ゲーム日記
<2006年9月〜2007年5月>          

2007年5月19日<おてばん42(なるほどゲーム大賞)>2007.11.02
 5月のおてばんでのプレイゲームです。なかなか半年前ペースから縮まりませんな。  

 ひとつ目。「1715艦隊」。上の写真左。4人。
 ええ、もう見たままのゲームです。
 朝日新聞土曜日版のクイズコーナーにも時々登場する、あのタイプの論理パズルをゲームにしてみました・・・と。
 どの船が、どんなタイプの船で、大きさは?、どこに沈んでいて積み荷は何かを、カードにより与えられるヒントをもとに明らかにします。 このパズル自体がはじめての方もいらしたみたいで、経験のある私は着々と解明を進めてトップ。

 ゲームとしては、『「○○は△△」 か、「□□は××」』というタイプのカードの使い方がポイントですね。

 二つ目が「トーレス」。上の写真右。4人。
 やっぱり名作と言われるものは、言われるだけのことがありますねぇ。
 ほんとに面白いやつは、夢中になってゲーム中の写真を撮り損ねるのですよ。たびたびあります。
 ずっとやりたかったゲームだったのですが、今回ようやく叶いました。

 意外とマップは狭いよね。って感覚が初プレイ故に把握が遅れたような印象で、その分後半思っていたようなプレイができずに8点差で2位。これは是非もう一度やりたい。

 3つ目にテレパス会議をはさんで、4つ目が「ミケリノス王」。これも4人。

 はじめの方で間違っちゃった感じですねぇ。
 ピラミッドに置けるようになるやつが強力っぽかったなぁ。
 結果はダントツ最下位でしたが、ゲームとしては悪くない印象です。博物館の点数システムがなんとなくバランスが悪いような直感もあるんですが、へたくそなだけかもしれませんね。

 5つ目は「イスファハン」(上の写真左)。たぶんこれが2回目。またまた4人で。
 前にやったときは、どうも皆がいうほど面白いとは思えないんだがなぁという第一印象だったのですが、今回は面白かったです。何が違ったのかな。(あ、そういえば、初めてのときは特殊効果を得るのは左から順番で無いといけないと勝手に思い込んでいたのが敗因だったんだっけ。)

 前半一人が飛ばすのを追い上げる形。最終ラウンドの猛烈な追い込みも届かず2位。カードが強力なので、これの運は結構大きくはありますね。

 6つ目は「エレメンツ」(上の写真右)。3人。

 ルールに工夫は認めるけれど、正直あまりピンとはこなかった。
 カードを出していって役の強い方が得点を得るシステムでは、HAVOCの方がエキサイティングです。ま、あれより短時間で決着するのが長所ですね。
 3ゲームに7+8+9と会心の追い込みだったのですが、1、2ゲームがあまりにもひどく、2位どまり。

 最後にワードバスケット 。
 この種の、言語的反射神経が要るゲームって、日によって好不調の波がすごく大きいと思いません?
 この日は好調の側。

 今日一番は、やっぱりトーレス。古典回帰の予感。


2007年4月22日<京都ゲーム会07年4月>2007.10.21
 ずいぶん久しぶりの更新です。4月のレポが10月ってど〜よ、って感じですがご容赦あれ。
 しばらくは、現在に追いつくため簡易レポになります。(いつもそうだけど)
 でもって、印象とか感想は一応メモはとってはいるのですが、かなり時間が経っちゃったことでかなりあやしげです。

 まずは、4月の京都ゲーム会初参加のレポからです。

 前日土曜日の「おてばん」に参加できなくて、日曜日は朝からゲームしたい熱が高まってきます。
 これまで行った事はなかったんだけど、「京都ゲーム会」にお邪魔することにしました。天気も悪くて子供達もやる事がなさそうなので連れて行く事に。

 JRと地下鉄を乗り継いで会場入り。開始時間前で、主催者さん一家以外にはまだ数名といったところ。知った顔もチラホラ。机の移動を手伝ったりして、自己紹介。子供達といっしょに最初のゲームを物色し始めます。
 どうしよっかぁ、と悩んでいるところに、Fさんからお誘いが・・・。
 「スチーブンソン・ロケット」です。



 Fさんのレクチャー的プレイングに、
「ほうほう、なるほど、そういう風に他人の邪魔するわけだ。(笑)」などと納得しながら進めます。
 うんうん、マップ上にどんどん何かが出来上がっていくゲームは良いんですよ、基本的にね。いつも言ってますけど。

 で、株券の使いかたが難しいですね。決算時のことを考えると持っておきたいけど、使い惜しみしているといざというとき線路の引き方を思い通りにできなくなって、致命的状況を生むかもしれません。

 面白いゲームだと思います。他人の妨害ができるゲームなので、ガチでやると厳しい面も。「お仕事」しなけりゃいけない場面も出てくるでしょうしね。


 そのあと、全体ゲームは「ロイヤルターフ」(上の写真左)。小さな子でもわかりやすいように一部簡略化したルールのようです。
 安定して進む馬とたまに爆走する馬。どれに賭けるか、単純だけど意外とアツい。それがギャンブルゲームの醍醐味。
賽を振る手に力が入るってものです。

