるような気もします。
 でもそうすると、邪魔のしあいばっかりで、ゲームのリズムが悪くなるのかもしれませんね。

 ということで、この日のゲーム会はおひらきです。
 今回はゲストファミリーの参加で軽いゲーム中心でした。
 近々ゲーマーズゲームの会もやりましょうね、と約束して本日終了。

 で、実はそのゲーム会も既に実施済みだったりします。レポートはまたぼちぼち。

2005年7月31日  2005.8.14 up
 「りんさん&でこねぇ」の『ゲームハウス』オープン記念大会。でも日程決めたのが急だったので、参加者はやや少なし。前回のレポートを見て同じメンバーであることに今、気が付いた。

 みな蔵は夕方には帰らなきゃならないってことで、最初の1つだけです。何をしようかってところで、でこねぇお勧めの「マニラ」に決定。
 あっ、またデジカメ忘れた。

 4艘ある船から毎回3艘が出るレースに、いろいろと賭けをしてお金を稼ぐゲーム。
 無事ゴールする船に賭けるっていう分かり易い賭けから、何艘がゴールするか、あるいはしないかに賭けるっていうやりかた、さらには海賊や保険業を営む賭け方もあります。
 船はサイコロで進み、合計3回の振りの前に1回づつ賭けが積み重なっていきます。
 最初に港湾管理人になる権利を競るってところが重要です。港湾管理人になると、最後に大きな点になりうる株を買える上に、4艘のうちどれをレースに出すか決める、出る3艘にハンディを与える、3回の賭けの際最初に選択できる、というかなり大きなアドバンテージがあるからです。

マニラ 序盤積極的に港湾管理人の権利を落とす私。でも賭けはさっぱり。
一方、0からスタートの船まで全部がゴールってのが2回続き、この極端な結果
にうまくのったでこねぇさんがスタートダッシュ。私はスタートの30ペソをも割り込
む状態だ。それでも中盤にもう一回管理人の権利を獲得。株券の購入が大
きいと見てのことで、もしかしたらここでゲームを終わらせておけば・・・とも考えた
が、でこねぇさんの株の内容もどうも似かよっている思われ、結局引き伸ばし。
海賊の一発狙いもことごとくハズレ、着実に稼いだでこねぇさんのダントツ勝利。
港湾管理人経験が少なく株の利益が小さいプレイヤーの得点は伸びず、やは
り株が重要との認識は間違ってない様子。次回やると、序盤の管理人権利が
暴騰する可能性もあります。
1位 でこねぇ
 166ペソ
2位 わにのこ
 123ペソ
3位 みな蔵
 97ペソ
4位 りんさん
 83ペソ
5位 FUJI
 81ペソ

<わにのこ感想> なるほど、Zoch社のゲームらしい見栄えのするコンポーネンツ。システムとしても、「運」の要素を不条理感ではなく盛り上がりにうまく活かせている好ゲームだと思います。
 どうしても、海賊で派手に決めたいと思うのは私だけ?
 それに拘ったら多分勝てません。

 さて、みな蔵が名残惜しげに帰っていったあとは、「広大なるめくりゲー」、クニツアの「アフリカ」です。
 アフリカを探検しながら宝石や金、いろいろなアイテムを獲得したり、動物を一箇所にあつめたり、遊牧民を広い土地に案内したりというような行動を行うことでポイントを獲得するゲーム。ただし、やることは要するに自分のコマを動かし、動かした先にあるタイルをめくり、そのタイルの内容に従った行動を行うだけ。クニツアにしてはお手軽なゲームです。
アフリカ えーっと、展開は殆ど忘れました。(これだからレポートは早めに書かないと
なぁ。)
とにかく覚えてることは、私はひたすらモニュメントばかりめくって、使いどころを
迷ってる間に結局4つもベースキャンプを余らせてしまったということ。
金か宝石のどちらかでトップだったのと、交易品ポイントがまずまずだったので
極端な差はつかなかったのですが、もう一回ぐらいキャンプ使いたかったのが
正直なところ。
りんさん曰く、どれかの要素で点が入っていくので、点差はつきにくいゲーム
ですね、と。
確かにそういう感じです。
1位 でこねぇ
    48p
1位 りんさん
同点 48p
3位 わにのこ
    46p
4位 FUJI
    45p

<わにのこ感想> 動物タイルをめくって、よさげな移動先が無いときは悲しい。なんかとっても損した気分。
 交易品は交換強制なので、思ったより点数になりますね。途中では、集めている物が単品で他プレイヤーの場にあって、なんでもいいから交易品引いてくれーって感じだったような気がします。

 大アフリカの探検のイメージを自分の中でいかに膨らませる事ができるかで面白さが違ってくるかな。
 チップの絵が全てホログラムだったりする特別バージョンがあったら、ちょっと高くてもそっちを買ってたかも。

 マニラ、アフリカと地名が二つ続いたので、せっかくだから今日はこれで通してみようか、と。

 で、選ばれたのがナイアガラ。私は2回目、FUJIは初めてのゲームです。

 川上から船を出して、川下にある宝石を採りに行きます。出てすぐにある宝石、かなり先にある宝石、といろいろです。でもさらにその先は滝壺。流されると船は宝石ごと転落します。
 最初に1から6の札を使って船を動かし宝石を載せる。全員がそれをしたら、出された札の中で最小の数と同じだけ、川の流れで船が川下に流される、っていうことを繰り返します。札は使い捨てで、全部無くなったら回収して再度使うというパターン。宝石を全5種類集めるか、同じのを4つ集めるか、何でも7つ集めるかで勝利。
 札は裏向け出して、全員が出したら表返すっていう例の方式ですので、相手がどうしたいと思ってるかを読んで、自分の行動を決める事も重要です。

 全員が川下に位置し、全力で脱出しようとして大きな数字を皆で出せば、その分流れも大きくなって結局全員滝壺へってことが往々にして起こるゲームです。
 また、誰かが雲マークの札を出していれば、その流される数を−1から+2までの範囲で一つ分変えることが出来るんですが、これがクセモノです。

 なによりこのゲーム、コンポーネントが凝っています。
 実際に川が流れ、下流で二股に分かれて、ついには船が滝壺へ落ちるというアクションを、小さなボード上で具現化した工夫には誰でも感嘆の声をあげる事でしょう。Zochの面目躍如。
ナイアガラ 序盤は全員一つ二つ宝石を順調に獲得。でも、雲効果で流れが+2になった
ところから状況は一変。脱出しようとがんばるほどに流れは速く、無残にも大挙
してボートが滝壺へ。
そこから、1艘でがんばる他プレイヤーを尻目に、宝石を支払い2艘を復活して
着々と近場の宝石を回収し、同色4つを達成してわにのこ勝利。
宝石の採取では、採取前か採取後にちょうど宝石のある船着場にいることの
出来る目でないと不可なので、次にどれだけ流されるかをうまく読んで、空の
船を丁度船着場位置にもってくるように仕向けるのが重要です。
川下への移動は川の流れを利用し、大きな数字札は、昇りに全力でっていう
のが基本だと思いますが、皆がそう思うので結局・・・ドボン、と。
勝者

 わにのこ


<わにのこ感想> 前回おてばんで一度遊んでいるので、コツはつかんでいるつもり。
  それにしても、一旦天候が荒れると、誰かが慈善事業で元へ戻してくれないことには、えらいこっちゃな状況が続きます。 上でも述べたように、どうしても似たような行動になりがちで、雲の出しどころが悩ましいなあ、というのが2回やっての共通した印象です。

 さて、地名しばりを自ら課したことにより、ゲーム選択が難しくなってしまいました。カルカソンヌは無難なところだけど、これは結構遊んでるので、もういいかって感じだし・・・。
 ここでりんさんから救いの一言。

 「クロンダイクって川の名前らしいですよ。」

 じゃ、それいきましょう。『クロンダイク』

 砂金採りのゲームです。
 中が見えない袋の中から、玉を三つ取り出します。玉は三種類。黄、黒、灰の各色。
 黄色の玉は金です。もし、三つとも金なら、めでたく全部獲得です。
 黒か灰が混じってたら、それは不純物。実際に砂の中から砂金を取り分けるかのように、金属の皿の上に3つの玉を載せ、皿を傾けたりしてうまく金だけを残します。金だけになったらそれを獲得です。
 灰色は特殊効果ですが説明省略。
 手番プレイヤー以外も外馬的な賭けで、金のやり取りができます。
 手番プレイヤーが皿で金のとりわけを行う前に、0か1か2のカードを伏せておいておきます。そして、1個か2個の自分が既に獲得した金を賭けるのです。で、手番プレイヤーが得た金の数とカードの数が一致していれば、手番プレイヤーから賭けたのと同数の金を受け取ります。つまり、手番プレイヤーは、せっかくうまく金を取り分けても、それを読まれていればかえって損をするかもしれないのです。それを見越して、わざと失敗するのもありです。
クロンダイク 序盤、でこねぇとFUJIが金三つで皿回しなしで着々と利益を上げます。
りんさんはテクニックをくししつつ、予想もそこそこ当てて点を伸ばします。
私は一度も金三つがなく、外馬もいまいち。2個賭けの勝負に出たとき
は外すという「弱いギャンブラー」の典型みたいな状態。
わざと失敗ってな技(?)も使いつつなんとか点差を詰めるも、着実に
手番で成功を重ねたりんさんがトップ。金三つ効果ででこねぇ2位。
という結果でございました。
1位 りんさん
    12
2位 でこねぇ
    11
3位 FUJI
    10
4位 わにのこ
    8


 前にも書いたような気がしますが、大人がやるときは時間制限入れた方が面白いと思います。

 最後は地名といえばプエルトリコ、といきたいところですが、時間がないのでサンファンで。これも地名ですから。

サンファン プエルトリコの場合もそうですが、「他人のコンボは良く見える」っていうゲ
ームです。序盤の手札と引きによって、方針はそれぞれ変わってくるので
すが、機能し始めたコンボは他人のそれはとても強いように見えてきます。
これも展開は殆ど忘れちゃいましたが、生産設備より紫建物優先で建て
た上で、終盤、市役所と宮殿を建てることの出来た私がトップ。でこねぇさ
んは生産設備の数でボーナスポイントが入る建物を建てていればってとこ
だったんですが、そのカードは私の手に。りんさんは後一度商人フェイズがく
れば肝の建物を建設可能だったのですが、その選択の鍵を握ったのは最
下位のFUJI。順に手番をこなすゲームではどうしてもキングメーカーが出
来てしまうのは致し方ないところでしょうか。 
1位 わにのこ
    31
2位 りんさん
    25
3位 でこねぇ
    24
4位 FUJI
    22


 マニラは面白いですね。もう一度やってみたいと思うゲームです。
 サンファンは2度目ですが、飽きずにできそうなこれも好ゲームです。でもプエルトリコも是非またやりましょう。

 というところで本日はおひらき。
 久しぶりの湖畔のゲーム会でした。ゲームハウスも完成したことだし、これからはもうちょっと頻度を上げていきますか。

 りんさん、でこねぇさんのお邪魔でなければ・・・、でございますが。

2005年4月30日  2005.5.5 up
 なんと、ほぼ4ヶ月ぶりの湖畔のゲーム会。
 今年に入ってから女性メンバーのうち二人がご結婚されるという非常事態、いや非常にめでたい出来事がありましたので、なかなか時間が取れなかったのもやむを得ないというものです。
 逆にそのおかげで、メンバーも増えたし、これからもマイペースでやっていきましょう。(メンバー表は別ページにしました)

