ゲーム日記
<2004年6月〜8月>         

2004年8月28日<京都MMG−8月>
 なぜでしょうか、「おてばん」の日は用事が入る事が多いのですが、MMGはちゃんと参加できています。
 さて、今日のゲームは、@カプライス(3/4)、Aラ・ストラーダ(1/4)、Bこんなもの、どんなもの?、Cヒットチャート(1/6)、DZENDO(お試しルール)、Eクレージーダービー(1同/5)、Fウィンプアウト(2/5)、Gデリーの蛇使い(4/4)、H6ニムト(2/6)、結構たくさんやってます。

 @「カプライス」。大きな木のコマで、自分の目指す順序でカラムを作っていくゲーム。
 白の丸、白のギザ、黒の丸、黒のギザの4種のコマが6個づつあります。これに対応する模様が書かれた小さなチップ4つを最初にランダムに選び、これが自分の課題になります。もちろん課題は他プレイヤーに対し非公開です。私は黒ギザが二つと白の丸と黒の丸が一つづつでした。(もし、同一絵柄が三つ入っていれば取り直しができます)
 手番がくると、ストックからコマを一つ選んで6つあるカラム置き場のどこかに置きます。既に別のコマが置かれているカラム上に置いてもかまいません。ただし、一つのカラムは最大4コマです。その後、いずれかのカラムの上段にあるコマを別のカラムの上段に移すアクションをする事ができます(しなくてもよい)。動かした先のカラム上には紫の目印コマを置きます。別のコマを動かして紫コマが移動してくれない限り、ここにはコマを置けませんし、動かす事もできません。
 これを繰り返して、4つのカラムが4段になって完成したらゲーム終了。
 肝心なのはここから。このゲームでは、ゲーム終了後に自分の課題チップを自分が有利なように並び替える事ができます。チップの順番と一致しているカラム上の位置一箇所につき1点です(何段目に何があるかというのが一つあっている毎に1点ということです)。もし一つのカラムが全部順番どおりなら、本来の4点に+1点のボーナスが入ります。全部のカラムについて計算・合計し、最高点が勝者です。
 おなじ構成のチップをとっていて、想いが一致しているプレイヤーが居れば有利ですね。結果は4人がかなりの僅差でした。
 上記説明では白と表現しましたが、実際は木の色、木目をそのまま残した色合いで、5cm以上ありそうな大きめのコマであります。インテリアとしても置けそうなシンプルだけどスマートなデザイン。持っていればコレクション自慢したくなる一品ですね。
 見栄えを考えなければ、コマをカードにしてカラム最上段しか見えないようにすると、記憶ゲームの要素も入れたちょっと複雑なゲームに出来そうです。(私には無理ですが‥)

 A「ラ・ストラーダ」ちょっとカタン風のマップに、自分の道を伸ばしていって、各地にちらばった町や村に繋げていくゲーム。全員初プレイなのでルールを読んでのスタート。
 手番順が早いほど有利な印象がありましたが、実際最終順位は手番順どおりで決着。他人が道を作った場所に重ねて自分の道は置けないので、4番目の人は何処へ行くのもかなりの遠回りを余儀なくされます。
 かなり悲惨。
 しかも今回、価値の高い都市が3箇所集中している場所があったため、ここに初期位置を置けたスタートプレーヤー(=私)が圧倒的に有利になってしまいました。
 私は一方的に悪く言う形でのゲーム批判はできるだけしないようにする主義ではありますが、これはちょっとなぁ。ちゃんとテストプレイしたのかなぁ?
 その悲惨な4番手になられた方がコメントしておられましたが、「スタート位置を決める順番と、手番を始める順番を逆にすると、若干不公平が緩和されるかも?」というのはありそうですね。でも、もう一度はやらないです。