 たけちゃんだけ予選突破するものの決勝では敗北。でも、主催者さんが用意してくれた負けた人へのお楽しみ企画、「外馬賞」をまーくんがゲット。ジグソーパズルをいただきました。有難うございま〜す。

 ところで、私たちがスチーブンソンロケットを遊んでいた間に、たけちゃんは「ラミーキューブ」、「ウボンゴ」、トランプの「7ならべ」などを遊んでます。
 まーくんはウボンゴをインストする主催者さんのお嬢さん(小2?)にいたく感激しておりました。

 その他、私は「百科審議官」、まーくん、たけちゃんは「オイ!それはオレのサカナだぜ」なんかを遊んでます。サカナはまーくん圧勝だったようです。
 最後に、家族で「羊牧場(上の写真右)を遊んで〆。

 お世話になりました。また参加したいですが、子供たちはサッカーの試合やらなんやらで、次がいつになるかはかなりあやしいです。初回のみ参加費無料ってことで、その上賞品までもらっちゃって、このままってわけにはいかないなぁとは思っておりますです。はい。
 次ぎはできればもう一家族連れて・・・。


2007年3月17日その二<おてばん39後半(二つ目のメディチ)>2007.6.3
 3月のおてばん後半です。  続いてのゲームは、映画の興行がモチーフの「TOP oder FLOP」。  
「数字の大きいカードを手元に残したいけど、そのカードの価値を高めるためには、大きい数字のカードを場に出して影響力を高める必要がある」、というジレンマで遊ぶ。
 システム自体はよくあるタイプのゲームです。基本はディアボロの色を映画のタイトルに変えたというイメージ。
 その列にカードを置けなくするチップなどのアクセントが加わっています。

 ま、感想としては可もなく不可もなく、結果も同様で2位/4人。
 個人的には、どうもこのタイプのジレンマは好きではないようです。

 この日6つ目のゲームは「7つの印」。何度かプレイしたことのあるゲームです。
 宣言通りにトリックを取る事を目指すトリックテイキング。この日は絶好調。4ゲームトータルで失点3は自分の中では最高記録です。1位/4人。

 そのあと「ことば博士」で言語野を活性化し(1位/4人)、続けてこれも言語系といえるでしょう「百科審議官」を。
 ところが、今回は定義が互いに重複しない御題が存在したため、「こりゃどうやら無理っぽいですね・・・。」って事で途中終了。こういうこともあります。

 そして、最後に今日二つ目の「メディチ」。こちらはクニツィアの競りゲーム。

 5種類ある商品を一人5枚になるまで、競りで落としていきます。商品には0から5まで価値の違うのがあって、各ラウンドでは単純に合計が高い方が高得点ですが、同じ商品を集めることによりボーナスが入るので小さな数字のカードも意味があります。

 早いタイミングで欲しい商品を強引に競り落とすか、最後まで残ってほとんどタダで商品を獲得するか、出てくるカードの偏りも見ながら臨機応変が必要です。

 競りゲームの初プレイになぜか強いという謎の特性が今回も発揮され、1位/4人。
 それほどうまく立ち回ったという感覚は無く、無理には争わないように無難にやってたら結果的に勝てた感じ。もっとシビアにやらないと本当の面白さはわからないかもしれません。
 メディチはいくつかバージョンがありますが、こいつはアバクスシュピーレから出たリメイク版です。昔のをサイト上で調べてみると、得点表示のためのデザインが洗練され、カードも商品がわかりやすくなっているようです。ただ、色は微妙な違いのものがあってそこはちょっと不満。

 以上大幅に遅ればせながら3月のおてばんレポート終了。振り返ってみるとこの日は全体に好成績でしたね。


2007年3月17日その一<おてばん39前半(究極の空気嫁)>2007.5.20
 またもかなり遅れてのレポートになります。3月のおてばん。
 一つ目は学研の頭の良くなるシリーズの新作「テンプラス」。
 教育・知育要素を謳ったゲームはたいがいあまり面白くないものですが、学研のこのシリーズはなかなかのものもあったりするので、一応は試しておかなければなりません。
 3種類を遊べるらしいのですが、私がやったのはそのうち一種類だけでした。悪くは無いけど、特別これをやろうと思うほどでもない、ってところでしょうか。一応、1位/4人。

 さて、ウォーミングアップはOKってことで、まずはちょっと古めのゲームをば。
 「メディチ」(写真上の左)ですけど、クニチーの新しい奴とは違います。ゲームのシステムもテーマも全く別物。隣国と同盟結んだり、政略結婚したり、それ以外のところとは兵士・傭兵を展開して交戦し、敵勢力を削いだりするというゲーム。正直のところやっぱり古いゲームだなぁという感じ。ゲームバランス的にという意味ね。
 しっくり来ない理由ははっきりしてます。
 攻めて戦うゲームであるはずなのに、攻めないのが一番有利なシステムなんですね。戦って勝った時のメリットをもう少し大きくすると、エキサイティングになったような気もするようなしないような。
 また、国によってそれぞれ異なる特殊能力を使えるってところは面白いと思うんですが、使いどころが微妙。
 確率1/36のはずのペスト発生目がやたらと出る不条理な展開もあり、結局ゲームは途中終了の憂き目に・・・。