   と言うことで、今日は、りんさん・でこねぇ夫妻、みな蔵、FUJIを我が家に迎えてのゲーム会。FUJIはいつものように寝坊で出遅れ。最初は私の息子たちを入れて「セット」から。
 前に日記で書きましたが、このゲームはまーくんの得意種目。日記の説明では解り難かったと思うので、ここで写真つき解説をしておきます。
 右の図のように、カードが12枚並べられます。並べられたら全員で、3枚セットを探し、出来たと思ったらいち早く「セット!!」とコールして、その3枚を示します。
 そのセットの条件とは、『色、形、数、塗り方の4条件について、3枚がそれぞれ「全て同じ」か「全て異なる」かのいずれかであること。』です。

 つまり、右の写真では、左から2列目の縦3枚が解りやすいと思います。色と形と塗り方は、3枚同じですが、数は互いに異なります。
 一番左の縦列3枚が難しいセットの例です。色・形・塗り方・数それぞれ全て異なるパターンです。

 右から2番目の縦列では色が、緑・緑・赤なので、条件に合いません。このように、2対1になる項目があるとダメなわけです。一番右列は数・色・形がどれも2対1の関係ですので、全然だめですね。

 実は、上に示した2通り以外にも、あと3通りのセットを見つけることが出来ます。探してみてください。(使うカードは重複します)


 結果は予想通り、まーくんの圧勝。おみごと!。私はちょっとだけ取れました。

 続いて、たけちゃんが以前「ゆーもあ」でプレイしてお気に入りとなった「ダイナマイト」。カウントダウンバースト系です。
 ちゃんと記録は付けていなかったのですが、皆さん満遍なく爆発してたと思います。兄弟はなんとなく協力してたし。
 爆発カードを手に2、3枚持ってしのぎきれるとちょっとうれしいですね。

 あと一つだけ子供を入れてと言うことで、またまた「そっとおやすみ」を・・・。
 今日はでこねぇ、序盤調子よく反応しております。「今日は大丈夫よぉ〜」とか言ったと思ったら、やっぱり後半いっきのまくり、(いやこれは、まくりとはいわんか?)。結局一番のおねむさんでした。

 さて、子供たちを追い出して大人のゲームを開始。ただ、今日はみな蔵が早く帰るということで余り長いゲームは出来ません。で、私の懸案だったカリブのバリアントルールを試すことに。
 バリアントのルールはこちらを参照ください。(わにのこバリアントのページ
 
カリブ
(わにのこ
バリアント)
序盤、6の単独入札が決まってわにのこ先行するも、その後は、マイナ
ス1をいいところで決められ、一歩とどかずっていうのがあったりして減速。
20000ダブロンから先が思ったように伸びません。そうこうしてるうちに
いつのまにやら、りんさんが3万ダブロン近く獲得、こうなると襲撃だけでも
2000ダブロン入るので、阻止が難しく、逃げ切られてしまいました。

入札がバッティングしたときはハゲタカルールを採用するこのバリアント。
バッティングは予想以上に発生し、それも2対2に分かれての入札で
誰も動けず、って言うのも多かったですね。意図したのは、大きな数字
ではバッティングで動けないので、小さな数字で、宝の乗せ換えをうまく
使って持ち帰るというのを誘発したかったんですが、結果としては、大き
な数字が単独で決まったときに大きく点が入るという事の方が多かった
かもしれません。まだ改良の余地はあるかも。
1位 りんさん
 34000

2位 でこねぇ
 31000

3位 わにのこ
 26000

4位 みな蔵
 21000


 いよいよみな蔵タイムリミット近し。すぐ終われそうなものをっていうことでコズミックの「ウィンプアウト」を。遅れてきたFUJIがここから参加。(FUIJIはカリブの途中から来て、たけちゃんと二人で、りんさんが持ち込んでくれたゲームを遊んでました。名前は忘れましたが、いろんな大きさの板を交互に狭いスペースに積んでいって、上にはみ出したら、はみ出した板を取り除くっていうやつでしたね)
 ウィンプアウトは、いつも同情するほどダイス運の悪いでこねぇが、かつて一度だけ奇跡的な「振り」を見せたゲームです。それ以来お気に入りのようですが、たぶんあれで終わりだと思うよ・・・。

 私とでこねぇ以外は初プレイ。なので、インストから。
 5と10の目は単独で役です。他は一振りで3つ揃わないと役になりません。三つ揃いは目によって20点から100点まで。1つだけある黒いダイスには1面だけワイルドカードの目があります。点数になったダイスは脇にどけて振りなおす事ができますが、振りなおしたダイスで役が無ければバースト。今手番で得た得点は0になります。基本的にはバーストする前にいつでもやめることが出来るのですが、全部振り切った時は、再度5つ全部を振りなおさなければなりません。もちろんこの時に役無しならやはりバーストです。

 似たゲームにグリードがあります。

 このゲームの難関はスタートです。最初の点数に限り、35点ないとやめることが出来ません。35点以上獲得して一旦手番を終了すれば、次からはどこでも止められます。

ウィンプアウト お約束です。
でこねぇは何度振っても35点になる前にバースト。
ただ、前もこの状態から一気に4度振りなおしを決めて逆転したので油断
はなりません。最初に300点に到達したのは私、はじめはこれで終わるつ
もりだったんですが、FUJIが、終了条件を聞き逃していたようで、泣きの
延長戦。500点ゲームに変更。
このへんまでは、私とみな蔵が先頭集団形成。ただ、ここから私は一気に
決めようと無理な振りを繰り返して足踏み。みな蔵は無理せず着実に加
点。FUJIも追い上げる。りんさんも続く、でもでこねぇだけはやっぱり一人
蚊帳の外。ほらね、いわんこっちゃない。
400点を超えてからみんな足踏みが続く中、みな蔵が写真の一撃を決め
て終了。
1位 みな蔵
  530
2位 りんさん
  465
3位 FUJI
  415
4位 わにのこ
  370
5位 でこねぇ
  170


 みな蔵ご帰宅の後、まーくんがどうしてもやりたいとリクエストの頭脳絶好調を。
 今回私は抜けて、あぶれたたけちゃんのお相手を。なので、戦況はところどころチェックしただけなのですが、どうも中盤からでこねぇが飛ばすのを止められなかったようで、結果はでこねぇが全色天才のパーフェクト勝利!!

 まあくん10点で2位、りんさん9点で3位、FUJIは一色完全に押さえ込まれて5点で終了。

 写真は後半戦、手前でこねぇが既に3色天才の状態。緑は全体に未成長なのでこれからとして、トップを止めるには赤を抑えたいところです。しかし右側のまーくんも緑と赤がネック。この両者の利害一致がポイントだったかも。

 でも、でこねぇの手の内を良く見ると、この状況で緑のダブルが2枚!!引きが良かったのか?
 いやいや、実力ということにしておきましょう。なんせ、別名パーフェクトレディですから・・・。

     ということで、再び大人だけに戻って、七つの印をプレイ。
 毎回、どの色で何回トリックを取るかというのとチップを使って宣言し、その宣言通りに取れないと失点になるというタイプのトリックテイキング。チップで宣言するかわりに、妨害者になる事を選択することも出来ます。この人はマイナス4点からスタートになりますが、他プレイヤーの邪魔をして、宣言していないトリックを取らせる事に+1点されます。なお、取らされた方は、−3点。また宣言したのに取れない色があると−2点。また何色のトリックでもOKのチップもあり、これを残すと−4点です。
 4人で4回戦勝負。合計失点が少ない人が勝利です。

七つの印 赤が常に切り札となるので、赤を不用意に残すと予想以上に赤でのトリック
を取る羽目になります。この辺の感触を見誤って前半失点を重ねる私。
一方FUJIは常に少な目のチップ(トリック獲得宣言)で、これを確実にこな
して失点を抑えます。
せっかくだから妨害者になってみましょうって事で、2ゲーム目にりんさんが妨
害者に。でも宣言外を取らせたのは1回だけ。それでも-3は少ない方です。
3ゲーム目は私が妨害者に。一度やってみたいというのもあるのですが、前
回の結果が散々だったので、-4でも十分だし、と思って。(情けない話だ)
で、予想通り-4。でも取らせるより取らせない方に妨害した結果、二人が
-6。よしとしよう。
結局、1,2,4ゲーム目を-2で抑えたFUJIが勝利。
1位 FUJI
  -12
2位 りんさん
  -16
2位 でこねぇ
同点-16
4位 わにのこ
  -17


 ウェブ上では評価が分かれている様ですが、面白いと思います。なんだかんだいってトリックテイキングの基本に則ったゲームと言えるでしょう。妨害者の概念は新しいのですが、これは微妙です。取らせないようにコントロールする事は容易ですが、取らせるようにするのは意外と難しく、うまく機能させる事ができるのでしょうか。妨害者ってからには、もうちょっと「うひひ感(?)」が無いと楽しくないような・・・。

 最後は、時間も無いので軽くパーティーゲームをということで、未プレイだった「タイム・イズ・マネー」を。

 ストップウォッチを使うというちょっと変わったゲームです。決まった時間にダイスで単独で出た目のお札だけを取り、時間内だと思えば何回でも振りなおして取る。といういたって単純、現金掴み取りゲーム。(もちろんお札はおもちゃです。これが本物だと血を見るな。たぶん。) 

 本人は何秒経ったかは解りません。隣の人がストップウォッチを持っていて手番プレーヤーがストップ宣言したら止めます。で、指定時間より過ぎていると時間に応じて罰金。指定時間より短くても、過ぎている場合よりは半分で済みますがやはり罰金。時間ぴったりだと、逆にボーナスがもらえます。

 ダイス目には+5の目があって、このダイスを脇にどけることで一つにつき時間を5秒延ばせます。ただ、調子に乗って延ばすと、どれだけたったか解らなくなる事もあるので注意が必要です。

 勝負としては、このプラス目がでるかどうかで取れる額の絶対値が大きく変わってしまうので、バランスが良いとは言えません。あくまで、パーティーゲームです。他のプレイヤーがお金を選んでいる間に、「そういえば、ほらっ、前のあの彼女、その後どうなのさっ・・」とか話かけて邪魔するとか、そういう楽しみ方が正しいと思います。
 それと、30秒+15秒の45秒をぴったりでキメたFUJIが、ピタリ賞ボーナスが少なすぎると文句を言っていました。これも同感です。

 結果は、わにのこ、りんさん、でこねぇ、FUJIの順位。1ゲーム目罰金が多くて1枚も取れなかったFUJIが、3ゲーム目ボーナス獲得にもかかわらず最下位。

 みんなの感想、
 「10秒は短い」

 ってところで本日は終了。じっくりやるゲームが出来なかったのがちょっと残念。
 また今度。

2005年1月9日  2005.1.30 up
 新年第一回目の湖畔ゲーム会、でこねぇ宅にて実施。
 ギダちゃんとFUJIが来るはずだけど、例によってFUJIが遅刻。携帯での連絡によると「家でどえらいことが起こった」らしいと、・・・大丈夫か!?