 B「こんなもの、どんなもの」ちょっとアップルトゥアップルのような雰囲気を漂わせるカードゲーム。
 配られた9枚のカードには、それぞれある定義が書いてあります。「全部または一部が布でできている」「少なくともキリンより大きい」「どこかにぶら下がっている」「多くの人の気分を楽しくする」とかなんとか。
 スタートのカードに対して、さいしょのプレイヤーから順に、手札から1枚選んで出します。ただし、前に出された定義に新たに出す定義を加え、全てを満足するものが想定できていないといけません。
 自分が出す前に既に「そんなものはねぇよっ」って思ったら、ダウトをかける事が出来ます。逆にいえば、無理して自分のカードを出してダウトをかけられると、とても困ってしまいます。ダウトをかけられたら、最後にカードを出した人が、それにあうものを提示し、なぜ定義にあっているかの説明をします。(多くの場合、説明無しで、「これはぴったり!」と納得できる事はありません)
 定義にあっているかどうかの判定は、全員の多数決。
 実際に出た例をいくつか、
 例題1) 「開発途上国の援助に役立つ」「レンズまたは目を持つ」「環境保護論者が反対しない」「長い間倉庫に眠っていても使えなくなる事は無い」・・・などなど、実際は他にもかなりの定義が増えてました。(参加者の回答例:「お金」。多くのお金には肖像画があって、それには目があるから)
 例題2) 「猫ぐらいの大きさ」「取り外す事の出来る部分がある」「両足で持ち上げられる」「複雑な部品が使われている」「それが重要な役割を果たす映画がある」「水の中に落ちたら壊れる」「上に人が乗ったら壊れる」他2,3定義、(私の回答例:(ノート)パソコン。全く同じものを想定している人がもう一人いました。)
 どうですか、納得できます??いずれもゲーム中の実際の回答者は失敗していて、ここに挙げた回答例は別のプレイヤーが例示したものなんです。
 定義にあったものを言えないときは被ダウト者が、言えた時はダウトコール者が罰則として3枚カード追加。カードをなくした人が勝ち。最後までやる時間はないねって事で途中で終了です。
 なかなか楽しいパーティゲームですが、柔軟な発想力が要る、結構知的なゲームでもあります。

 C「ヒットチャート」原題シュリレ・シュテレなる音楽業界をモチーフにしたランキングゲーム。凝ったギミックがつとに有名。是非やってみたかったゲームの一つでしたが、予想通り楽しい!今日のイチオシです。
 自分のレーベルのアーチストをヒットチャートの上位に押し上げるべく、自レーベルのアーティストを上に上げたり、逆に他レーベルのアーティストを下げたりをチップによる投票で行います。自分のレーベル所属のアーティストが上位に入れば点数が入りますが、その他にも自分の「今週の注目アーティスト」が急上昇したり、一位予想が当たったりしても点数が入ります。
 うまく出来てるのは、各順位のアーティストに対して、投票は1チップしかできないので、上昇チップを入れたら、そこには1位予想のチップも、注目チップも置けないわけです。他者の動向も予測しながら、うまく立ち振る舞う事が求められます。
 なんといっても、CD(!?)をクルリンと回して、投票結果がポロリンと出てくるところが良いですよね。この仕組みは本当に良く出来てます。たくさんの投票があった時には、ポロリンではなく、じゃらじゃらり〜んっと出てきます。これが自分のレーベルや注目アーティストだったりすると、思わず身を乗り出してしまいますぞ。
 私は最初、レーベル決定の決断が遅れ、担当レーベルのアーチストが殆どいない初期状態からスタート。でも山札に残ってるってことなので諦めずにがんばってたら、やっぱり後半巻き返して上位に立ち、最後の一位予想が当たって逃げ切り成功です。
 自分のチップの影響より、残り5人の影響が当然大きいですから、なかなか思い通りには行きません。適切な戦略というのが有るのやら無いのやら。でも、そんな事は二の次にしても楽しめるユニークなゲームです。

 D「ゼンドー」。でこねぇの最近のイチオシゲーム。他のテーブルの時間調整に、とりあえず教えてよって事で二人で始めようとしたら‥。コンポーネントを広げたとたん、わさわさと人が集まってきて結局5人ほどでスタート。みなさん目ざといですな。
 とりあえず、正式なルールではなくて、ゲームの意味あいを理解するという趣旨でのプレイ。
 4色×3種類の大きさのコーンを使って、マスターはカードで指示されたルールに沿った形と、沿わない形を作って、全員に示します。例えば、「赤のコーンを少なくとも一つ使っている」というルールがあったとすると、赤の大コーンの上に黄色の大コーンを乗せた形を正しい例として示し、緑の中コーンと青の小コーンを離れて置いた形を間違った例として示します。
 これを見て、他のプレーヤーはルールの予想を行うのですが、この時点では、例えば、「小コーンを含まない」「中コーンを含まない」「少なくとも一つのコーンが地面に接していない」など、種々のルールが想定されます。そこで、自分がルールの絞込みに寄与すると思う形を自由に作り、それをマスターに判定してもらいます。自分の作った形の判定と、他のプレイヤーの作った形の判定の結果、それに最初にマスターが作った例を総合すれば、だいたい正しいルールが分かるので、それを宣言するという感じです。(実際には問答という形式で宣言の権利を得るなどの手順がありますが、説明は省略します)
 あるなしクイズをカラフルなビジュアル感覚たっぷりで行うというイメージですね。
 この種のゲームとしては、私はやはりトランプを使ったエリシュスゲームが群を抜いて面白いと思います。今度機会があれば、ゲーム会でも紹介したいと思います。