 このあとテレパス会議のテストプレイをさせていただきました。さすが千石さん、いいところ突いてきます。
 他のプレイヤーと回答をあわせていくっていうだけなら今までにも類似のゲームはいっぱいあるわけですが、同じ質問で2回やるってところと、一度合った人とまた会ったら点数が下がるってところがごっつい秀逸ですよ。それによってパーティゲームとしての楽しさを持ちながらも、ちゃんと戦略の考えどころっていうのを作り出しています。
 最近、ゲーム会での定番になりつつあり、昨日も、「ちょっとテレパスっときますか?」ってな会話が・・・。

 4つめのゲームは「ヴェネチア」(写真上の右)。サクサク進んでなかなか楽しめるゲームでした。
 カードを使ってマップ上に建築物を建てていくゲームです。建物の種類によって使うカードが異なり、大きな建物を建てるには必要な枚数が多くなります。一人で建築が難しい場合は他プレイヤーと協力して建てる事も可能。建築そのものでポイントを得られる建物と、建てた場所の環境でポイントが決まる建物があります。ポイントマーカーであるゴンドラの位置によるボーナスポイントや、ゴンドラを追い越す時にはそのマスは数えない(一コマ分得)、などのルールも絡んで、どの位置にどんな建物をどんな順序で建てようか、いろいろ考えるのが楽しいゲームです。かといって手札によって出来る事は限られるので、建築系としては比較的軽めのゲーム感です。

 結果は、上記追い越しルールの妙で1点差、惜しくも2位/4人。
 以上前半戦の様子でした。  


2007年2月17日<おてばん38(はなぢから)>2007.4.18
 今回、初心者二人を連れていきました。一人は自宅でのゲーム会に一度だけ参加してくれた事がありますが、もう一人はドイツゲーム初体験。
 いきなり濃いのをやるのは難しいとみて、持参したサンファン(写真上の左)あたりからスタート。
 二人ともなかなかうまくやってました。対して私は礼拝堂を建て、そのあと救貧院を引いてくれば建ててやろうと思ってたら全く引いてこず、最下位。「持たざる者の祈り」コンボ不発。(サンファンコンボ命名所参照)

 ここからは、それぞれバラバラ。いきなり「みっしーゲーム」に行ってみたり、強豪メンバーに混じって「アクワイア」とかやってみたりとかしてたようですが、大丈夫だったかな?
 アクワイアはいいゲームですからね。知っておいて損は無いです。

 で、私はコンポーネントの雰囲気につられて、「ユスティニアヌス」(写真上の中)をプレイ。
 シュリレ・シュテレに似ているようで、ちょっと違うゲーム。
 自分の限られた影響力を、どう使うかが悩ましいです。皇帝の相談役12人の位置関係を変えるために使うか、得点色を決めるための投票に使うか。

 小さな数字の相談役は高い位置に上がると高得点になるように出来てます。(ボードの下面の点数が見える穴の位置が違うのですね。うまい工夫です。)

 もう一度やったらその辺りをうまく利用して違った展開を演出できるような気がしなくもない。でもたぶんやらないかな。3位タイ/4人。

 上の写真右はバグダッドの盗賊。これはまずまず悪くないゲームだと思います。3人で。
 カードを使って盗賊を手引きする番人コマを配置し、自分の盗賊を規定数忍び込ませる事が出来れば宝物ゲット。番人の配置と必要カード数に関するルールが秀逸。
 運び出しが簡単な(必要な盗賊手下数が少ない)うちにどんどん宝箱を盗み出したいところだが、手札が切れると何もできないので、どこかで我慢が必要です。手下の配備に関して制限があるものの、基本的には手番でカードが尽きるまでいくつもアクションができるので、カードの引きがよくて、「トントントン」とうまい動きが出来た時が快感。
 誰かがリーチになるとそれを邪魔する動きになって、テンポが悪くなるのが難かも。よほどの下手を打たない限り、ほとんど差が無い状態で進みますから、余計にね。
 結果、5,4,4で2位タイ。
 4つめ、写真上左がFlower Power。
 この日のイチオシ。びっくりしました。
 いろいろゲームをやってきたつもりですが、ゲームシステム自体に対し、まだこんな感動する事があるんですから・・・、やめられませんね。
 基本は自分の順位予想を予め行う形のレースゲームで、そのアイデア自体は新しくはないです。ところが、コマを進める手段と、ポイント獲得のルールが画期的。

 欲しいんだけどなぁ。売ってないよ、これ。

 写真中央「サンクトペテルブルク」は3回目かな。ゲームが終わるタイミングを見極めるのがとても大事ですね。どうも最初にやった時のイメージが強烈で、収入を増やす事を優先しがち。そのため職人カードがなくなるんですよね、すごいスピードで。3位タイ/4人、つまり最下位。