 しょうがないのでまずは3人でサムライを。

 日本が舞台となったこのゲーム。タイルや箱に書かれた「侍」の漢字が微妙に間違ってるとか、仏像のコマがどうみても「うる星やつら」の錯乱坊にしか見えんとか、江戸と京都にならぶ第三の都市がなんで秋田やねんとか、システムとは関係ないところでつっこみどころ満載のゲームではありますが、内容はいかにもクニーツァ先生であります。

 写真を見てもらうと北海道がないでしょ。これ3人プレイ時のボードです。4人ならフルマップなんですね。
 このマップ上に3種類のコマが配置されます。プレーヤーはこれらのコマのあるマスに隣接して手持ちのタイルを配置するのですが、このタイルは特定のコマに影響力を及ぼすもの、あらゆるコマに影響力を及ぼすものの2種類があり、またその影響力の強さも1から4まであります。基本的には各コマに対し最も影響力が大きかったプレーヤーがそのコマを得るわけですが、海からのみ影響を及ぼすものや、途中でタイルやコマを移動させてしまう特殊タイルもあり、なかなか悩ませてくれます。

 極めつけはクニーツァ式の得点計算です。3種のコマのいずれかで最大多数になっていないと勝利の権利がありません。ただし、得点はこの最大多数のコマを除いたコマの個数で決まります。つまり、どれかひとつは突出していないとダメだが、突出しすぎると他のコマが取れなくなって点数が上がらないというジレンマが生ずるわけですね。

 正式のルールは初期手札は自分で選んで、その後の引きはランダムということなんですが、全員初プレイのため初期手札もランダムでのスタートに。



各プレイヤーは自分の初期手札を見た上で、順にコマを配置していくところから
始まります。初期手札が自分で選んでいればそれなりの思惑に従ってコマ配置
を行うんでしょうが、今回はランダムスタートで、要領もまだわからないので、概ね
3種をバラける形で置かれていきます。ゲームが進むにつれて、「なるほど、これは
最初から考えて配置を行えばさらに戦略的になっただろうなぁ」と全員の意見。

コマのあるマスに対し、接するマスが例えば4つあるとすると、2つのマスまではすぐ
埋まりますが、ここで牽制が働きます。3つ目を安易におけば、その状態を見て効
率的なタイルでコマをさらわれる事を警戒するからですね。かといって4つ目がどん
なタイルであれ獲得が確定するほどの強いタイルを一箇所に集中するのは、非効
率です。そうすると、一度に複数使える侍マークつきタイルの使いどころがかなり重
要。戦略的な交換タイルの存在も結構大事です。ギダちゃんはどうやらこれら肝タ
イルが前半で手の内に固まってしまって、身動きが取れなかった模様。私は交換タ
イルを最後の方まで残し、3種のコマ数のバランスをとるのに使った結果、2種が単
独トップとなり無条件勝利でした。
勝利
  わにのこ

でこねぇ
  2位

ギダちゃん
  3位

<わにのこ感想> チグリスユーフラテスの簡略版とういう見方もあるようですが、マップにタイルを置いていくという点が共通しているもののゲーム感はかなり異なります。戦争やモニュメントでかなりドラスティックな点の入り方が起こりうるチグ・ユーに対して、数少ないコマを着実に取っていく地味さ加減に、物足りなさを感じる人もいるかもしれません。ただ、コマが少ない分、誰が何を何個取ったかは把握しやすいですから(把握しようと思えばという意味ですが)、今回のような極端なタイル引きの偏りがなければ、実は結構シビアなゲームかも‥とも感じます。
 とはいえ、コマを置く毎に確実に終了に向かっていきますし、手番での選択肢もある程度絞られるので、クニーツァ入門編として楽しめるゲームではないでしょうか。
 次回は4人で、初期タイルを自ら選ぶやり方で遊んでみようと思います。きっと印象が変わると期待して。

 でこねぇ宅を子供の遊び場の一つにご指名のH家ご一行様も到着して、このあたりから子供ゲームと大人ゲームが隣同士で同時進行。でこねぇさんはあっちでインスト、こっちでゲームと忙しくなってきます。FUJIも到着。「家のコタツ布団に1リットルの飲料を全部ぶちまけちゃった」とのこと。そりゃー確かにどえらいこってす。
 じゃあとりあえずゲシェンクあたりからってことで。H家父さんも参加して、4人。なぜかでこねぇさんは子供卓の方。

ゲシェンク 私は何回目かのゲシェンク。ギダちゃんとH氏は初めて。ギャンブル
ゲームとなると、ギダちゃんは得意です。そつのない駆け引きと、こ
こぞというところでの引きの力で安定した失点(という表現はちょっと
変か?)で抑え、トップです。2ゲームでの短期決戦、2ゲーム目
の18は会心だったんですがね。
1位:ギダちゃん 34+31
2位:わにのこ 53+18
3位:H氏 58+43
4位:FUJI 76+52


 でこねぇさんはまだH家の子供たちと「子ヤギのかくれんぼ」なんぞを遊んでおります。ということで、続いて同じ4人で全員初プレイの「カリブ」を。

 カリブ海の海賊になって島々にちらばる財宝を奪い、自分のアジトに持ち帰れば点数になります。島から財宝を奪った時点で2000ダブロンを得ますが、持ち帰れば宝に表示された金額(5000〜8000ダブロン)になります。
 船が立体になっていて、これに実際に宝を積み込む仕組みがなかなか良いです。

 船は6艘ありますが、どれが誰のものという区別は基本的にありません。毎回、各船にたいして入札を行い、最高値を出したプレーヤーがその船を動かすのです。
 動かせるマス数は入札した数字(−1〜5)分で、誰か他プレイヤーがその船に−1を出していればその分だけ可動数を減らされます。したがって高い数字で権利を得ても、自分のアジトに到達するまでに止まってしまうこともあるのです。そうすると、ほかの船に宝を奪われてしまうかもしれません。

 誰がどの船をどう動かそうとしているかを予想しながら、効率的に宝を奪い、持ち帰ることが要求されます。

カリブ ルールを見た時点では、海上での宝の奪い合いが結構起こるもの
なのではと予想していたのですが、前半は意外に淡々と自分の近く
の宝を奪って、自力で持ち帰るというパターンで分け合っています。
中盤、宝のある町の位置が偏り始めると、いよいよ微妙な駆け引き
が始まります。5を出したもの同志で、余った札の数字勝負に負けた
人が脱落の気配。結果、私とH氏がトップ争いです。最終ターンを
前にして26000点同士の同点です。
最後の最後、私が8000の宝を積んだ状態で止っている船を返し、
H氏は7000の宝のある港を襲って1手でアジト返すことに成功。
1000点差でトップを持っていかれました。初代海賊王はH家パパ!
1位 H氏 35000
2位 わにのこ 34000
3位 ギダちゃん 20000
4位 FUJI 14000

 ドイツゲームは初心者のはずのH家パパにトップを取られ、ちょっと悔しい湖畔の面々。
 でも、これでこのゲームは初心者にもお勧めって事がわかったので良しとしましょう。
 バッティングを恐れずすなおな戦略が実は一番確実なゲームかもしれません。ギダちゃんはちょっと考え過ぎ、というか微妙なところを狙いすぎだったのでしょうか、意外と大差がつきました。

 バッティングの妙を演出し、宝の積み替え戦略を有効に活かすためには、ハゲタカルールでやるのが面白いかもしれません。今度機会があったら試させて下さいな。

 H家がお帰りの後、「クラウド9」で運試し。

 気球を模したギミックが遊び心をくすぐる好ゲームです。

 スタートでは全員が気球に乗っています。自分の番がきたら、サイコロを振り、出た目の色のカードを出せれば、無事気球は上昇します。

 出せなければ墜落。墜落すれば、その時気球に乗っていた人は全員0点です。

 墜落前に気球を降りることができればその時の高さに応じた点数がもらえます。当然高く上がるごとに高い点数がもらえますが、振らなければならないサイコロも増えていくのでリスクも増えます。

 低いところでチキン呼ばわりに耐えて降りるか、無理をして高得点を目指すか、基本はバースト系ダイスゲームの王道を踏んでいます。

クラウド9 前半は、ギダちゃん以外の3人は比較的安全圏で降りて確実に点数を
稼ぎます。サイコロ3個はまず無理だろうとの読みです。なにしろカード補
給は墜落が起こってはじめて行われますから、予想以上にカード不足状
態でゲームが進みます。それでも私は全色がバランスよく引けて、着実に
点が伸びていきます。後半はギダちゃんのギャンブルが決まりだし、猛追
開始です。一方FUJIは後半点数が伸びないので無理をするが結局バ
ーストという最悪の展開で一人蚊帳の外。最終局面で私は弱気が出て
50でストップ。次回でゴールだから大丈夫だろうと思ってたら、ギダちゃん
がどんどん昇って行きます。結局写真の位置までのぼりつめ、51で大逆
転(誰かが50を超えたら終了です)。ググッ、これは痛恨のミス。
1位 ギダちゃん
     51
2位 わにのこ
     50
3位 でこねぇ
     45
4位 FUJI
     22

 自分の番が回ってきてから降りることは許されないというルールが悩ましく、うまくできてます。ダイスには無地(白)の目もあって、全部その目を出せれば一枚もカードを出さずに済みます。一度は3個全部白目を出して最上段まで上り詰めてみたいものです。

 さて、ここでギダちゃんはご帰宅。新年の鍋はちょっと寂しく3人でということになりました。でこねぇさんが仕込みに台所に立つ間、FUJIを相手にバトルラインを一局。

バトル
  ライン
配パイですでにウェッジ完成。これは3列連続での勝利が目指せるかも、
と、危機感を感じたFIJIは戦略カードを使って防ぎにきます。今回は結
構えげつない戦略カードが引けたこともあって、かなり積極的にこれを使う
展開でした。凶悪の裏切りカードをこちらが引けた時点で勝利を確信。
これで、このゲーム2連勝です。
わにのこ 勝ち

FUJI 負け


 鍋が出来上がりました。本日はキムチ鍋。
 うん、やっぱり冬の鍋の定番ですな、これは。

 で、食後に選んだゲームは「カルカソンヌ ディ・スタット」



 このシリーズは数々の続編を生み出している怪物ゲームの一つですが、今回は木製の城壁や塔を使うかなり凝ったつくりです。情報が出た時点で、「こりゃ、でこねぇさんが買うな。」と確信した一品であります。