 E「クレージーダービー」各種動物カードに書かれた数字と同じ枚数だけ場にでれば、そのカードを得点として獲得できるというゲーム。1枚で二枚分のカードとか、その数字のカードを流してしまうカードとかもあるのですが、実際はかなり淡々とスタートプレーヤーが出したものに合わせて出す傾向が強く、カード運による影響が強い感じでしたね。子供向けかもしれません。

 F「ウインプアウト」コズミックの超チープな装丁のダイスゲーム。でもゲームとしては良く出来てます。高い点数を目指して無理してどんどん振りなおしてるとバーストして0点になってしまうという、ダイスゲームのある種王道ルールです。
 ダイス目には裏切られることが決まっている(?)でこねぇ所有ゲーム。
 当然のようにスタートで思いっきり出遅れてます。35点ないと最初のスタートがきれないというシバリに苦戦して、他者が100点、200点という声を聞いてるのにまだ0点です。誰かが300点に達すれば、その後、他のプレーヤーが一度づつトライして終了です。
 私ともう一人の優勝争い。私が320点を取ってゴール、暫定トップ。あとは優勝争いのもう一人が追いつかなければまず勝利は確定同然。当然逆転を狙ってチャレンジしてきますが、バーストです。
 あとはでこねぇ‥。無理ですよ、逆転には175点いりますよ。35点に苦労してた人が‥。と思ったら、バーストせずに次々と振り直しを決めて、2回、3回、4回、あれよあれよと175点。参りました。びっくりです。
 ゲーム後、「これでサイコロの呪縛から解き放たれたかもしれませんね」と声をかけると、周りの人は「いやっ、これで運は使い果たして、またしばらくは貯金の時代が続くでしょう‥」って、まあ、そうかもね。

 G「デリーの蛇使い」ボードの尻尾から始めて、手持ちの蛇タイルをうまく置いて点数を稼ぐゲーム。
 ぐねぐね曲がった4色の蛇は、トンネルをくぐったり、突然かごにつっこんだり、よーし、次はこうしようと思ってたら、前の人に頭を置かれて終了とか。なんともうまくいきません。基本的に全然見えて無かったですね。はじめから最後まで下位低迷のまま最下位でした。
 蛇使いのおじさんの絵がなんともいえない味を出してます。

 H「6ニムト」。締めくくりは定番ゲーム。6人プレイです。
 何度か大きくとったものの、0枚もあって全体としてはうまくまとめ、2位につけて最終ゲーム。このままいけばトップ逆転、ってところで、9枚目でドバッと‥。残り二枚の出し順が明暗を分けました。いやぁー、何回やっても悩ましく、楽しめるゲームであります。

 本日は以上。長文ですいません。


2004年8月20日<ハイパーロボット3>
 7/30の日記で、「ハイパーロボットで20手、30手というケースはあるのだろうか」という疑問を提示しました。
 今のところ、我が家でのプレイ記録としては、23手が最高。それも、その後そのボードを再現して検証してみると12手でも可能な事が判明。
 20手、30手の本物の出題例を見てみたい。そのためには、客観的にボードとロボット位置を表記する手段が必要です。
 そこで、ホームページ上でこのような報告と検証が可能になるように、ボードの配置とロボットの配置、それにロボットの動きを表現する表記方式を工夫してみました。
 詳しい内容を、ゲーム百景内に専用コーナー(ハイパーロボット記録室)を新設して説明しています。もし、20手、30手という難問ケースを発見されたら、該表記方法を用いて是非掲示板にてお知らせ下さい。

 それと、どうも現在利用中の掲示板のサーバは夜間つながらない事が多いため、連絡用掲示板というのを別に設定しました。記録の申請などについては、メインの掲示板がつながらないケースでご利用下さい。


2004年8月17日<彦根にて>
 お盆休み。「今日は特に予定が無いけど、どうしようっか?」
 で、カロムで話題に上った彦根に久しぶりに行ってみようかってことに。