 最後は写真右、「ラミーキューブ」は定番ゲーム。何度でも遊べます。

 この日、成績はふるいませんでしたが、なにより「Flower Power」っていうスゴいゲームに出会ったのが収穫。初参加の二人とは最後まで別卓で、ちゃんと楽しめたかどうか不安でしたが、後日「面白かったです」と。
社交辞令でないことを祈るばかりです。


2007年1月27日その二<おてばん37後半(ラクダは大事だよぉ)>2007.3.1
 2月のおてばんも終わってるんですが、そこまで追いつきません。まずは1月おてばん後半レポです。
 次のゲームは、新作の中では結構評判が高い「イスファハン」です。4人にて。
 ダイスをだばだばぁ〜といっぱい振ります。これ自体がね、まあちょっとしたカタルシスではあったりします。

 でもって、出た目とその偏りがゲーム展開を左右します。
 他の人が振るダイスも自分にとって重要ですので、常に「だばだばぁ〜」に注目が集まるわけで、その辺りはダイスゲーの良さがうまく出ているように思います。

 全体としては、いろいろな要素がうまくまとまっていて良作であることは間違いなし。
 でも私としては何度も繰り返し遊ぶほどじゃない感じです。ま、これは好き嫌いなので。
 結果の方は序盤高得点を効率的に稼いだプレイヤーさんがこれを守ってダントツ一位。私は同点2位でした。

 初プレイの人へのアドバイスとしては、「お金も大事ですが、ラクダも大事です。」ってところでしょうか。

 その後、なぜか久しぶりに「マメじゃないよ」をプレイ。
 たしか、リンさんが「食わず嫌いゲーム」だってことで始めたような気がします。
 とにかくマイナスカードをやたらと喰らって、たぶん今までの最低点じゃないかっていう点数で最下位。
 もう、みんなしていじめるんだから。

 で、リンさんが圧勝。
 「いやぁ〜、なかなか面白いゲームだねぇ・・・。」ですって。

 最後は残り時間短い中、ブロックス・トライゴンを、考えずに置く直感プレイで。
 直感力は無い事が判明。4人でまたも最下位。だめじゃん。


2007年1月27日その一<おてばん37前半(なんでカードなの)>2007.2.16
 2007年最初の「おてばん」。最初のゲームは「チグリス・ユーフラテス カードゲーム」。
 カード版ははじめてです。チグ・ユーそのものが初めてって方1名を含む4人で。

 微妙ですね。
 ボードのゲームをわざわざカードにする理由がよくわからない。
 必要なスペースもけして小さくはなっていませんしね。
 ま、安くはなったんでしょうけど。

 ボードとの比較をしなければ、やはり面白いゲームだと思いますよ。
 一つの王国で強い色が確定してきても、「その色はもうええねん」って感じになるあたりが悩ましいです。

 商人によるワイルドカード(どの色としても数えられる得点カード)が大事です。(ボードでは白いキューブの奴ね)。これのおかげで、全ての色を5点獲得でトップを獲らせていただきました。

 なお、獲得したカードを自分もわからないようにスタックしていくルールが基本のようですが、このゲームに記憶要素を持ち込むのは適切ではないとの判断により(嘘、単にみんな寄る年波で海馬が弱ってるだけ)、獲得したポイントはオープンで行いました。

  並んでます。かわいいワンちゃんたち。「犬の散歩」っていうゲームは見たとおりコンポーネント命。フィギアをカードにしてもゲームとしては成り立つわけですが、それではちょっと物足りないかもしれません。

 ルールはシンプルです。手札からカードを出して、そのカードの指示に従って、犬のフィギアを取り、自分の前に並べます。カードは、ズラ〜っと並んだ犬の列の前から2匹取る、3匹取る、後ろから2匹取る、3匹取る、前後から1匹づつ取る、などがあります。で、取った犬は、自分の犬列の前か後ろに追加する。中に入れることはできません。

 自分の犬列の中で、同じ種類のが多く並んでいるほど高い得点が得られるというシステム。出すカードを選んで、どんどん同じ犬を並べていけば良いわけですが、端にある最大の犬列を全部捨てるっていうバーストカードがあったり、他人の犬を奪うカードもあったりで、あまりが欲張ってガメるとひどい目にあいます。適当なところで違う犬で蓋をしておくことが重要。

 途中、その蓋をすべきところで見逃してしまったため、犬どろぼうされてトップから転落いたしました。3位/5人。

 続いては「ヴァルハラ」。コンポーネント的には「オモシロ」を予感させる雰囲気を漂わせております。

 ドラゴンボートで川を下り、海賊を上陸させて、いくつか種類のある村を占領します。その種類によって、即座に点数になったり後で点数になったり、特殊効果カードを獲得したりいろいろです。どういうバランスで得点を獲得するか、と、これだけならよくある形。
 このゲームの特徴は、既に海賊がいる場所に他の海賊が上陸しようとする場合の処理にあります。
 どちらの海賊が勝つかは、元からいた方の海賊のプレイヤーが決めます。

 決める??