 縮小すると、その豪華さ加減がわからないので、ちょっと大きめの写真です。
 タイルの周辺(上辺と左辺)に城壁がめぐらされているのがわかると思います。ゲームが一定以上進んだら、点数計算が発生するたびに城壁が作られていくのです。城壁の上にもコマを置くことができて、その列にある歴史的建造物(の絵)の数に応じた点数が終了時に入る仕組みです。
 タイル上への人の置き方や点数計算は、オリジナルに比較して若干の違いはありますが、概ね同じなので、カルカソンヌ経験者なら違和感なくプレイすることができるでしょう。
ディ・
  スタット
今回のカルカソンヌでは、タイルを置くことで完成する都市(いや今回は
都市ではなく市場ですが、)にコマを置き、即点数計算ということが出来な
くなりました。その分、孤立した市場には必ずコマを置くようになり、大きく
育てることを皆目指します。人不足になるのは悲しいので、今回も道は
軽視されがちですが、私は4枚以上に伸ばせば点数が倍になるという今
回のルールに目をつけ、長い道作戦です。他プレイヤーとしても、自分
のやりたいことはいろいろあるのに、他人の道をふさぐために一手は使い
たくないですからね。意外に伸びるんですよ、これが。
城壁の上にもいい位置で置けましたし、平原(今回はなんと呼んでたっけ
?)の点数も大きく膨らんだ私が大差で勝利。ふむふむ、余は満足じゃ。
1位 わにのこ 
    146
2位 でこねぇ
    115
3位 FUJI
     96

 ケースも木箱になって、ちょっと置き場所はとりますが、それだけの価値はあります。
 この種のゲームは町が出来上がっていく様子そのものが楽しいという側面があるので、絵的に美しいものほどその点での満足度は高くなりますね。

 ゲームとしても、面白いと思います。特に城壁を延ばすタイミングとその方向に各自の思惑が絡み、延ばすためには点数計算を起こす必要があるのだが、そのために必要なタイルが誰もなかなか引けないという時は、かなり熱くなれます。

 ちなみに、本物のカルカソンヌってどんなのよって、思ったりしません?
 こんな感じみたいです。http://tabinokobako.cool.ne.jp/france/fc_carc.htm

 本日のゲームはこれにて終了。

2004年12月18日
 本日は、ボードゲーム人口拡大活動の一環として我が家でのゲーム会です。(いやまあ、そんな大したもんではないんですが)

 ボードゲーム初体験のTさん(ハンドルネーム考慮中)を遠く加古川の地からお招きし、でこねぇさんと、10月にも参加のミキさんを加えて、比較的とっつきやすいと思われる5つのゲームを遊びました。
  ハゲタカの餌食
  ブラフ
  ルミ
  イヌイット
  カルカソンヌ


 今回はどんなものか体験するというのが趣旨なので、結果・展開は省略いたしますが、とにかくいろんなゲームがあってそれぞれに面白さがあるって感触は持ってもらえたのではないかなぁと思います。
 でも、本当は時間さえあれば、さらに戦略性の高いゲームも体験してもらって、奥深さを知って欲しいという気持ちもあるんですよね。

 皆さんは、海外ボードゲームを初体験という人に、まずどんなゲームをお勧めしているのでしょうか?

2004年12月5日
 今日は湖畔のゲーム会の忘年会という事で、ゲームよりも鍋がメイン。
 とはいってもゲーム会の集まりですから、ゲームやらやらない訳にはいきません。昼から集まっていくつか遊んでいます。
 ちょっと遅れてくるっていうFUJI待ちの間に、シグマをお試しプレイ。その後、購入後長らく未プレイだったバトルラインをワンゲーム。
 9個ある各列で、6色で1〜10までのカードを一枚づつ手札から出して、3枚ポーカーをやるゲームっていうと理解してもらえるでしょうか。(無理か?)
 3列連続で、あるいは過半数の列で相手の手役を上回れば勝ち。
バトル
  ライン
先手は私。とりあえず赤の3と5と7があってウェッジ(トランプで言えばストレ
ートフラッシュ)のダブルリーチなので、5を真ん中に置いてみます。「なんで
最初におくカードが5なのよ」、って、でこねぇさんはいきなり混乱気味。しめ
しめ。でも赤4か6を引かないとつらいぞ。
このゲームには特別な効果を持つ戦略カードが何枚かあり、数字のカード
とは別の山札になってます。ただしこれは1枚使うと、相手も1枚使ってくれ
ないと新たには使えません。カード補給の際、これをいきなり引いてみます。
引いたのは<好きな色の8の代わりに使える>ってカード。どうなんだろ?
ビミョー。これはとりあえずしばらく置いておこう。ってな感じでスタート。途中
でもう一枚戦略カードを引きましたが結局どちらも使わずじまい。勝負の方
は赤の6は引いたもののその他の列はファランクス(トランプのスリーカード)
の争い。勝負だと思った列が上の数字をいかれて負けたため狙いだった3
連列はならず、僅差で終盤へ。5対4でからくも勝利。
わにのこ 勝ち

でこねぇ 負け

<わにのこ感想> ある列に対して先に手をさらすと、それを見て手を打たれるため、自信の有るところから始めてあとは引きに賭ける。どうしようもないと思ったらどこかは捨て列に‥、って打ち筋は、どこと無くロストシティに似た感触です。
 このゲームが面白いと思うのは、出ているカードから判断して、その列で既に勝ちが決定していることが証明できれば、3枚づつ出きっていなくても決着してしまうところです。手札の中はダメなんですよね。思わず、「ほらっ」って、見せたくなりません?

 そうこうしてるうちにFUJIが到着。まずは、私とでこねぇ両方のお勧め、ゲシェンクから。
ゲシェンク 3人でやると、すぐに自分の番が回ってきます。しかも1周では殆ど
コインが溜まってませんから、グルグルぐるぐる、すぐにコインが無くな
る。5人でやった時にはとにかくがまんしてれば勝てたって言う印象
があったのですが、そうもいかないようです。6ニムトもそうですが、人
数が違うとゲームの感触は変わりますよね。
2ゲーム合計
1位:FUJI 98
2位:わにのこ 114
3位:でこねぇ 146


 さて、次は今日のゲームの部メイン、「チグリス・ユーフラテス」です。
 クニツァらしいジレンマゲーム。写真のように壮麗なマップ上に形作られる4色のタイルによる王国と木のモニュメントが美しく、視覚的にもゲームだぁ〜って感じ(どんな感じ?)。
チグリス
ユーフラテス
私は序盤は中央から勢力をのばし、積極的に宝(ワイルドカードチッ
プ)を獲得に行きます。FUJIは左辺から、でこねぇは右辺からです。
大きく展開が変わるのはやはりモニュメントの建設後。でこねぇのモ
ニュメントが強力すぎるからなんとか勢力を削ごうとするんだけど、FU
JIのバックアップが得られず、どうも私は手番損の雰囲気。積極的な
戦争の仕掛けでなんとか大逆転を狙ったものの、ここぞというところで
黒タイルの手持ち数を読み誤って敗北。これが効いて一点差で負け
ちゃいました。
1位:でこねぇ 19
2位:わにのこ 18
3位:FUJI 13


 <わにのこ感想> いや〜。やっぱり噂にたがわぬ良いゲームですね。いろいろ戦略があり得るので、ついつい長考で皆様にご迷惑をおかけしてしまいました。(でこねぇさんからは「私より長く考え込むのを見るのは珍しい」とか言われちゃうし)
 カタストロフィタイルの使いどころが難しいですね。1手目でカタストロフィタイルを使って相手の勢力をまず分断し、2手目で戦争を仕掛けるっていうのがひとつの形かなと思います。1回ここってところがあるにはあったんですが、相手の手の内が見えない以上勝てると限ったわけで無く、しかもこの手番でタイルを置く事による点数は入らないので、躊躇してしまったんですね。
 是非近いうちにもう一度やりたいものです。(右の写真は序盤戦)

 さて、このゲームの終盤から、忘年会のために到着していた「ヨ○様」と「もっちゃん」にはたいへんお待たせしてしまいましたが、いよいよ今日の主役「豆乳鍋」です。

 チグユーで疲れた頭にビールがきくぅ〜。
 で、鍋もうまい。この料理は野菜を食べるための鍋ですね。味がしみて実に美味です。本日の発見。「豆乳鍋では、肉より魚、魚より野菜」

 なんのレポートだか。

 鍋を片付けてからデザートのビエネッタ。(アイスのミルフィーユみたいなやつです)。で、さらに今日来れないからって黒うさぎがお土産に預けていった「りくろーおじさんのチーズケーキ」
 まだ食うのかよっ。
 「ハイ、あるものは全部いただきますです」
 あきらかにやりすぎ。

 最後にもっちゃんとヨ○様を入れて再度ゲシェンクでしめくくり。1回きりでしたが、もっちゃん勝利。ってところで終電の時間。皆様お疲れ様でした。来年もよろしく、って年内にもう一回ぐらいはやるかもね。

2004年10月30日
 今日は湖畔のゲーム会ならぬ浜辺のゲーム会。
 我が家の家族といつもの仲間、久々参加の豪腕ゲーマー「ヨ○様」、それに新しい友人も加えて海辺の民宿で海の幸を堪能し、夕食後のお楽しみはいつものようにゲームです。

 最初はたけちゃんのリクエストで恒例ビーバーバンデ。(結果:1位まーくん 35、 2位ヨ○様 45、 3位わにのこ 53、 4位たけちゃん 55)
 たけちゃん今回は残念でした。

 つづいて、前ゲームの4人に加え、でこねぇと、初参加の「ミキ」さんが加わって「そっとおやすみ」をプレイ。
 本物の「おねむさん」多数の中、結果は、初めてでイマイチ要領が分かりきらなかったミキさんとたけちゃんのおねむさん争いに、たけちゃんがかろうじて勝利。やはり、このゲームは自分のカードを見ていては勝てません。

 本日のメインディッシュは「ウサギとハリネズミ」。栄えある第1回ドイツゲーム大賞受賞作ですね。たけちゃんにはちょっと難しいので、見学。「っちゅうか、もう遅いからあんたは寝なさい。」って言ったのに、翌日の天皇賞予想で忙しかったFUJIが戻ってきたのをつかまえて、二人クラウンを始めてます。二人で面白いのかな?