 彦根城横の「朴(もく)」っていう名前の素朴な風情の茶屋でお昼ご飯です。
 お野菜たっぷりのヘルシーなおかずに、五穀米とスープ、パンプキンケーキなんかがセットになったランチをいただきました。まあ、めちゃうまっていうようなメニューではないですが、体が喜んでる感じで私の口には合いました。まずまず満足です。
 説明書きによると、元は無料休憩所であった木造瓦屋根の古いたてものを使って、20代前半の若夫婦が始めたお店だそうな。注文を取りにきた若い女性をはじめはアルバイトの女の子かと思ってたら、その人が奥さんだったのね。

 彦根城を見学して、そのあと「夢京橋キャッスルロード」っていう、白壁・黒格子・切妻屋根の町屋風建物の並ぶ通りで、いろんなお店を見て周りました。ここでは「びわこ銀行」も暖簾と格子付きです。
 いろんなおしゃれなロウソクが揃っている「夢京橋あかり館」で妻はアロマキャンドルを物色中、子供達は店の中に置いてあるカロムで遊んでます。その前に入った小物・仏具のお店にもカロムが置いてあって、「ご自由にお遊び下さい」って書いてありました。さすが彦根!
 小物店の方ではカロムを販売もしていて、買おうかどうか、かなり悩んだのですが、まーくんの一言で買わないことに決定。
 「んー、カロムは面白いけど、家で遊ぶかっていうと、あんまり遊ばない気もする‥」
 正直でよろしい。1万円以上するし、それだけあればドイツゲーム3、4点は買えるもんなぁ。

 最後に、彦根城に隣接した玄宮園という庭園を見学。雨に濡れたお庭の風情もなかなかだったので、ここで撮った写真を表紙に入れ替えました。


2004年8月9日<ハイパーロボット2>
 あれから、2、3度ハイパーロボットを子供達と遊んでいます。1回目はまったくルールを理解出来なかった「たけちゃん」(今日で6才、ハッピーバースディ!!)も、7手、8手、9手のケースで、父ちゃん、兄ちゃんを抑えてチップ獲得。やったね、えらいぞ!
 まーくんもかなりスピードが上がってきました。

 でも、まだ全体としてはお父さんの方が実力上位ですな。(今のところ)
 特に、他のロボットを複数動かさねばならないようなケースでは、まだまだです。いつまで父ちゃんの天下が続くでしょうか。


2004年8月8日<ゆーもあ草津(8月)の話2>
 昨日のゆーもあ、他に遊んだゲームとしては、ラビリンス、バンボレオ、ヤミー、カナヤック、6ニムト、ハゲタカの餌食、イグルーポップなど。(子供が遊んだものも大人だけで遊んだものもあります)。
 バンボレオ、良いですね。最初のセッティングが難しいですが、あのゆらゆら感はバランスゲームの極めつけといえましょう。
 イグルーポップは我が家の名人であるはずの妻を入れてやりましたが、今回は全くダメ。内弁慶であることが判明し、結果は来ていただいた学生さんの圧勝でありました。


2004年8月7日<ゆーもあ草津(8月)>
 久々の「ゆーもあ」。
 今日は昼過ぎまで同じ湖東の方で用事があって、それが終わって昼ごはんを食べてからなので、会場到着は1時半を過ぎてしまいました。
 まーくん兄ちゃんと弟たけちゃん、それに兄ちゃんと一歳違いの甥っ子こうちゃんも連れて、妻と私を含め5人で参加です。

 なお今回、このホームページがきっかけで、ドイツゲームに興味をもって頂いた学生さんに「ゆーもあ」を紹介して、来ていただきました。もともとはトランプゲームを趣味の一つにされていて、エリシュス(*注)のルールのコピーをお渡しする約束もあって、わざわざ草津までお越しいただいたというわけです。いろいろタイプの違うゲームを遊んでもらって、それなりに楽しんで頂けた様子です。よかった、よかった。
 特に6ニムトはかなり高評価だったようで、やはりこのカードゲームはすごいゲームです。

 うちの子供たちといえば、相変わらずマイペースで次々にゲームを消化していきます。まーくんは今回、別テーブルで他の参加者のお子さんとも遊んでいました。良い事であります。

 でも結局お兄ちゃん達の一番のお気に入りは「カロム」でした。終了時間が来てもぎりぎりまで遊んでいます。終わってからも、「彦根にボードを買いに行こぉ〜」と、やる気満々。何処で手に入るんでしょう。値段高そぅ(恐怖)。