 決めていいの?って感じですよね。
 ただし、勝つことを選んだ時は、ヴァルハラにいる自分のコマを一つ取り除かなければなりません。そこにコマが無ければ勝つことはできないルール。で、負けることを選べば、そのコマがヴァルハラへ行く、と。

 一度は負けておかないと、守れない。攻めて勝つ時はノーペナルティ。
 ルールは上手く出来ていると思います。面白いはずのゲームです。でも、なんとなくしっくりこないのはどの部分なんだろう。
 2ラウンド目以降、場に残って点数を産むマスを集中的に攻め、守り、これが効いてトップでした。でもやっぱり評価は辛め。何がってのは表現し難いですけど。すいません。

 このあと時間調整にワードバスケットをやって後半戦に突入。


2006年12月16日その二<おてばん36後半(名作はやはり名作なり)>2007.1.13
 ありゃりゃ、年を越してしまいましたが、12月のおてばんレポ、続きです。
 まずは気になっていた日本製ゲーム、「ことば博士」と「熟語博士」。
 見えている文字を使って単語をいち早く答えるゲーム。
 答えることが出来たら自分の色の短冊をめくり、見えている文字が変わっていきます。最初に全部の短冊をめくった人の勝ち。
 「出来た!!」と思った瞬間に他の人に違う答えを出され、必要な文字が隠されちゃったりすると、とっても悔しいです。 
 ルールも簡単で、子供から大人まで出来る、良いゲームだと思います。ひらがなの「ことば博士」の方なら小さい子は2文字から可、大人は3文字からといったハンディをつければ楽しめます。(家ではそうやって小二の子を入れて遊んでいます。)

 名人は使える字をうまく残して、似かよった言葉をどんどん作る形で連答をやってのけます。

 続いては名作「操り人形」を7人プレイ。
 もはや説明不要の今や古典でありますが、やはり面白いです。
 今あるゲームから10個選べと言われたら間違いなく残りますね。

 この時の展開もなかなかに熱い戦い。最後まで誰がトップになるかわからない様相でした。
 私は最初のラウンドでいきなり暗殺者に狙われ、ちょっとブルーなスタートでしたが、その後はまずまず狙いが決まってトップ争いも可能な位置に付けていたと思います。
 途中狙いすましたつもりがターゲットを誤ったのが効いて3位でしたが、トップから順に30、29、28、25、24、23、20、という点数でしたので、確かに接戦でありました。

 拡張も持っていますが、皆さんに聞いてもあまりやらないとのこと。私も買ったはいいが一度も使っていません。薦めの新キャラがあったら是非教えてくださいませ。

  この日のトリは、「X−PASCH」。

 ダイスを振って、その目にあったカードがあれば、それを出して自分のコマを置けます。カードは会社を現しておりまして、簡単に出せる屋台から、強い出目(代表的なのはゾロ目)でしか出せない大会社までいろいろあります。一度場に出された会社には同じ目が出れば他プレイヤーもコマを置けて、最大数のコマの所有者がその会社のオーナーというルールであるため、乗っ取りも頻繁に起こります。

 各プレイヤーがダイスを振って一周すると、会社の大きさに応じて配当がもたらされます。たくさん配当を受け取った人が勝ち。
 ダイスゲーの醍醐味は十分に味わえますが、全体のゲーム感覚は微妙な印象。会社設立という建設型の正のカタルシスを得るゲームなのか、乗っ取りの応酬で「ほーりゃ、どうじゃこれ」っちゅう負のカタルシスで楽しむゲームなのか、どちらもそれなりって感じです。
 カードってのがイマイチなのかもしれませんね。

 遅くなりましたが、2007年も皆様よろしくお願いいたします。


2006年12月16日その一<おてばん36前半(神話、スパイ、火山島)>2006.12.31
 3ヶ月ぶりのおてばんです。
 会場に入ってゲーム置き場を見渡すと、いくつか怪しげなのが・・・。
 みっしースペシャル、謎ゲーム二連発からスタートです。

 最初はギリシャ神話がモチーフのモノポリー風双六ゲーム、 「BY JOVE」。古代の伝説に興味がある人にはたまらない一品。そうでない人には・・・どうなんでしょ。

 サイコロを振って、止ったマスによってそれに応じたイベントが発生します。
 神話の神を味方にするマスは、その後の戦いを有利にするために重要なポイントですが、私はその中でも最強のヘラクレスを獲得。戦いは賽の目の大小で決まりますが、ヘラクレスがあれば目を三倍。1以外なら勝ち確定です。中盤以降はこれの効果で戦闘に勝つともらえるカードをバンバン稼ぎますが、序盤はなぜか戦いのマスに止らず、カードを引くイベントばかりが発生。
 古いゲームにはありがちですが、イベントカードのテキストが強烈・凶悪でありまして、ずいぶんヒドイ目にあっちゃいましたよ。
 すべてのイベントには、一応ギリシャ神話に基づく物語が付与されているので、そういうのが好きな人は一つずつ丁寧に読みながら進めればよいでしょう。