 さて、とにかく5人でウサハリです。
 サイコロでなく、にんじんカードで進む変り種のスゴロクです。サイコロ振らないならでこねぇも大丈夫?って、実はサイコロも振るんですよ!イベントとしてね。これが、どうしたもんだか明暗を分けちゃいました。やっぱりなぁ。(詳しくは下の囲みを‥)

 だいたいにおいて、このゲームの序盤は自転車遅こぎ競争の状況を呈します。4位より後ろにつけて、イベントマスの結果を有利にすると同時に、順位マスの特典も最大限利用してにんじんカードを貯金。ハリネズミマスに戻ってまた順位マスってことを繰り返していれば、どんどんにんじんは溜まる理屈です。

 後ろから行く事のデメリットはレタスの食べ損ねのリスクです。前にレタスマスに入った人との手番順関係によっては、うまく隙を縫ってレタスマスに入れることもありますが、それが無理ならイベントマスでのレタス消費狙いです。うまく行けばここでも大量にんじん獲得となりますから、後半一気の追い込みが可能です。

 さて、今回の展開はどうなったでしょうか。
ウサギと
ハリネズミ
私はたしか5人中4番手スタートでしたが、後方からのスタートを狙って
1マスを選択。1マス目はイベントマスです。振ったサイコロの目は「1」。
一回休みです。この場合レタス消費なしの単なる一回休みなので、あちゃ
ーっ!、初っ端からやっちゃった!、って感じだったのですが、これが結果
的には勝因となった気がします。必然的に序盤最後方が確定し、結構
うまくにんじんが稼げました。その上一つ目のレタスマスがいいタイミングで
空きになって飛び込めたのが効きました。一方のでこねぇは、レタスマスに
入れずイベントでサイコロを振っては「1つ順位を下げる」の目っていうのを
繰り返し、前進できないまま、ただにんじんを消費するという流れ。私は狙
い通りの追い上げがきまり、最後はまーくんとのトップ争いをなんとか制し
て勝利です。
1位 わにのこ
2位 まーくん
3位 ヨ○様
4位 ミキ
5位 でこねぇ

 ようやくたけちゃんに解放されたFUJIが入って、最後に6ニムトを3ゲームだけ。
6ニムト 3ゲームの短期決戦。1回でも大量に取れば勝ちはありません。
私は、2ゲーム目、3ゲーム目でピリカラ列を取らされて戦線離脱。
ヨ○様は私以上の大火事。
FUJIとミキさんは1ゲーム目で20以上を取ってOUT!!
でこねぇは1,2ゲーム目一桁で抑えて、この時点でまーくんに8点差を
つけてトップ。 3ゲーム目、まーくんがゼロで抑えて大逆転。
1位 まーくん 24
2位 でこねぇ 27
3位 わにのこ 49
4位 ミキ 53
5位 FUJI 67
6位 ヨ○様 68

 ミキさんはドイツゲーム初体験でした。最初の選択としてこれらのゲームが正しかったかどうかちょっと不安。なんとなく面白さは感じてもらえたようなのですが‥。懲りずにまた参加してくださいね。

 なにはともあれ、終わった時には全員完璧な「おねむさん」状態です。どうもお疲れ様。おやすみなさい。

2004年10月9−10日
 随分書き込みが遅れてしまいましたが、ボードゲームコロシアム結果発表です。
 現場の雰囲気なんかは、でこねぇさんの日記で既にご報告済みということで、ここではあっさりと結果だけを。

わにのこ結果
競技ボーナンザカルカソンヌラーアトランティックスター
予選順位5位/5人5位/5人1位/5人3位/5人
決勝順決戦順位予選敗退予選敗退4位/5人3位/6人
獲得ポイント
 見せ場は「ラー」予選だけ。

でこねぇ結果
競技6ニムトコロレットエルフェンランドブロックス
予選順位6位/8人5位/5人5位/5人8位/16人
決勝順決戦順位予選敗退予選敗退予選敗退4位/4人
獲得ポイント
   見せ場は、なんといっても「ブロックス」予選でのパーフェクトブロックス。

黒うさぎ結果
競技トランスアメリカ王位継承アクワイアプエルトリコ
予選順位1位/5人2位/5人5位/5人4位/5人
決勝順決戦順位6位/6人5位/6人予選敗退予選敗退
獲得ポイント
 見せ場は初日2種目。

ギダちゃん/もっちゃん連合結果(1日目ギダちゃん/2日目=3種目決勝から、もっちゃん)
競技ブラックレディマンマミーヤアルハンブラ操り人形
予選順位4位/4人1位/5人1位/5人4位/5人
決勝順決戦順位予選敗退5位/5人4位/5人5位/6人
獲得ポイント
 見せ場は「アルハンブラ」予選。見事な宮殿だとギャラリーの声も!

FUJI結果
競技ブラフアンダーカバー貴族の務めカタン
予選順位5位/5人3位/5人3位/5人不明
決勝順決戦順位予選敗退2位/6人4位/5人予選敗退
獲得ポイント
 見せ場は「貴族の務め」予選。なんと3人が同ポイント、同カード数で、コレクションの古さ勝負で3位に。惜しいぜ。

 チームとしては、15チーム中13位。まあ、ドベ覚悟での参加ですので、上出来でしょう。


2004年10月ボードゲームコロシアム直前週
 さらなる付け焼刃報告。

 カタン。(1位 でこねぇ、2位 もっちゃん、3位 FUJI) これもFUJIの担当なんですけど。だんだん不安になってくる。

 アルハンブラ。(1位 もっちゃん、2位 わにのこ、3位 ぎだちゃん、4位 FUJI、5位でこねぇ) やっと主人公がトップ。今日のプレイで改めて確認できたことが一つ。このゲーム、スタートのお金の配分でかなり明暗が分かれます。上位のもっちゃん、わにのこ両名の持ち金は、小銭たっぷりの8枚前後程度でスタート。対するでこねぇは3枚で20以上に。前半、ピッタリ買いで多くの建物を建ててスタートできるのと、そうでない時の差は大きい感じです。

 操り人形。(1位 わにのこ、2位 ギダちゃん、3位 もっちゃん、4位 FUJI、5位 でこねぇ) 8つ建て切りを目指してまず王様選択し、狙い通り暗殺者がオープンになったのを確認の上、建築家選択で終了。
 典型的な終了パターンではないでしょうか。このゲームの担当者はイマイチ揮わなかったものの、練習としては、分かりやすい形で良かったかもしれません。 


2004年9月24日
 珍しく金曜夜のゲーム会,。なぜって、ボードゲームコロシアム対策の付け焼刃第二段なのです。
 溜まっていた記録をまとめて書いてますので、しばらくはゲーム展開の記憶があいまい。ほとんど自分の事しか書けてないけど、ご勘弁を。

 さて、今日は久々のギダちゃん参加で、まずはマンマミーヤから。直前に全員食事済み、FUJIに至ってはビールまで飲んで、一番お腹の空いた人は‥‥「そんな人いませーん」、ので「じゃんけんほい」。(いつもじゃんけんですけど)(注)
マンマミーヤ 実はギダちゃん初プレイ。でも、当然のように理解は早いです。
私と二人で確実にピザが出来上がっていきます。
FUJIとでこねぇはかなりあいまい。
いい勝負でしたが、最後に私の15+が炸裂。
8枚全部完成しちゃいました。
最終順位
1位 わにのこ8枚
2位 ギダちゃん6枚 
3位 FUJI4枚
4位 でこねぇ4枚


 続いて、黒うさぎ到着後、貴族の務めを。
貴族の務め 私は前半出遅れ、しかも早々に泥棒二人が牢獄です。これは今日は
ダメか。‥とおもいきや、中盤からは思った様に手が決まり始め、泥棒
も押出されて帰ってくるし、コレクションも順調にたまってきます。さすが
に後半泥棒を怖れて展示を控え、点数ではギダチャンに並ばれました
が、コレクション枚数でトップです。
最終順位
1位 わにのこ
2位 ギダちゃん
3位 でこねぇ
4位 黒うさぎ
5位 FUJI

 ありゃりゃ、「貴族」はFUJIの担当ゲームなんですけど、大丈夫か?まあいいか‥?

 このあと、なぜか、インバース(わにのこVsぎだちゃん/わにのこの勝ち)、頭脳絶好調(でこねぇ、FUJI、わにのこ、ギダちゃんの順位)も遊びまして、お疲れ様の終了です。

 (注) マンマミーヤのルールブックには、「一番お腹の空いた人から(手番を)始めます」と書いてあります。


2004年9月19日
 家では、嫁さんや子供と時々遊んでいましたが、湖畔のゲーム会はまた久しぶりです。今日は正規メンバー(?)、でこねぇ、FUJI、黒うさぎ、もっちゃん、わにのこの5人でスタートです。
トランス
アメリカ
1ラウンド目、西部と南部の2都市が接近していたわにのこが、少ない手番
で完成することが出来て幸先よいスタート。‥と思ったら、2、3ラウンド目は
結果として他者と孤立した場所が課題となっており、逆にうまく他者の線に
乗れたでこねぇが2連続完成で勝利です。FUJIは課題都市を見間違え
たりして、少し余計な手数がかかりましたが、それでも総合2位でした。
最終順位
 1位 でこねぇ 
 2位 FUJI 
 3位 もっちゃん 
 4位 わにのこ
 5位 黒うさぎ


 本来遠いはずの2ゾーンの課題都市が近接している時は、密かにムフフッって感じですが、逆のケースでは結構絶望的な気分で始めなければなりません。それでも共通路線にうまく乗れればいいんですが、「あれ、誰もこの辺は行かないの?」って事が割りと早期に判明しますもんね。やはり最初の印象通り、戦略の幅は狭い感じのゲームです。

 次は2003年ドイツゲーム大賞受賞作「アルハンブラ」をプレイ。
 箱庭のように自分の都市をつくっていく建築系。建物や通貨のデザインが美しく、また手番で出来る事も有る程度限られているため、とっつきやすいゲームです。
 4種類ある通貨をうまく使いこなして、お釣りなしで建物を購入できれば、手番を繰り返す事が出来るというルールがこのゲームのキモであります。私とでこねぇ以外は初プレイです。
 
アルハンブラ序盤、建物タイルの出方に恵まれ、釣り無しでの購入がうまくきまった
わにのこが順調に宮殿建設を進めます。でこねぇは城壁を延ばして点数
を稼ぐ作戦。
わにのこは他者が争ってる紫は無視して、白・青中心でどんどん建築。
競ってくる相手がいない事をいいことに安定多数を確保です。結局さらに
もう1種の建物でトップを決め余裕の逃げ切り。
最終順位
1位:わにのこ98 
2位:でこねぇ79  
3位:もっちゃん68  
4位 FUJI 67
4位同黒うさぎ


 王と枢機卿なんかでもそうですが、それぞれの領分で1位にならないと点数が無い(または少ない)というルールだと、他者のトップを安易に許す訳にはいかないが、かと言って争いを仕掛けるのは自分にも不利。なので、できれば自分も独自路線で1位確保をしたい、と考えますよね。
 だから序盤で、うまく建物をバタバタっと建ててしまうと、「いまさらあの色で争ってもなぁ」と相手に思わせる事が出来る訳です。そうなればもうこっちのものです。今回はそういう展開で圧勝でした。

 ちなみに、写真の手前の宮殿配置は間違ってます。右上の青い建物は、全ての建物に噴水から歩いていけるというルールに合っていません。点数計算で問題が発生する前に気が付いて修正しましたが、この規則は間違えやすいので要注意です。(慣れていれば間違ったりはしないんでしょうけど)

 今日はもっちゃんが一足早くご帰宅。一人減ったところで、つづいてはアンダーカバー2を基本ルールでプレイ。
 このゲーム、前回遊んだ時は"黒うさぎ"が序盤の遅れで嫌気がさしてしまって、自分の色を全く進めずにいたため、全員の読みが狂って混乱をきたしたという経験があります。今回はちゃんと頼むよ。
アンダー
 カバー2
子供達ほどハッキリとはしていませんが、皆さん序盤は概ね「世界仲良し
協会作戦」
っぽくいきます。私はなるべくこれに乗らない形で進めようとし
てメリハリをつけて進めます。どれかが先行すると下げられる。定石通りの
展開であります。中盤から私の動きはちょっと判り易かったですかね。これ
に気を取られている間に、2色がゴールまであと僅か。どっちかは間違いな
くでこねぇです。やばいぞ、なんとかしなければ。ここで黒うさぎの手番。判っ
てるよね!!頼むよ。っと思ったら、先頭の2個のうち一つをゴールさせる
手番をうってます。えーっ、なにすんのぉ、と思ったら、後ろの方から10コマ
進んでオレンジも同点ゴール。えぇっ、黒うさぎってオレンジだったの、全然
無警戒。今回は見事な逆転同着でした。
最終順位
1位 黒うさぎ 
1位同 でこねぇ 
3位 FUJI  
4位 わにのこ