 たけちゃんのお気に入りは、先日自宅で遊んだ「そっとおやすみ」。前回一番のおねむさんになったのが悔しいのか、初プレイの妻を入れての雪辱戦です。(今回私は学生さん達と「ハゲタカの餌食」などプレイしていたので参加せず。途中から観戦)
 妻はたけちゃんがカードを選んでいる間にカード伏せてます。おいおい、手加減なしかよっ。
 「ライオンは我が子を千尋の谷に突き落とすっていうじゃない」って、なんか違うような気もするけど。
 そのあと私はまた別のゲームに入ったので最後まで見てなかったのですが、結局終わってみると、一番のおねむさんはでこねぇだったとのこと。やったね、たけちゃん。雪辱なる!!

 注:エリシュス=親が決めた秘密のルールに対し、カードの並びの正否を基に、プレイヤーがそれを推測するトランプゲーム。ZENDOを面白いと思う人なら、こっちはもっと面白いと思える事請け合い。(なんて、ZENDOやった事無いくせに断言するなよって‥)


2004年7月30日<ハイパーロボット>
 「でこねぇ」も入手済みのハイパーロボット。是非子供にもやらせてみたかったので、私も買ってしまいました。(今回他に、ローゼンケーニッヒとニューヨークチェイスを買い足しています。)
 さっそく「まーくん」と遊んでみました。
 うん、やっぱりおもしろいぞ。パズルライクなゲームで、好き嫌いが分かれるとの情報でしたが、私は好きです。子供もかなりのお気に入りです。
 テストプレイの結果は、まーくんと私でほぼ互角。8対7でなんとか私が勝てましたが、慣れてくると子供の方が速いだろうなぁ、という予感は確かにします。
 下の子にはまだ難しいようで、ルールの把握そのものが出来ていませんでしたが、次回もう一度説明して、勝負ではなく一人でゆっくり考えさせれば良いかもしれません。
 このゲームの醍醐味は、先に相手が対象の色のロボットのみの移動で可能な12〜15手程度の宣言をしたあと、他の色のロボットの移動を使ってこれより短い手を自分が見つけた時ですね。これはちょっとした快感であります。
 ゲームをしながら思ったのですが、このゲームで、最短手が20とか30とかになるマップとロボット配置があり得るでしょうか。また最大手数となるマップとロボット配置とはどんなものでしょう。そのときの手数はいくつ?
 既にどこかに答えがあるのなら、誰か教えてください。


2004年7月19日<海水浴だぁー>
 子供達をつれて昨日から一泊で海水浴でありました。今日は好天で、子供達は大喜びでしたが、親どもは殺人紫外線に恐怖しながらの一日でありました。強力な日焼け止めを塗って、海に入らない間はTシャツを着て、と対策はしたつもりでしたが、結局相当焼けてしまいました。赤くなるタイプなので、しばらくはヒリヒリ状態であります。しかも顔に日焼け止めを塗るのを忘れるという愚挙を犯したため、飲んでもいないのに酔っ払いオヤジ。情けない。
 昨日は民宿に泊って、夕食後は家族でゲームのお時間。我が家の定番「ビーバーバンデ」、下の子のお気に入り「クラウン」、わにのこバリアントでの「キングルイ」、そして私も妻も久しぶりの「UNO」、の4種類を遊びました。
 ビーバーバンデとキングルイはまーくんが、クラウンはたけちゃんの勝利。UNOだけは私の勝ちでした。ビーバーバンデは数週前にも一度やっていて、このときはたけちゃんの勝利。それ以来彼は自分が強いと信じている様子。今回も最終ゲームまではトップでした。確かになかなか引きが強いです。
 わいわい楽しめるゲームを選んで持っていったので、かなりの盛り上がり。昨日はなぜか宿が空いていて、離れの棟で我々だけだったので遠慮なく騒いでおりました。
 これも、黄色の5の後に青のスキップを出して、自信満々で「UNO!」などと叫んでいる妻のおかげであります。感謝、感謝。


2004年7月10日<京都MMGー7月>
 今年はここまで空梅雨の気配で、琵琶湖の水位も気になっていたところですが、ようやくまとまった量の雨が降ってきました。お出かけには不向きな雨の日はゲーム日和!?ってことで、今月のMMG参加ご報告です。