 他にもいろいろイベントがあって、いくつかの条件を全て満たすと勝ちってのが正式な終了条件ですが、時間がかかるため途中終了でポイント制の決着。

 ヘラクレスのお陰で2位。

 二つ目は「CLOAK & DAGGER」。 世界各地に散らばるスパイたちから、同じ組織に属する4人を集めて密かに指定された場所に連れて行く事ができれば勝利。

 スパイのいる街には、いろいろな罠も仕掛けられているし、移動の最中にライバルに狙われ、護送中のスパイを奪われることもあります。二つのサイコロを振り、罠を回避して能力を上げたり、攻撃や防御の手段を手に入れたりしながらゲームを進めます。

 強いスパイを自分のものにするには、それなりに高い能力値と強い賽の目が必要です。

 サイコロを振る瞬間のアツさが、サイコロゲーの命。
 そういう意味では、なかなかのものです。

 割と順調に4人を集める事には成功したのですが、最後の都市へ移動中にスパイを奪われてアウトでした。

 さて、三つ目のゲームが本日のイチオシ。「TALUVA」。
 ちょっと前のメビウス便だったんでしょうか。私が、「最近のお勧めがあったら是非!」、と事前リクエストしていた事もあってか、「これは良いですよぉ。」と皆さんのお勧めに従ってスタート。

 タイルめくって置き、続いてコマ配置という、システムとしてはよくあるパターンのゲームですが、とても良く出来ています。
 神殿、搭、小屋の3種類の建設物を建てていくのですが、そのうち2種類を全て建てきったら勝ちというのと、全タイルが置かれて、神殿を一番多く建てている人が勝ちという二つの勝利条件が秀逸です。自分の戦略実行と他プレイヤーの邪魔と、うまくバランスを考えて進める必要があります。小屋はたくさんありますが、開拓地(建設物の集合体)の拡張ルールにより、予想より早く無くなってはいきます。ただし、建設が出来なければ負けというルールがあるため、先に小屋を建てきるのは無謀。神殿や搭は小屋に比べて建設条件が厳しいのです。

 今回は搭を二つ建ててから、小屋を置ききったりんさんが勝利。小屋を置く事を妨害するのは地図が大きくなった後半ではほぼ不可能であるため、搭を容易に建てさせないというの がとても大事なことかもしれません。

 次回は是非、自分の開拓地を自ら分断する作戦も実行してみたいと思います。

 短時間で、確実に終了に向けて進むゲームシステムですし、他プレイヤーとのからみがバランス良く、何度も遊べる秀作と見て、このゲームはその後購入いたしました。 


2006年9月16日<おてばん33(適材適所が大事です)>2006.10.28
 1ヶ月以上前のレポートになってしまいました。上期末の時期、仕事もいろいろたいへんだったりしましたもので・・・。
 で、今回は、「こてばん」。全体ゲームのあるお祭り行事です。
 とりあえず夕方までは、普通にゲーム。

 最初に遊んだのは「キャメロットを覆う影」。
 名前は凄く有名なんだけど、いままで未プレイだったものです。背景になっている物語にハマっている人にとっては、思い入れ抜群のゲームなんでしょうが、もともとこの辺りのお話にそれほど詳しくない、というか興味もないもので・・・。

 最初にキャラクターカードを1枚引き、キャメロット城のアーサー王と円卓の騎士のうちいずれかの役割を仰せつかります。裏切り者が一人いるルールもあるようですが、今回は無しで。

 「サクソン人との戦い」「ピクト人との戦い」「黒騎士との決闘」「ラーンスロットとの決闘」「エクスカリバーの入手」「聖杯探索」というクエストをクリアする事で、白い剣がもらえる。失敗すると黒い剣が突き刺さる。各自手番では、手札を消費していずれかのクエストに貢献するんですが、その前に必ず、悪い事が起こる黒いカードを引かないといけないんですよ。これを回避するには、自分のライフを削るか、キャメロット城の庭に敵のカタパルトを置かせるか、のいずれかを選択しなければなりません。自分のライフが0になればゲームから抜けなければなりませんし、カタパルトが一定数を超えると、全員がゲームに敗北します。したがって、黒カードを引くことに致命的リスクが予想される場合を除いて、基本的には敵の攻めを受けてから、こちらのアクションというパターンになります。(ところがたびたび、この致命的リスクが発生したんです、今回。)

 味方の各キャラクターはそれぞれ得意技を持っておりまして、これをいかに駆使しながら、全体のクエスト制覇を成し遂げるのかが大切なんですね。

 ところが、序盤に引く黒カードがことごとく聖杯。聖杯のクエスト失敗を防ぐべく、数人が集中的に集まる。その結果、適材適所の状態をうまく作れないままゲームが進み、キッツい黒カード連発で全員のライフがドン減り。
 ほとんどクエストをこなせないまま敗北でございました。

 なんなんだこりゃ。役割は理解したので、是非もう一回やらねばなりませんな。

 続いてはおなじみ「プエルトリコ」。 オンライン対戦の常連さんというお二人を相手に、でこねぇさんと私の4人で。

 やっぱり、上手い人のプレイを見るのは勉強になりますねぇ。
 プエルトリコは買った当時結構繰り返し遊んだゲームなんです。仲間うちでは勝率は悪くないですが、どうも「いろいろやりたい病」にかかって、結果的に後手に回る事があります。今回もそんな感じ。
 上家と「コーヒー売却から」作戦がかぶったのも痛かったのですが、なにより「もろこし長者」を阻止できなかったのは大きな失着。