 大人同士でやるのは久しぶり。やはりそう単純ではないですわな。当然!
 直接他者を叩けるゲームでは、中盤までは目立ってはいけません。これ大原則。今回は私、失敗です。

 夕方になってから、本日のゲストプレーヤー"まっすん"が到着。彼とは以前、アクワイア、ハットトリック、ガルゴンなどをプレイしていて、結構やるってのがわかってます。まずはキング・ミー(王位継承)から。

王位継承 前回プレイの経験で、定石的な手順はあきらかになっています。要は、
自分の担当でない候補を自分で推挙して落とすという行為が基本で
否決カード出し惜しみのタイミングの正否が勝敗を分けます。
初プレイの人もいて今回は、私の選択がバッチリはまりました。
2ラウンド目はパーフェクトの33点も出て、合計88点はかなり高得点。
逆にFUJIは最後の逆転0点狙いも失敗に終わって最下位です。
最終順位
1位 わにのこ88
2位 でこねぇ74
3位 まっすん64
4位 黒うさぎ61
5位 FUJI57

 さて、本日最後はアクワイア。
 ボード上に対応するナンバーのタイルを置いて、二つ以上のタイルが繋がるとホテルチェーンができます。出来たホテルの株を安いうちに買っておき、ホテルが大きくなることによる株の価値の上昇を狙って大金持ちになろうっていうゲームです。
 ただし、このゲームの難しい点は、いつでも株を売れると言う訳では無いと言うところです。より大きいホテルに吸収された場合かゲームの終了時にしか、株はお金になりません。大きなホテルの大株主になるのは良いのですが、それだけでは途中で資金がなくなって、ゲーム終了まで何も出来なくなるって事も有り得ます。(前回はもっちゃんがそういう状況に陥ってしまいました)。
 また、ホテルが吸収されるとき、吸収される側のホテルの筆頭株主には結構大きな配当が支払われます。2位の株主にも配当が出ますが、筆頭者の半分です。3位以下には配当は出ません。吸収された側の株は、時価で売ったり、吸収した方の株と2/1で交換したり、再び同じホテルが再建されることを期待して保持する事ができるのですが、この判断は結構重要です。
 とにかく、こうやって資金を回していかないと、増やす事はできないので、どのホテルの株をどの程度買うかの判断、どのホテルの吸収がどのように起こるか、出来る限りコントロールできるようタイルを出す事、その辺りが重要ですが、後者はタイルの引きと他者の思惑で、なかなか思い通りには行きません。

アクワイア 計画倒産のゲーム。そう評した人もいます。前回のもっちゃん現象を見て
いる者としては、有る程度大きくして吸収される側に回る株を持っておこう
と考えながらプレイをしていました。ところが思いと裏腹に自分が多く買った
株のホテルはひたすらどんどん大きくなり、あれよあれよとセーフチェーン
に。なんかこれまずいパターンじゃないのかなぁ、と思いながらも。とにかく
積極的に買うことをためらわず進めます。結局終わりまで筆頭の配当を
もらう事なく最後の集計。2大チェーンの一つは筆頭ですが、もう一つが
資金切れで、まっすんに筆頭を奪われてます。手持ち資金は殆どなし。
さて、これで逆転できるのかぁ。‥できました。必ずしも計画倒産だけで
はないのかなとの発見もあった今回でした。
最終順位
1位 わにのこ
2位 まっすん
3位 黒うさぎ
4位 でこねぇ
5位 FUJI


 それにしても、深夜にかかろうかという時間になって、最後にアクワイアはきつかった。ゲームの順番は良く考えなければいけませんね。


2004年8月1日
 なんと2ヶ月半ぶりの自宅ゲーム会を、わにのこ家にて実施。今回は初参加の「MOTO」と、4月にも参加してくれた「みな蔵」、いつもの「FUJI」、「でこねぇ」に私の5人です。
 初心者が多いので、遊びやすいものをという選択で、「トランスアメリカ」からゲーム開始。でこねぇ以外は私も含め初プレイです。

 アメリカ大陸に線路を引いていって、自分に与えられた課題である5都市をいち早くつなげた者が勝ちというゲーム。他人が引いた線路でも、自分の線路をつなげれば共通の線路として利用できます。これがこのゲームのポイント。線路の乗り入れは自分にも有利ですが、他者にもきっと有利なはず。どの辺りでどのようにつなげるかが悩みどころです。
 誰かが5都市接続を完成したら1ラウンド終了で、各自完成に足りない線路数がマイナス点として記録されます。何ラウンドか(通常3ラウンド程度)行い、マイナスの少ない人が最終的な勝者です。
トランス
アメリカ
課題の5都市は、必ず離れた5地域から一つづつです。従って、概ね全員
が広範囲に線路網を引く必要にせまられているはず。必然的に全員が比
的早い段階で相互乗り入れを実行し、線路を利用しあっていました。それ
にしても、1手目でいきなり他者のスタートマーカーの近くから初めて、接続
しちゃった「みな蔵」戦略には全員びっくり。でも2ラウンド目、大幅不足で
脱線候補に躍り出た「みな蔵」が、3ラウンド目で予定通り(?)アウト!。
これといって何をした訳でもない私が、2ラウンド目の路線完成を含め、未
完成時も2線路程度の不足で乗り切ってトップ。
最終順位
 1位 わにのこ 
 2位 FUJI 
 2位同でこねぇ 
 4位 MOTO
 4位同みな蔵


<わにのこ感想>これといった作戦というのが立て難いゲームという印象でしたね。私の基本方針としては、一応一番遠方になりそうな都市に比較的近く、なおかつ共通路線が出来上がりそうな位置にも近い場所をスタート位置に選ぶ。その後はまず遠方都市へのおそらくは自分だけのものになりそうな路線から引き始め、その間に他者が着々と作りあげている共有路線をその後うまく利用するというもの。要は、自分から繋げないで他者に繋いでもらうという作戦。
 だけど他の人もそんな感じだったような気がするし、課題の5都市の位置関係で有利不利はあるだろうし、戦略で勝ったのか、運で勝ったのかも不明なまま終了です。
 ルールも簡単で説明も短くて済み、非熟練者でも充分楽しめる、入門者向けという評価は適切でしょう。ボードゲームらしいマップ上に線路が繋がっていく様子が絵になります。

 トランスアメリカが終わったところでお昼の時間。出前が届くまでの間にちょこっと、って事で子供達二人を入れて「そっとおやすみ」を遊びました。
 同じ絵柄を4枚集める事が目的のゲーム。5枚の手札から始めて、1枚隣りの人に渡し、受け取った人はいらないカードをまた隣りの人に、って事でグルグル回っていきます。
 普通なら4枚集めた人が勝ちという形で1ラウンド終了というところですが、このゲームは違います。4枚揃った人は、何気ない風でそっとカードを卓上に伏せます。誰かが伏せたのを見つけたら、他の人も同様にカードを置きます。
 最後まで気付かずに手札を持ったままの人が「おねむさん」。おねむさんカードを受け取ってラウンド終了です。揃った瞬間でなく、しばらくしてから伏せてもかまいません。従って、誰かがカードを選んでいる間にそぅ〜っと‥っていう狙い打ちも可能です。

そっと
おやすみ
たけちゃんにはちょっと厳しいかなぁ、と思いながらも、ハンディをつけら
れるゲームでもないので、様子を見ながら開始です。
始まってみると、やっぱりたけちゃんは自分のカードしか見てない。当然
おねむさん取りまくり。自分のカードより他の人を見とくんだよって教え
て、他の人もたけちゃんがカードを選んでる間は伏せないように気を使
ってくれます。徐々に他の人が取る場面が出てきました。でこねぇは本
当に眠かったらしいです。
最終順位
1位 MOTO 
2位 みな蔵・
 わにのこ・
 まーくん
5位 でこねぇ
6位 たけちゃん

 <わにのこ感想>これを大人だけでやったらどうなるんでしょう?こわいですねぇ。

 お昼からは「王位継承(キング・ミー)」です。これもでこねぇ以外は初プレイ。
 複数与えられた自分の担当のキャラクターを王位につけることを目的にしたゲーム。0点の奴隷から5点の貴族のランクまでは、空きがあれば1ランクづつ確実に昇格させることができますが、その上の王位への昇格は、全員の選挙で決まります。賛成か反対のカードで投票し、全員一致の賛成時のみ王位が決定。一人でも反対がいれば推挙されたキャラクターはゲームから除かれます。
 したがって自分の担当でないキャラクタを推挙して自分で否決する事も可です。ただし、賛成票は何度でも使えますが、2枚だけ与えられる反対票はそのラウンド使い切りです。
 王位決定で1ラウンド終了で、その時点での自分の担当の各キャラクタの地位が点数となります。王位は10点です。3ラウンド行って、合計で勝負が決まります。

王位継承 各キャラクタの初期配置は、全員淡々と、殆ど考えずに上位から埋
めていきます。たぶん自分の担当キャラクタを上に上げているのでしょ
う。みな蔵が積極的に王位に推挙をします。でもって自分で否決。
すでに私の担当キャラが二人除外です。(でこねぇさん、頼むから「死
んだ」っていう表現はやめてください。せめて「追放された」とかでお願
いしますよ)。でもって、また誰かが推挙です。これは自分の担当キャ
ラではないが、どうせ誰かが否決してくれるだろうと思って賛成票を投
じたら、あっさり可決。MOTOも同じ考えで、自分のキャラでないのに
賛成票です。そんなパターンを繰り返して、当然のように敗北です。
みな蔵圧勝。
最終順位
1位 みな蔵 82
2位 FUJI 70
3位 でこねぇ 68
4位 わにのこ 60
5位 MOTO 58

<わにのこ感想>初期配置の段階で、ブラフも効いた戦略的配置をしてみようという考えもあったのですが、5人いると他者の様子を把握することも難しく、それに多くのキャラが他者とかぶっているので、結局単純に自分のキャラを上位に置くしかないのかなという感じです。
 選挙でも素直に担当キャラには賛成、非担当キャラには反対で良いのでしょうか?
 反対票を使い切ってどうしようもなくなるのと、反対したいのに賛成票をきって可決されてしまうリスクは結果として同じなら、素直な戦略の方がトータルとしては安全な気がしますね。
 3ラウンド目は、もし0点(担当キャラの全員が奴隷か追放かになるケース)なら33点として扱うというルールがあるのですが‥‥無理です!!