 本日のメニューは、@クレージーレース(1/5)、A王家の谷(1同/4)、Bピクショナリー(負けチーム)、CBIG CITY(1/5)、Dアップル トゥ アップル(−)、Eクルー(×/6)。

 @「クレージーレース」。まずは考えないでも出来る軽いやつからっていうTTBさんのお勧めで開始です。
 自分のコマを、他者には秘密情報である指定の順序通りに、第一・第二チェックポイントと最終ゴールを通過すればポイントが入ります。基本的にはサイコロを振って自分のコマを進めるのですが、それだけではサイコロ運だけのゲームになってしまいます。
 そこで、自分のスピードと他人のスピードを調整するため、コースのマス数を変化させるカードと、他者の行為を制限や強制するアクションカードを使いながらゲームを進めます。5人プレイ時は、全員指定順序は2位から4位の間になっており、1位と5位で通過すれば必ずノーポイントです。
 一番にはなりたくないのに、5コマあるはずの行き先を0コマにされたり、手番を2回やらされたり、サイコロに関係なく10コマ進めさせられたり、ってことが起こるわけです。
 私はサイコロ物はたいていダメなのですが、このゲームはサイコロよりアクションカードの引きの方が影響が大きいのでしょうか、全ポイントで指定通りの順序通過。パーフェクトの勝利を収める事ができました。バンザーイ!!

  A「王家の谷」 私の本日の目玉はコレです。
 箱もボードも三角形!見た目でまず興味をグググっとひきつけますが、内容もかなりいけてます。
 最初に、5個×5山のピラミッド建築用の石材(木ですが)をランダムに取り出して並べ、これを入札カードで手に入れます。石材は5色あり、ピラミッドは単色で統一した方が完成ポイントが高いため、できるだけ狙いの色がかたまっている山に高値入札するのがよいのですが、うまくバッティングを避ければ二山手に入れることも充分可能です。
 手に入れた石材は、そのターンに使い切らなければなりません。要らない色の石材は使わなくても良いのですが、使わなかった分は中央のファラオ(?)のピラミッド建築用に使われます。この巨大ピラミッドが完成してしまうとゲーム終了です。
 ただし、手に入れた石材で自分のピラミッドを建築するには、その建築用地に自分の番人(2つ)のうち少なくとも一つを他者より先に敷地マスに入れることが必要です。また同様に自分の労働者コマも敷地マスに入れる必要があり、労働者一人につき2個の石材を積むことが出来るのです。番人も労働者も一ターンの合計移動能力が定められており、新たな敷地に建築するには、この移動能力を効率的に使う必要があります。
 さらに厄介な事には、一定の条件を満たすと建築途中の他人の敷地を奪ってしまう事もできるので、これも警戒しながら手番を進めます。今回はあまり大胆な奪い合いは発生しませんでした。もう一度やると雰囲気がかわるかもしれません。
 三角形のボードなので、3人のプレイだと3人が三方に散ったまま黙々と自分のゾーンで作業を進めてしまいそうですが、今回は4人プレイ。従って、ジャンケンの結果最初のターンで最終手番となったプレイヤーがキーマンになりそうです。その点ではちょっとバランスが難しい面もあるかもしれません。
 私は最後に完成した大型ピラミッドを全部単色にすることも可能だったのですが、完成するまでは奪われるリスクもあるため、2点減っても早く完成させて、他の場所を狙いに行く方を選択したのですが、結果的には間違いでした。他の場所を奪う事には成功しましたが、そこを完成させる前にゲームは終了してしまい、単独の勝利を逃してしまいました。でもトップはトップ、よしとしましょう。

 B「ピクショナリー」はお絵かき系パーティゲーム。お題が与えられて一人が絵を描き、他のメンバーが何なのかを当てる。2チームに分かれてのチーム戦です。
 いやー、笑えます。自チームの番で、難しいお題に正解する快感もなかなかのものですが、むしろ相手チーム番の時の方が楽しめます。スットコドッコイな(失礼!)絵に悪戦苦闘するのを、あれこれチャチャを入れながら御気楽に観戦するのがこのゲームの醍醐味でしょう。
 勝負には負けましたが、楽しかったです。