 さて、結構長いゲームを選択したこともあって、ここから「こてばん全体ゲーム」が開始。
 いつもながら、盛り上がるゲームの数々。千石さん、白紙さんの工夫にいつも感動です。(時々微妙なのもまた味ということで)

 個人的には、「はずしてなんぼ」の新幹線東京〜大阪間。<熱海>がかぶらなかったのが嬉しかったです。
 まずまず勝利に貢献できた実感もありつつ我が大西組の勝利。賞品としてじゃんけんの末獲得した「くるりんパニック」は今でも我が家で人気ゲームです。

 そのあと、余った時間で二つほどゲームを。
 一つはジョン・シルバー。
 既に記憶があやふやで、どんなゲームだったかさえ良く覚えていないです。あわててwebで検索してルール確認をする始末ですよ。いやはや。
 写真もピンボケで、おそらくプレイもピンボケだったはず。
 とにかくカードをプレイして、横一列が埋まったら、ルールに従いカードを処理して、4枚のうち2枚づつを誰かが受け取る事になるという形。
 カードはプラス点になるのと、マイナス点になる奴、上家(だったかな)の点になる奴の3種類あって、さらに処理のルールが「2番目に数字の大きいカードを1番目に数字の大きいカードに重ね、2番目に数字の小さいカードを1番目に数字の小さいカードに重ね、それぞれ上になったカードの持ち主がカードを取る。」というもの。
 苦手なんですよ。こういうのはなぜか・・・。
 へたっぴだからというのもあるけど、全くカタルシスのないゲームの印象。うーん、どうなんだろうなぁ。

 最後は、時間調整の王様にして最近のお気に入り。ワードバスケットで〆。
 お疲れ〜っす。


2006年9月9日その二<おてばん32後半(アメリカで遊ぼう)>2006.9.22
 成仏例会の後半です。
 次のゲームを物色する傍らで、なにやら面白そうな事が始まっているじゃあ〜りませんか。

 その名もずばり「SUPER BOUL」ときたもんだ。
 誰が持ちこんだかは言わずもがな。
 「みっしー Vs るーしん 戦」をしばし観戦です。

 本物のアメフトと同じように、11人でフォーメーションを組みます。で、スイッチを押すとこいつらが、トントン相撲風の動きで、がやがや〜と動きますですよ。
 ボールを持った選手が相手プレーヤーと接触するとプレイストップ。タックルされて止ったものとみなすわけです。
 選手コマの底の部分を調整して、動きの向きを設定できます。

 なかなかロングゲインは難しいようでした。パスも選択できますが、これがまた通らない。
 見ていて十分楽しめました。

 で、対戦を適当に切り上げたお二人といっしょに、これまたみっしースペシャル「Auto Racing」。
 サイコロを振って、表を参照した結果で車を進める。スポーツ系シュミレーションでおなじみのアメゲースタイル。

 オリジナルのコマはプラスチック製のぺらぺらの車で、これじゃ鼻息で飛んじゃうぞって代物。
 そこでみっしー殿はリアルなF1レースカーのミニカーコレクションをこのゲームのために揃えたのでございますよ。
 これでかなり気合が入るというか、その気になるっちゅうもんですよ。

 最初に、内容を見ずにランダム3枚のドライバーカードを引き、そこから2枚を選択して各自に出場選手とします。

 私が引いたのは、右の二人。
 「おっ、マリオ・アンドレッティって聞いた事ある名前やぞ。こいつは速いに違いない。」
 裏の表を見ると確かに全カードの序列で8番目。なかなかのドライバーです。
 でも実は右のアルっちゅうヤツの方が速いのです。全体で3番目。

 全員のカードを確認すると、アル君が全体でトップの持ちタイム。マリオも3番目。
 「よし、これは貰ったも同然だ。」
 あとはサイコロの目しだい。

 でもって、この日は賽の目も強いこと。基本性能が高い上にこの出目では他の車は追いつくすべなし。アル号圧勝。ブラザーマリオも持ちタイム通りに3位でゴール。ごっつぁんです。

 そして、この日最後に遊んだのが、「DALLAS」。アメリカの有名なTVドラマをモチーフにしたゲームですね。
 まずドラマの登場人物のうち一人を選びます。私は「ルーシー」ちゃん。
 カードを使ってコマを進め、カードに効果があればそれを発動。
 マップの中の黄色の建物にちょうどで入ればその会社の株を購入可能。ピンクの建物ではラウンド終了時の社長選びで信任票が得られます。社長になるとボーナスがたんまりもらえる上に、次ラウンドを有利に進められる特典もあります。
 ただし、社長選挙に出馬するためには、ラウンド終了時までに本社に戻っている必要あり。ところが、相手のコマが自分のコマと同マスに来ると、その時使った相手のカード効果によっては、遠くに飛ばされたり、一回休みにさせられたり、凶悪な奴になると2回休みとか・・・。戻る時にも他プレイヤーとの間合いに気をつけないといけません。