 ちょこっと休憩してから、次はニューヨークチェイスを選択。MOTOがスコットランドヤードをやった事があって、他メンバーはいずれも初プレイ。基本はスコットランドヤードと同じで、逃げる泥棒を複数の刑事で追い詰めるのですが、主な相違点異はマップがアメリカのマンハッタンに移ったこと、刑事に道路封鎖が可能なったこと、刑事にヘリコプター・泥棒に船という新移動手段ができた事、泥棒もチケット枚数が限られた事です。
 一応経験者ってことでMOTOが泥棒役で、みな蔵、でこねぇ、FUJI、わにのこが刑事です。

ニューヨーク
チェイス
泥棒は3回姿を現し、それ以外のターンでは、位置は不明で移動
手段だけが示されます。これは前作と同じ。最初の出現で刑事の
位置はまずまず良好。刑事側としては、とにかく船での逃走を気をつ
けながら、確実に追い詰めます。泥棒は2回目、3回目の出現付近で、
ダブルムーブとブラックチケットを使って封鎖網をかいくぐります。刑事
側としては、ダブルムーブで逃げられるのは避けられないので、周辺
の地下鉄駅とバス駅を刑事と封鎖チップで埋め、泥棒のタクシーチケ
ットを枯らす作戦を決行。これが功を奏し、後半泥棒の手が制限さ
れ、見事に捕らえました。
最終結果
21時間(ターン)で
刑事の勝ち

<わにのこ感想>移動手段の追加よりも、泥棒のチケット制限により大きな影響が出ています。刑事は全員でチケット共有できるため、うまく使い回すことが出来ますが、泥棒はバランスの良いチケットの使い方を意識しないと、今回の実戦のように身動きがとれなくなってしまうでしょう。今度は泥棒役に回って逃げ切ってみたい、そういう気にさせられるゲームです。

 FUJIはタイガースの応援に甲子園へ。残った4人で最後はトリックテイキングの快作、ハットトリックで締めです。

ハットトリック 3色あるカードのうち取った枚数の多い1色だけがプラス点で他はマイナス
点になります。ということは、3人プレイなら、各自がそれぞれ異なった色を
集めて落ち着いた展開になる事が予想されますが、4人だと独自路線の
二人が有利で、同じ色を争う事になった二人が不利という展開です。
でこねぇが着々と単色収集を決めていくのですが、私の上家にいるので
仕掛けがし難く、止める事ができません。独走を許してしまいました。
やっぱりトップ目はみんな協力して叩かねば。ねっ。
最終順位
1位 でこねぇ
2位 みな蔵
同 わにのこ
4位 MOTO



2004年5月16日
わにのこ自宅にて、関東に長期出張から御帰還のFUJIが久しぶりの参加。でこねぇと我が家の子供達、ところどころ嫁さんも参加してのにぎやかなゲーム会です。
 最初は、でこねぇのインストにて私とFUJIの3人でLOCO(ロコ)をプレイ。ルール説明を聞いた段階では、この間MMGでやった、ホリディAGのシステムにも似ていて、これを極限まで単純化したものという印象。
ロコ序盤は青と紫が売れ筋。でもすぐ売り切れるので、残りをどう買うかが問題。
黄色を買うFUJI、赤・緑を買うでこねぇ。私はとにかく紫の買占めが吉とでれば
勝ちなので、この列の5を出すタイミングだけを見計らっています。4のありか
だけが不明で出し渋ってると、そのうち先に緑が6枚出切ってしまって失敗。
5の列2列のコマを主体にきっちり買ったでこねぇの勝ち。
最終順位
 1位 でこねぇ 
 2位 わにのこ 
 3位 FUJI 
<わにのこ感想>状況を自分の手札でコントロールしながら、よさそうな株を選んで買うというシステムの入門編として、むしろ子供達にやらせてみたい気がします(下の子にはまだ無理でしょうが)。もっと複雑なゲームを経験した人にとってはちょっと単純に過ぎるかもしれませんね。でも、伏せられたカードの存在が悩ましく、これがこのゲームをゲームとして成り立たせています。

 次は、同じ3人で、わにのこ自作ゲーム「もじーきゅーぶ」をテストプレイ。同様の手作りゲームに「もじきゅーぶ」っていうのがあるというのを後で知って、名前は変えた方が良いのかなとも思ったのですが。ただ、ラミーキューブのルールをベースに日本語の文字ゲームにしたところがミソなので、当面この名称を使わせて下さい。なお、ゲームの内容は、別の機会にご紹介する事にします。とりあえずテストプレイの結果としては作者のわにのこを抑えて、でこねぇのトップ、わにのこ、FUJIの順位でした。もう少しルールを改善しないとゲームのテンポが悪すぎる感じでしたが、でこねぇにはそこそこ気に入ってもらえたようです。

 昼ごはんを食べてから、ずっとやりたいと思っていたイエローストーンパークをプレイ。これも経験済みのでこねぇのインストで。 動物のカードを出来るだけ取らずに済むよう、カードをうまく出す事が求められるゲームです。基本的に我慢較べのゲームですよっていう助言(?)を頂いてスタート。
イエローストーン
 パーク
序盤、私はカードの引きが良いのか、大量のカードを取る事無く、理想
的な展開。1回目の点数計算でかなりのリードを得る。その後はそこそこ
カードを取るものの、6枚出し切りでの取り札回収がうまく機能し最初の
リードを守って最後まで進む。でこねぇも後半は大量に取った後に6枚回
収をうまくきめています。FUJIだけがどんどんカード溜め込んでます。
最終順位
1位;わにのこ;21
2位;でこねぇ;27
3位;FUJI;49
<わにのこ感想>一度取らされる流れになると、どんどん取っていく感じになるのかもしれませんね。6ニムトでもなぜかハマリの渦に飲み込まれることがありますが、今回のFUJIはそんな印象でした。少量のカードなら取ってもよいので出来るだけリスクの小さい状況を維持するという点、いつの段階で群れが大きく動きそうかの読みで、残すカード・出すカードを決め、補給の有無も決めるという点、これらに気をつけながら進めるわけですが、やはりゲーム感そのものも6ニムトに似たイメージがありました。
 次は、10月のボードゲームコロシアムの対象ゲームになっている「貴族のつとめ」を経験しておきたいということで、3人ではどうなのかと思いながらも試してみました。
貴族の
つとめ
3人のプレイだと、最初のオークションハウスと城の選択が2対1になり易く、
1の側になれば圧倒的に有利です。前半、単独選択の利を活かし、また
おなじ場所を選択しても、うまく立ち回ったFUJIが、すごいスピードで得点
を重ねます。なんかもう追いつかないんじゃないの。‥ やっぱり追いつかな
かった。FUJI圧勝。
最終順位
1位 FUJI
2位 でこねぇ
3位 わにのこ
<わにのこ感想>前のゲームの逆で、今回はやることが全てあたりのFUJI。なにしろ私とでこねぇのコマが最初のコーナーを曲がるか曲がらないか辺りで、FUJIのコマはもうゴール近くに来てました。こんなに差がつくものなの?
 私とでこねぇは互いに泥棒を警戒し、オークション選択時に泥棒のバッティングをやらかしてスタートでつまずいたのが痛かった。お金取られても商品購入はできるので、過剰な警戒はマイナスになると心得るべきでした。もう一度、4または5人でやってみましょう。

 我々が貴族のつとめをやっている間、子供達と嫁さんはビバトッポを2回ほどを遊んでいました。
 1回目。なんだかやたらとニャーニャー言ってます。えっっ、3回連続ニャーですか?超俊足猫!!(笑)
 結局まーくんは、1かけら(1/6個)のチーズだけ獲得でゲーム終了だったようです。まあ、そんなこともあるさ。2回目は少しはましだったようですね。毎度大騒ぎしながら楽しめるゲームです。

 両方ゲーム終了後、でこねぇがデュエル(アンギャルドのリメーク)をやりたいとのことで、お相手にまーくんを御指名。その間、残りの面々でクラウンを何回か遊びます。以前「ゆーもあゲーム会」で、たけちゃんが大のお気に入りだったゲームです。今回も胴長短足や、ぺしゃんこ頭のへんてこピエロに大うけでした。

 さて、クラウンを終わって、二人の様子を見に行きます。
デュエル最初の方は互いに攻撃を決めて1ポイントづつ交互に獲得する展開
だったようです。3対3ぐらいから観察していたのですが、このあたりから
まーくんは必ずしも無謀な攻撃を行わず、常に受けることのできる間
合い(実際「間合い」という言葉を本人が使ってました)を保ちながら
中央近くにいることを心がけてた様子。その結果、カードがなくなって
の勝ちを収め、勝利をもぎとりました。
結果
 まーくん勝ち
 でこねぇ負け
 5対4

 でこねぇ残念でしたね。まじ、くやしそう。
甘く見てたらやられるんですよ、子供達の理解の速さは我々の予想以上ですからね。

 ところで、このHPは文字ばっかりで見づらい、っていうご批判というかご注文も一部でありましたので、今回から写真も撮って、載せていきます。でも自分がプレイしている時は、ついつい夢中で忘れちゃいますね。今日は観戦に回った時の分だけです。

 さて、そろそろ終わりにしましょうかということで、最後にみんなで「マメじゃないよ」を1回だけ遊びました。このゲームはFUJIがかつて、「これなら自信がある」って豪語してたゲーム。さてどうなることやら。


マメじゃ
ないよ
嫁さんとまーくんは初プレイなのでルールのインストと、基本的な考え方
を紹介してからスタート。ありゃ、私の配パイは極端に偏ってる。数字で
最高のカードは5が3枚で、あとは1と3と特殊カード。でもマイナスカード
をたくさん持ってるのは実はかなり有利。×2カードを取った色が、マイナス
になる心配が無いのが有り難い。わにのこ夫婦1,2フィニッシュ。
最終順位
1位;わにのこ62
2位;嫁さん50
3位;FUJI45
4位;まーくん39
5位;でこねぇ31

でこねぇ、FUJIの二人がお帰りになってからも、子供達は「もっとげーむしたーい」ってことで、クラウンをもう一回と、我が家の定番ビバーバンデをワンセット。ビーバーバンデは、まーくん、たけちゃんに1位、2位を決められて、父さん、母さんは3位、4位。まーくんは、4プレイを5,9,6,6と安定した結果。たけちゃんも8,5,5,13と最後がよければトップもありましたね。たけちゃんは人のカードの出入りを見てるのか見てないのか良くわからないんだけど、大胆に交換を仕掛けてきます。ちょっと前は結構とんちんかんな事もしていましたが、最近はかなり的確です。やっぱり少しづつ成長するのですね。