 C「BIG CITY」 これもかなりの好ゲームです。一言でいえば、シムシティ的な街の建設ゲームです。ただし人の概念はなく、良い場所に高いポイントの建物を如何に建てていくかというものです。
 住宅地、各種商業地(銀行、映画館、ショッピングセンター等)、などを自分のもっているカードに示された番地に、一定条件を満たせば立てる事ができますが、決め手は路面電車。路面電車を引く事自体は点にならないのですが、後々これに接して建物を建てることで高得点が得られます。ただし、この路面電車と高得点の商業地はいずれも市役所を立てた後にしか建設できません。市役所も建てる事自体によるポイントは得られないので、一手犠牲にして誰がどこに市役所を建てるか、これがゲームの流れを決めます。
 先を見通して戦略をたてる必要があるようで、でも考えても状況はすぐ変わるので、その時々できるだけ高いポイントの建物を建てたほうが良いような、今回の印象では微妙な感じです。私は概ね後者の戦略で、なぜかトップになれました。
 「王家の谷」もこのゲームも建設系のゲームっていうのは、実際に構築物が出来上がっていく様が創造的気分を刺激し、とても楽しい気分になれます。もう一度やりたいと思うゲームです。

 D「アップルtoアップル」 説明不要の言葉遊びゲーム。みなさんのセンスが見え隠れ。序盤は結構文字通りの解答も多くでますが、だんだん「狙いすぎ」の答えが増えてきますよね。重いゲームの合間にやるにはBestなゲームかもしれません。

 E「クルー」  犯人・凶器・殺害場所の3つの答えをあてるため、質問の答えをメモしながら推理を進めるゲームです。推理といっても基本的には理詰めのゲームで、答えになる3枚のカードが封筒に入れられ、その他のカードがプレイヤーに配られます。全プレイヤーが持っていないカードが答えのカードなわけですから、誰が何を持っているか、あるいは全員が持っていないカードは何なのか、を決める事ができれば良い訳です。
 質問により特定のカードを持っているかどうかを質問してその結果をメモしていくのですが、このメモがやっかいです。はじめからメモの仕方とその解釈について方針を決めた上で始めないと、途中でもう大混乱に陥ります。っちゅうか陥りました。
 一応凶器は確定したのですが(その時点ではたぶん全員が確定していたと思います)、犯人は1/2、場所に至っては1/3の確率の段階で、他プレイヤーが「判った!」ってことで勝負をかけに行く様子だったため、「俺も行っとくか」ってことで先に1/6チャレンジ。見事玉砕。当たってたのは凶器だけ。最初に「判った」って言った人も実は1/2勝負だったようで、失敗でした。やはり完全に確定してから答えないとダメですよね。

 ってことで、今日はゲームらしいゲームがたくさんできて、満足度が高い一日でした。


2004年6月18日<再びネーミングの話>
 以前にもネーミングの話を書きましたが、「これは良く出来てる!」って思ったゲームタイトルといえば、「デモクレイジー」ですね。democracyを一字だけ換えてdemocrazy。民主主義も一つ間違えればクレージーな結果を招く事もあるよって、結構深い?
 こういうちょっとひねったネーミングは好きです。
 関係ないけど、ご近所の「もりもと」さんちの犬の名前は「レオ」君です。こういうひねってないのも嫌いではありません。


2004年6月12日<京都MMG−6月>
 なんか最近、湖畔のゲーム会より他のゲーム会のレポートの方が増えてきました。うーん、なかなか都合が合わないんですよねぇ。私自身がごめんなさいする事も多くて、申し訳ない限りです。なんとか今月中には一度やりましょう。
 と言いながら、今月もMMGには参加させてもらっています。

 さて、本日プレイのゲームは、@フォーカス(1/4)、Aショウマネージャー(たぶん3/6)、Bクルクルバーガー(順位不明)、Cドラコカンパニー(同着4位/5:要するにドベ)
 今回は、夜に子供達と蛍狩のイベントに参加のため、夕方6時ごろまでだった事もあり、4つだけです。それぞれのゲームの概要と感想を下記に。