 株は最後にかなり有利にお金に変わる上、社長選挙では信任表の一部として数えるので、序盤から一定ペースで株は買い揃えて行く事が重要です。ところが私はカードテキストの意味を取り違えていて、最後に大逆転狙いでいたのですが、それは出来ない事が判明。結局購入株が少なく、低位のまま見せ場無く終了でした。うぇーん。

 交渉の要素もあるので、ゲームとしては意外とシビアでしっかりしてるような気もしました。(私は殆どその熱い取引には関与していないので、気がするだけですが・・・)

 といった具合で成仏例会は終了。
 皆様、お疲れ様でした。成仏に貢献できて、珍しいゲームもできて、楽しい一日でした。


2006年9月9日その一<おてばん32前半(アミーゴと遊ぼう)>2006.9.18
 9月は2回行われた「おてばん」。既に2回目も終わっちゃいましたが、まずは1回目のレポート前半です。(先は長いぞ。)
 今回は「成仏例会」と称して、「これまで買ってから一度も遊ばず、家で眠っているゲームを遊んで、成仏させてあげましょう。」という趣旨なのです。

 私のゲームの中にもそういう物はあるものの、どれも古典の名作の類で、いまさら感もあり。なので今回は他の方が持ち込む「見たこともない怪作」を遊ぶのを目的と定めます。

 といいながら、最初に遊んだのは最近web上でも話題の「スー」でございます。4人で。 標準ルールだと全員がカードを同時出しなのですが、どう考えてもそれでは面白味がなさそうなので、カードを順だし(最後の二人は同時出し)するバリアントを採用です。
 点を獲得して誰かの点に追いついたら追いついた相手から一枚もらう(さらにそれが連鎖する)とか、バッティングしたとき全得点を交換するとか、「おい、それってゲームとして成立するのか?」と思ってしまうメカニズム満載。

 なんですが、面白いですよ。
 出遅れても逆転可能だし、逆にそれをされないように注意するのもゲーム的思考回路として極めて正当。

 いやぁ、びっくりだなぁ、こりゃ。
 最初のシーズンでトップだった人が獲得できる特殊カードはちょっと強すぎる感じがしましたが、これも+1カードをめぐる攻防の機微、それを楽しむためのアクセントと信じましょう。

 さて、ここから突如として「ケモノミチ」に突入。
 その一は「ラブラブ有頂天」なる和訳タイトル(ほんまかいな)のいかにも怪しげなゲーム。(原題の直訳は第七天国・・でいいのかな)
 箱に記された対象年齢は10〜14才、女子限定。

 本来はおっさんがやってはいけません。

 ゲーム内容の説明は省略。こういうのもあるよってことだけで、とりあえず。

 続いての「成仏対象」は「HANDY」。

 カードで指定された指で、隣の人とスポンジボールを挟んでいく。自分の中指と右隣の人の薬指でオレンジのボール、自分の小指と左隣の人の親指で黒のボールを、ということで、これをどんどん繰り返していく。

 二周目に入るとかなりヤバイ。二つの指に注意を払うのはまず無理です。で、落っことしちゃうとそのボールが失われ、どれかの色が全て失われたら終わり。

 一つだけ言えることは、
 おっさんだけでやってはいけません。

 次。四つ目にしてようやくボードゲームらしい風体のが登場。「サルドスアミーゴ」は「えげつない交渉系」です。

 ある程度知った顔でしかやってはいけません。

 5人でのプレイでしたが、この人数がゲームとして盛り上がりに大いに寄与したのと同時に、えげつなさも増幅いたしましたですよ。

 細かいルールは省略しますが、ゲームの肝だけ説明すると凡そ以下の通り。
 各ターン毎にタイルがめくられて、今回の獲得点数が決まります。そして、サイコロを振り、その目を見た上で、対決姿勢をとるか、降りてカード補給を行うかを決定します。対決するなら誰と組むかを交渉で決めます。
 この交渉時に、勝った時に得られる点数の配分も予め決めておきます。この配分に納得いかなければ、決裂して他の人と組みなおすのも可。
 対決になったときの勝敗は、賽の目とカードの枚数の総合計。その後、カードを消費して対決のためのポイントを加算する事ができますが、これはいわゆる「握り」方式なので、負け覚悟で勝負を挑み、ブラフで相手に必要以上のカードを使わせるのも作戦です。
 もちろんそれも有り得る事を承知で裏のかき合いが熱い。

 とにかく、自分の持ち点が高くないことには有利な交渉もできませんから、賽運が必要なのはもちろん。あとは、抜け目ない交渉。

 私は、かなり「えげつなく」立ち回ってゲームを盛り上げさせて頂きました。(誰だ、それが本性だとか言ってるのは!!)
 で、その甲斐あってトップ逃げ切り・・・と思った瞬間、エンドボーナスで白紙さんにさされて2位。ありゃりゃ。

 で、この後はおなじみ「みっしーワールド」に突入ですが、それは後半の部にてまた後日。