2004年4月4日
でこねぇ宅にて、ゲストプレイヤーに「みな蔵」を迎え、未プレイ品を含めて5種類を遊びました。
 今日は6人参加予定ですが二人が未到着なので、でこねぇ、わにのこ、もっちゃん、みな蔵の4人でラミーデラックスを1回だけプレイ。でこねぇ以外は初プレイ。既に場にさらした牌を再編成しながら手札を無くすダイナミックなセブンブリッジ的ポンジャンって感じでしょうか。
ラミーデラックス手札に10が三枚あった「わにのこ」が軽快にスタート。他の人は
「30ポイント以上ないと最初の手札を出せない」というルールに
阻まれて足踏み。徐々に牌が表に出だすと、考えることも多くなっ
てきます。考えてた手筋が前の人のプレイの結果出来なくなった
時の悔しさといったら‥。最後は残り数枚の処理の早いものが
勝ちの状況から「わにのこ」が逃げ切って勝利。
最終順位
 1位 わにのこ
 2位 もっちゃん
 3位 でこねぇ
 4位 みな蔵
<わにのこ感想>噂どおり良いゲームですね。下の子供がもう少し大きくなったら是非家族でやりたい一品です。その時は、かぁちゃん、たのむよ!。
 お昼ごはん食べてるうちに6人揃いました。久々に操り人形をやろうってことで。
操り
 人形
序盤で「もっちゃん」が魔術学校を建ててゲームを有利に進めます。
全員あまりコインを貯めず、その回使いきりを基本に回していきます。
自分の得にはならない暗殺者が選択されにくい傾向はいつも通り。
その様相に乗じて「みな蔵」は緑建物を建てた上での商人選択を
バリバリ決めます。ちょっと誰か止めないとまずいんじゃない。とか考え
てるうちに、もっちゃんが5色揃えた上7つ建ててリーチ、3つ赤建物を
建ててる私が暗黙の了解の上で傭兵選択し、もっちゃんの五色目の
建物(1コスト)を破壊。でもそんな事してる内に、黒うさぎもギダちゃん
も私もリーチ。最後は黒うさぎの伝道師選択を読みきったギダちゃんが
これを暗殺した上で、8つ建てきりで勝利。黒うさぎさんはギダちゃんより
先に役割選択できたんだから、自分で暗殺者選ぶべきでしたね。もっ
っちゃん、ギダちゃん、私の3人が8こ建て+5色建てでした。
最終順位
1位ギダちゃん33点
2位もっちゃん31点
3位黒うさぎ28点
4位みな蔵27点
5位わにのこ27点
6位でこねぇ16点
でこねぇ16点って‥、一人カヤの外。もっちゃんご帰宅、残り5人で次は全員初プレイのキングルイ。
キング
 ルイ
1回目、誰もエメラルドを選択しないので、面白くないと思って、私が
何度かやってみるけど、そうすると当然手札増えずに全然ダメじゃん。
うーん、これはどうなのかなぁ、って全員の感想。わにのこ提案で、エ
メラルドは王様食卓から3枚食べることにしようって事で2回目はこの
バリアントルールでプレイ。
1位ギダちゃん57点
2位黒うさぎ56点
3位でこねぇ52点
4位みな蔵45点
5位わにのこ44点
キング
 ルイ
バリアント
3枚食いはなかなかエキサイティング。面白がって今回は私とギダちゃん
の二人でバンバンとエメラルってたら、やっぱり手札増えずに撃沈。
やりすぎはいけませんな、何事も。しかも5枚のエメラルドを早いうちに
使い切るという愚挙を犯したため、その後は取りたい放題。意図した
状態とはかけ離れちゃった。でも3枚食い、面白いとおもいますよ。
1位でこねぇ41点
1位タイみな蔵41点
3位黒うさぎ39点
4位わにのこ32点
5位ギダちゃん20点
新婚さんの「みな蔵」はお帰りです。4人になったところで、事前に是非やろうと言っていたインコグニトをプレイ。これも、でこねぇ以外初プレイ。
インコグニト これって展開を説明しにくいですね。私以外の内部事情がわからないまま
進んでますからね、当然ですけど。とにかく私は前半他者に接触する事が
できず、情報不足のまま進みます。他の人は順調に他者の正体が判り始
めてる様子で、「もう僕はだめ!、味方さん私を判って、正体明かしてよ!」
っていう他力本願。当然ダメです。負けました。
 勝利
でこねぇ
黒うさぎ
 敗北
わにのこ
ギダちゃん
<わにのこ感想> ゲームの概要を聞いた時点でとても面白そうなゲームじゃないですか、これ。で、確かに予想通りのおもしろさ具合ですね。始まってみると最初のうちの接触が誰に行われて、それが結果的に味方か敵かの運が結構重要なのかなって印象。よし、次は勝つぞ。
 最後は軽くってことで「決算日」。でも全員初プレイなので説明書きを読みながらスタート。
決算日 とにかくギダちゃんが絶妙の入札で、圧勝の結果でした。実は5回の内
2回が9枚の受注カードでの決算。結構うまくばらけた感じです。
決算カードは、今出ろ!って時にはなかなか出ず、出るなぁーって時に
出ちゃいますよね。4回目決算後は、手札を残す意味無いので安値
でどんどん受注すべきで、この点でもギダちゃん解ってました。さすが!
1位ギダちゃん 50点
2位黒うさぎ 31点
3位わにのこ 29点
4位でこねぇ 14点
 本日は以上。つめつめでやったので、結構疲れちゃいました。次回はもう少し休憩しながらにしましょう。

2004年2月28日
わにのこ自宅で、子供達もまじってのほのぼのゲーム会。
レーベンヘルツこれも初プレイ。まずは大人だけ3人で。この種のゲームとしては
比較的ルールは簡単なのでさくさくインスト?でプレイ開始。のは
ずが、「黒うさぎ」だけルール間違いで、鉱山からの収入を余分に
ゲット。周りもそれに気付かないで中盤まで進んじゃう。今回は
テストプレイということで1ターンだけ収入無しのペナルティで許し
て、とにかくプレイ継続。勝負は、領土拡張のカードの引きが良く、
最後にダイヤモンド鉱山独占でゴールした「わにのこ」の勝ち。
最終順位
 1位 わにのこ
 2位 黒うさぎ
 3位 でこねぇ
<わにのこ感想>まだ、勝ち筋っていうのは読めてません。すぐにお金不足に陥るので、早い目に鉱山を確保して収入を得ることが大事、というのは間違いないでしょう。そういう意味では小さく囲んで後で拡張が基本形だとは思うのですが、拡張のカードの引きが悪いとどうしようもないというのはあります。最後の方では僅かな境界線で大きな領土が得られるケースもあり、そのへんは醍醐味のひとつかもしれません。やりこなす程各人の思惑が複雑に絡んで、面白くなりそうな感じです。
にわとり
の尻尾
「わにのこ」の次男「たけちゃん」のできるゲームをということで「でこねぇ」が
持参してくれた記憶ゲームをお試し。うーん、だめだ全然覚えられん。5
才の息子と大差ない状態。ほんとは誰かがシッポ独占するまでやるんだ
けど、途中で長男「まーくん」帰宅のタイミングにあわせてお茶の時間に。
最終順位
 途中で中止
 チーズケーキとコーヒーで一息いれて、これも初プレイの珍獣動物園を、まーくんを入れての4人でプレイ。
珍獣
動物園
一つ目の×2カードで「黒うさぎ」と「まーくん」がはげしく競り合い、「黒うさぎ」
落札するもこれでかなり金欠スタートに。「わにのこ」はおよその計算で、1ポ
イントあたり3のコストを妥当なラインと想定し(正しいかどうか全然自信はな
い)、それに見合うかどうかで競りをかける。他の人は、これよりかなり高いコ
ストで競り落とす状況が続き、−5を「わにのこ」が引き受けた時点で、それ
以降は、ほぼ「わにのこ」が一人で安値落札可能な状態。あと1枚なんでも
いいから落札すれば「わにのこ」勝利というところでゲーム終了。1点差で「で
こねぇ」勝利も「勝った気がしない」とのご感想。
最終順位
 1位 でこねぇ
 2位 わにのこ
 3位 まーくん
 4位 黒うさぎ
<わにのこ感想>「わにのこ」の戦略がなんとなく良さそう、という共通認識ができたので、再度やると展開はかなり変わりそう。いつ終わるかわからないという終了条件の運まかせが、意外とゲームの奥を深めてるかも。お手軽なので、またやりましょう。小学4年の「まーくん」には競りゲームはちょっと難しかったか。本人も「これは大人のゲームや」とちょっと不機嫌。で、まーくんのリクエストで次はカタンをプレイ。
カタン 「黒うさぎ」は初プレイ。他の人は結構回数やっているので不利かと思われ
たが、初期配置の妙と賽の目の偏りでどんどん街を建設され、優勝をさら
われました。(まあ、このゲームはそういうゲームなのですが‥)今日は4の
日でしたね。「でこねぇ」はチャンスカードの引きは良かったはずですが、使
いどころを間違って浮上できず。「まーくん」はLongest Roadを死守でき
れば勝機もあったのですが、残念。 
最終順位
 1位 黒うさぎ
 2位 まーくん
 3位4位 でこねぇ
   わにのこ
<わにのこ感想>カタンの4人プレイは何度かやってますが、盤面がかなり窮屈になる印象は強いです。かなり時間をくってしまいます。初期配置のひとつを最初から街(都市)にするなどの、世間で行われているバリアントの採用が正解かもしれません。
本日最後は、でこねぇのご推薦ゲーム「ウィルスカンパニー」
ウィルス
カンパニー
とにかく、注射のなすりつけあい。3人プレイだとやたらと淡白に
ゲームが進んでしまいます。最後「でこねぇ」から出されたカード
をブラフと信じて受け取った「わにのこ」が3本目の注射でアウト。
それまでトップ争いだったのが最下位まで転落。
最終順位
 1位 でこねぇ
 2位 黒うさぎ
 3位 わにのこ
<わにのこ感想>ブラフ+競り系の戦略ゲームかと思いきや、雰囲気的には、「ぎょえー、これかよ」って大騒ぎしながらやるパーティーゲームかも。もう一度5人ぐらいでプレイしてみると雰囲気違うかもしれません。

なおこの日もう一点、にわとりの餌場もテストプレイしましたが、4人では殆ど選択した餌場が重ならず、盛り上がりに欠けるという事で、途中でやめてます。これももう少し人が集まったときに再チャレンジしましょう。

2004年2月23日
未プレイのゲームを消化していこうということで、3人で楽しめるものを選択し、仕事終わりに集まって「王と枢機卿」「ミューテラー」をプレイ。
王と枢機卿フランスが肝っていう事前情報を全員共有してプレイ開始。でこねぇ
とギダちゃんはフランスに進出。わにのこは争いを避ける。前半終
了時3人同点というすごい展開。後半枢機卿のつながりの数を数え
間違えたギダちゃんが痛恨の最下位転落。
最終的には僅差で「でこねぇ」のトップ。
最終順位
 1位 でこねぇ
 2位 わにのこ
 3位 ギダちゃん
<わにのこ感想>必ずしもフランスを制することがすべてという感じはしなかったが、枢機卿のポイントが勝敗を分ける事が間違いないので、同盟国の多いフランスの権利獲得に大きな争いなく決着がつけば、そのプレイヤー(複数なら双方)に有利であることは確か。枢機卿を一人または二人で支配権を他者と分け合い、数多くの領土進出が勝利の鍵。かといってそれを許さないため覇権争いを仕掛ければ仕掛けた方・仕掛けられた方共倒れの可能性高いことが予見できるので、意外に平和的に進む印象。ガンガン攻めるタイプが入るとどうなるか、試してみたいがちょっと怖い。
ミューテラー海賊船無しのオーソドックスルールでこれも初プレイ。わにのこの船
長でスタート。戦いに勝ってなおかつ商品の売却でもトップというケ
ースで大量得点が発生。そうやって誰かが突出すればそれを二人が
たたく、という構図。均衡した状況が続くが、前半のリードがきいて
1点差で「わにのこ」のトップ。
最終順位
 1位 わにのこ
 2位 でこねぇ
 3位 ギダちゃん
<わにのこ感想>「船長になると意外とつまんない」。これ、全員の共通した印象。4人プレイ、あるいは海賊船ルールでのゲーム性の違いに期待して再プレイの要ありですな。