 @「フォーカス」は、私がやってみたかったゲームなので、周りにいた人を誘って始めさせてもらいました。でこねぇも巻き込んでます。見た目の雰囲気としては、ちょっとチープなギプフプロジェクトって感じです。
 決められた初期配置から、自分の色のカップを他のカップにパコパコとかぶせていって、自分の色が最後まで生き残るようにするのが目的です。カップは5段まで重ねることができ、その段数の分だけ直線的に移動可能です。移動できるのは最上段が自分の色のものだけですが、例えば5段のものは必ずしも5段すべてを動かさねばならない訳ではなく、上の数段だけを動かすこともできます。ただし、そのことで残された側の最上段が他者の色だと、他者の勢力を増やすことになるので注意が必要です。
 かぶせられた時、5段を超える分は下から取り除かれます。ただし被せたプレイヤー自身の色が除かれたものに含まれていれば、これは自分の手持ちとして帰ってきます。この点がこのゲームのポイントでしょう。
 とにかく何も出来なくなったらゲームから脱落します。今回は4人プレイだったわけですが、最初の脱落者はでこねぇでした。4人プレイだと、早く終わってしまうと暇ですよね。それでも最後までお付き合い頂いて、恐縮でございます。
 私は「手持ち返し」を有効に使って勝利することが出来ました。盤上では、カップの段数で進行コマ数が制限されるので、自由な使い方ができる「手持ちカップ」はとても有用な訳です。それと盤の最外周でじっと動かなかったカップは、結構最後まで残る傾向があって、これをどうするかも何となく重要そうな感じがしたのですが、どうしたら良いかはまだ判りません。
 カップをパコって被せて、「ほーりゃ、これで俺のもんじゃぁ」って感じがプチ・サディズムを刺激しちゃったりなんかして、楽しいです。(えっ、この楽しみ方は違いますか? やばいっすか?)

 A「ショーマネージャ」は文字通り、良い役者を集めて公演を成功させるゲーム。「いいゲームだよ」って、お勧めに従って参加させてもらったのですが、確かに、テーマが実に素直にゲームに反映されていて、納得感が高いです。
 ルールはちょっと複雑なので詳細については省略しますが、とにかくプレイヤーは4つの公演を必ず興行しなければなりません。それぞれの公演には、当然決まった数の役が必要になるですが、役者には一つの公演(例えばリア王)の一つの役(リア王役)しかできない専門の役者(ただしポイントは高い)や、複数の公演の役が出来る器用な役者(ただしポイントは低い)まで、いろいろいます。
 役者を雇うにはお金がいりますが、この契約料の決め方がユニークで、ゲーム中の悲喜こもごもを演出する肝の一つです。お金が無くなれば、興行で一旦得たポイントをお金に換えてゲームを継続するしかないのですが、カード運に恵まれれば無借金のまま全ての興行を行うことも理論的には可能。ですが、まずそんな事は無いだろうと思っていたら、今回TTBさんがこれを実現!。ご本人も「初めてだ」と仰っていました。でも、結果としてトップは専門役者を多数おかかえの下山さんでした。(最初、トップがTTBさんとの表記にしていましたが、間違いでした。)
 全体には運と戦略のバランスが半々の感じで、迫られる判断がシビア過ぎないので比較的リラックスしてできます。
 それにしても皆さん、専門の役者を結構ガメってましたね。

 B「クルクルバーガー」はアクションゲーム。指定された注文のハンバーガー、ドリンク、ポテトなどを材料置き場からどんどん取って組み上げていくのですが、このレシピカードは、中央でくるくる回っています。自分のカードは1周してこないともう一度見ることは出来ません。完成したと思ったら、回転を止めるスイッチを押して確認します。正解ならレシピカードを得ます。
 パニックです。最初のうちは、間違い続出。途中からコツをつかんだ下山さんがいい感じで完成させていましたが、私は全然ダメでした。

 C「ドラコカンパニー」は、円卓上に並んだ、各プレイヤーのキャラクターカード(2枚ずつ)と、ドラコの位置関係で、乾杯というアクションが起こった時に規定の点数が入るゲーム。ドラコの乾杯をしている手の側は4人までプラス点、反対側は2人までマイナス点です。ドラコに近いほど大きな点になります。
 アクションカードで位置関係を操作し、乾杯で点数をかせぐということを繰り返すのですが、乾杯はいつでもできる訳でなく。前に乾杯を行ったプレイヤーがもう一度手番を行った後に、可能になります。従って通常は、乾杯の無い1周の手番を行った後、一つづつ後ろのプレイヤーに乾杯のチャンスが回ってくるリズムになります。
 このアクションカードの効果が、強いものとそうでないものの差が激しく、不条理度は前に紹介した「フィストオブドラゴンストーン」と同等もしくはそれ以上です。
  乾杯をする同一手番で直前に使えるカードと、使えないカードを作り、強力なカードは使えない側に分類すれば、ゲームバランスがもう少し良くなるかも?って考えましたがどうでしょう。

 今日は、腹八分目で終了。次は自宅ゲーム会で、未プレイ品を消化したいですね。